昨夕からの雨は雪にはならず、今日も終日ふりつづいている。22時を過ぎて雨音は一層激しい。
朝、わずかに小降りになったところで、柿の木の4mの高さにも伸びた主枝を伐った。葉が全部枯れ落ちてしまったので、この時とばかり伐った。まだ実は熟したまま10個ほど付いていて、鳥の餌になっていた。食べ残しがボタボタと落ちて、酒飲みの臭い息のにおいに閉口していた。
枝はぞんぶんに雨水を吸ってい、鋸の歯も滑りが悪い。しかも柿の木はしなしなと弱い性質なものだから、鋸を引くたびに揺れて、ついには熟柿が私の頭上に落下。まるでスプラッター・ムービーの血みどろ状態になった。
果実のなる木は、ほどよい剪定が、実の付きを良くし、大きな実がなるという。我家のこの柿の木は、まったく手入れせずに自然にまかせているのだが、呆れるくらい良く実を付ける。主枝を切り詰めるのはどうかと思ったが、そしてまた可哀想な気もしたが、あるいは来年はもっと立派な実を付けるかもしれない。もっともこの2年間、原発事故のセシウムの飛散を虞れて、恒例の柿酢作りをやめてしまった。放射能検知器を持っているわけでないから、安全を確認できない。大量の柿を捨てて来た。庭木としてのたった一本の柿の木だけど、柿にしてみれば文字通り1年の成果だ。それをむざむざと捨てるのだから、私はなんとなく哀れを感じてきた。
明日は市の無料の剪定枝の収集日なのだが(それで小雨の中での枝伐りだったわけだが)、規定の長さに切りそろえるのが億劫になった。そのまま次の収集日まで庭の片隅に放置した。
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Last updated
Dec 20, 2013 03:20:59 PM
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