今朝、宅配便の人が荷物をわたしながら、「寒いですねー」と肩をすぼめ、「車の中に置いてあったペット・ボトルの水が凍っていました。初めてです、そんなこと----」と言った。
じつは我家の庭用の水道栓が凍りついたのだった。今季初めてのことである。
報道によれば、札幌管区気象台が北海道中央部の占冠村(しむかっぷむら)で氷点下32.8度を記録したと発表、管区の観測地4ヵ所で氷点下30度を下回ったという。
弟が随筆の寄稿を頼まれたとかで、私に子供の頃のことを確認してきた。山野の樹木のことだったが、話しは次第にひろがって、長野県川上村での冬の遊び、氷上でのスケートや氷ソリの思い出を話して聞かせた。
川上第二小学校の運動場の脇に田んぼがあった。冬になると水を張って、スケート・リンクにするのである。田んぼの所有者と学校との間に、そのような話し合いができていたのであろう。
現在はどうか知らないが、昔、私が6歳から8歳(昭和26年〜28年)頃の同地で、私はスキーをする人を見たことがなかった。年長者はスケート、そして子供たちは竹スケートや、ランナーに鉄製の太い針金をはめ込んだ氷ソリを錐のようなストックで漕いで遊んだ。私のソリは父が会社の工作課の従業員か村人に発注して作ってもらったもので、鉋がけして面取りもしてあり、友達のソリよりひときわ立派だった。
長野県は、冬の諏訪湖の氷が極度の寒冷下に体積が増して帯状にせりあがる、いわゆる御神渡り(おみわたり)と称する現象で有名だ。地勢的に内陸部であるが、冷え込みはかえって厳しいのであろうか。昨日氷点下30度を下回った北海道も中央内陸部だったので、気候に関する共通点があるのだろうか。
弟とたまたま子供時代の思い出を話していて、ふと思ったことだった。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 25, 2017 10:20:51 AM
コメント(0)
|
コメントを書く
もっと見る