あらら、完成しちゃった!
昨日、この日の執筆を終了したあとで、21時頃になってまだエネルギーが余っていたので再び執筆を開始し、結局0時半まで描いていた。今日も雑用をすませ、昼食も摂って、午後1時半からつづきを描き始めた。どんどん進んで、午後5時、あらら、完成しちゃった! なのである。
数日寝かせているうちに少しばかり補筆するかもしれないが、2月半ば完成予定が2週間も早まった。平行して制作している作品があるけれど、こちらもおそらく1週間後には完成するだろう。
と、ここまで調子良く運んだところで、じつは今朝、新たなイメージが出てきて下絵をつくったのだ。新しい方に気持が動いてしまうのか、予定外のこの作品も完成させて作品の入れ替えをしたくなった。つまり、1週間後には完成するであろう作品はお蔵入りにしてしまおうというわけだ。
惜しいには惜しい。なぜ差し替えようと考えたかといえば、間もなく出来る作品は全作品のなかでただ1点キャンバスが横長だ。どうも会場の展示構成としては縦長作品でそろえた方が美しい。そう考えた。
しかし、展示構成は画廊に完全に任せている。以前、私が構成を書面で指示したことがあったのだが、まったく無視してしまった。何を考えているんだか、と私は思ったが、私の力の無さだと考えて腹に収めた。----そういうわけだから、難しくなるであろう構成よりは、はじめから、そうならざるをえない作品群としておこうと考えた。
展覧会プランがスタートする前に、できれば横長作品がほしいと言われることもある。その場合は最初からそのように構想する。しかし、たいていの場合---私に限って言えば----頭に浮かんでくるイメージによってキャンヴァスが縦であったり横であったりするわけで、横長のキャンヴァスを用意してそこにイメージを詰め込んでいるわけではない。もっとも、私はイラストレーターでもある。商業美術作品というものは、依頼主や総合ディレクターから絵を依頼される段階でフォーマットが決められている。したがってわたしは、横長といわれればそのようにイメージを構成するし、縦長と言われればそれに応じる。それは何の苦もない。
私の絵は、具象的ではあるが写生画ではない。頭の中では一番初めは完全に抽象的な世界なのだ。それが具象的なイメージになるまでの過程を言い表すことは大変難しいが、フォーマットなんてたいした気にはならないのである。
ああ、駄弁を弄した。予定より早く完成した分、新しい構想でもう1点差し替え用の作品が描けるだろう。
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Last updated
Feb 3, 2018 06:04:13 PM
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