あの大雪が嘘だったかのように良く晴れた日曜日。山の上の我家から遠方の街を望むと、降り積もった雪のせいで普段にない鮮やかさで輝いていた。ビル群が雪の反射を受けて、洗いたてたように白いのだ。「幸福の街」という想いと重なる。 どこかの中学生らしい少女が、私に、「こんにちわ!」と明るく挨拶して通り過ぎた。「こんにちわ!」私もまた、自分でも思いのほかの大きな声で応じた。なんとなく愉快になって。
とはいえ、午後は、昨日中止になった会議。辛気くさいとは、このことだろう。少々疲労して帰宅し、14日にプレゼントされたベルギー・チョコレートを、一瞬カロリーのことが頭をよぎったが、それを打ち払うように、一つ二つ、いや、五つもたてつづけに食べた。その美味いこと! 止められなくなりそうなになって、あわてて仕事場に入った。
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