昨年のこと、町内で2件の孤独死があった。一人は一軒家で、もう一人はアパート住まいだった。そういうことが起こりうるかもしれないと、誰しもが想っていたことが、現実になり、にわかにコミュニーティー内での「声かけ運動」が持ち上がっている。ただ、我が町内ならずとも、こういう事件が報道されると、常に後手後手にまわっていると思わないでもない。それには多分に理由があって、一軒家で亡くなっていた方は、ご近所つきあいを拒否していたらしいのである。つきあいたくない、と言われては、あえて声をかける人はいないだろう。「声かけ運動」といわれて当惑する人もあるわけだ。
この2件の孤独死とは直接に関係がないのだが、市から私に福祉の仕事をしてくれないかと言ってきた。どうやら亡母の長きにわたった在宅看護を見ていた人が推薦したらしいのだ。今年に入って4度ほど話しがあって、そのたびに時間的な余裕がないからとお断りしてきた。しかし、やはりどうしてもと推薦者は市に連絡したらしく、担当課長が明日直接来宅することになった。
いやはや、どうした巡り合わせか。この4月からは町内自治会役員に推されて、とんでもない大仕事を担当し、現に今日も自分のコンピューターに向かいその仕事をしていた。その上に市の仕事だなんて・・・。自分の仕事もあるし・・・。
エーイッ、オレでよけりゃ、やってやろうじゃないか! そろそろ就寝するころになって、そんな気持ちになっている。