男子サッカー、キリン・チャレンジ・カップ、対ウルグアイ。途中からのTV観戦。
残念ながらザック・ジャパン、2−4で敗れた。しかしこれは技術的に見ると、完敗といってもよいだろう。香川と本田が2点を返したものの、ウルグアイのシューティング・アビリティーに感心することしきり。何か子供と大人の差を感じたと言ったら、言い過ぎだろうか。ウルグアイ・チームのそれを見ていると、その正確さ、精度の高さにおいて、ゴール前での敵のGKやDFを引きつけておいてのボールの動きの付け方は、・・・何と表現したら良いだろう・・・まるでビリヤードのキュー捌きとボールとの物理学的、幾何数学的な関係を思い起こさせる。
試合前日、ザッケローニ監督はインタビューに応えて、「ウルグアイからは学ぶことがたくさんある」と言っていたが、まったくそのとおりなようだ。本当に学んでほしいなー。
日本は、ことあるごとに「チーム力」と言ってきた。しかし、今の日本A代表は、その場その場の寄せ集めのような具合になっているのじゃないか。海外で活躍する選手が多いのは嬉しいが、国際試合のたびにあちらの国こちらの国から掻き集められ、国内組に混ぜ合わされ、共に練習する時間も少なく、あるいはそれさへもなく、休養する時間さへないままに本番に臨む。はたしてこんな調子で、世界の最優秀チームと戦えるだろうか。
監督も、招集された選手も、必死であるだろうことは窺える。だが、私の観察では、その心にさへ、なにか慢心のようなもの、精神主義が陥る傲慢さのようなものが、無意識のなかに巣食っていはしまいか。一昨日所属チームで試合をし、そのまま飛行機に乗り、翌々日には母国で国際試合に臨むなどということが、勝利を可能にするとは思えない。いかがであろう。
巨額の金が動いているのだからスターシステムを採らざるをえないにしても、日本のサッカーが J1、J2と、20年前とは比べものにならないほど活況を呈していても、選手の力量は国際的なレベルからすると層が薄いということか。そのあたりのことは、私は全く分からない。スターシステムを採らざるをえないことに対する疑問というか、そこで私の思考が停止してしまう、と言っておこう。
あくまでもTV観戦する、シロウトの見方ではあるけれど・・・
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Last updated
Aug 24, 2013 07:32:14 AM
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