午後、雨になりそうだと予報があったので、その前にと、市から依頼された訪問をすませた。すぐには降らなかったものの、夕方までには降り出した。なんだか急に気温が下がった。さすがに半袖シャツではいられなくて長袖を着込んだ。
弟が俳句同人誌のパーティーで、栽培家から頂戴したと、棗(なつめ)を私にくれた。干し棗は食べるが、生のものは初めてだ。さっと水洗いして口に入れると、コリッとした食感で素朴な嫌みの無いリンゴのような味がした。「あっ、これは好きだな」
干し棗や砂糖漬は、おいしいけれど甘さが強い。私には生のあっさりした味が好ましかった。
棗の栽培家はもちろんいられるに決まっているが、実際に弟の身近にいられると知ると、小さな丸い実を掌につくづくとながめたのである。
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Last updated
Oct 6, 2017 07:13:15 PM
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