2546235 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

山田維史の遊卵画廊

山田維史の遊卵画廊

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Freepage List

☆Tadami Yamada's Paintings 新アダムとイヴの誕生


☆Tadami Yamada's Paintings 新アダムとイヴの誕生2


☆Tadami Yamada's Paintings 無量寿経シリーズ


☆Tadami Yamada's Paintings「私は美しい」シリーズ


☆Tadami Yamada's Paintings りんご充満空間シリーズ


☆Tadami Yamada's Paintings 花のマスクシリーズ


☆Tadami Yamada's Paintings 回 顧 展 part 1


☆Tadami Yamada's Paintings 回 顧 展 part 2


☆Tadami Yamada's DRAWINGS 1


☆Tadami Yamada's DRAWINGS 2


☆Tadami Yamada's DRAWINGS 3


☆Tadami Yamada's 小さな絵日記より


☆Tadami Yamada's Still Life:静物画(1)


☆Tadami Yamada's Japanese style:「和」


☆Tadami Yamada's 素描(1)野菜シリーズ


☆Tadami Yamada's 素描(2)貝殻シリーズ


☆Tadami Yamada's 素描(3)はんなりシリーズ


☆Tadami Yamada's 素描(4)人形シリーズ


☆Tadami Yamada's Paintings 回顧展Part3


☆Tadami Yamada's Paintings 回顧展Part4


☆ディクスン・カーの為のブックカヴァー


part 2  早川書房版


☆Tadami Yamada's Poetry 詩画集「遊卵飛行」


☆Tadami Yamada's Works: ブック・カヴァー選集


☆Tadami Yamada's イギリス・ミステリ傑作選カバー


☆Tadami Yamada's サンリオSF文庫他


☆Tadami Yamada's 光瀬龍、宇能鴻一郎、泡坂妻夫、志水辰夫他カバー


☆Tadami Yamada's ハヤカワ・ノヴェルズ、他


☆Tadami Yamada's 絵のない装丁


☆Tadami Yamada's ドラキュラ叢書


☆Tadami Yamada's Illusto., Part1『闇の国の子供』


☆Tadami Yamada's『妖怪博士ジョン・サイレンス』


☆Tadami Yamada's Part3『プラネタリウム』


☆Tadami Yamada's Part4『世の終わりのイヴ』


☆Tadami Yamada's Part5『洪水伝説』他


☆Tadami Yamada's Part6 児童書その他の挿画


☆Tadami Yamada's Part7 『心霊術入門』その他


☆Tadami Yamada's Part8『別冊宝島仕事の本』


☆Tadami Yamada's Part9 初期雑誌挿画


☆Tadami Yamada's ドラキュラ叢書『ジャンビー』挿画


☆Tadami Yamada's ドラキュラ叢書『幽霊狩人カーナッキ』


Tadami Yamada's monochrome cuts -#1


Tadami Yamada's monochrome cuts -#2


■Yamada's Article(1)卵形の象徴と図像


■Yamada's Article(2)ユングの風景画


■Yamada's Article(3)画家ムンクの去勢不安


■Yamada's Article(4)夢幻能と白山信仰


■Yamada's Article (5) 城と牢獄の論理構造


■Yamada's Article(6)ムンク『叫び』の設計と無意識


■Yamada's Article (7) 病める貝の真珠


■Yamada's English Article (8) 能の時空間の現代性


■Yamada's Article (9)『さゝめごと』に現われた十識について


■Yamada's Article(10)狐信仰とそのイコノグラフィー


■Yamada's Article (11) 江戸の「松風」私論


■Yamada's Article (12) 伊勢物語「梓弓」について


☆自画像日記


☆インタヴュー Vol.1


☆インタヴュー Vol.2


☆インタヴューVol.3


☆インタヴューVol.4


☆Tadami Yamada's Collage:日替りコラージュ


☆Tadami Yamada's Collage:日替りコラージュPart2


☆Tadami Yamada's Collage:日替りコラージュPart3


☆Tadami Yamada's Collage:日替りコラージュPart4


☆Tadami Yamada's Collage:日替りコラージュPart5


☆Tadami Yamada's Collage:日替りコラージュPart6


☆Tadami Yamada's Collage:日替りコラージュPart7


☆Tadami Yamada's Collage:日替りコラージュPart8


☆Tadami Yamada's Collage:日替りコラージュPart9


☆Tadami Yamada's Collage:日替りコラージュPart10


☆Tadami Yamada's Collage:日替りコラージュPart11


★山田芝恵書道展


☆ Tadami Yamada's short story


Death Mask


That Man


The Infancy Lover's Suicide


★Poetry of Tadami Yamada(1)


Poetry of Tadami Yamada(2)


Poetry of Tadami Yamada(3)


Poetry of Tadami Yamada(4)


Poetry of Tadami Yamada(5)


Poetry of Tadami Yamada(6)


Poetry of Tadami Yamada(7)


Tadami Yamada's HAIKU


Tadami Yamada's HAIKU (2)


★山田維史の画集・年鑑


Free Poster (無料ポスター)


Free Poster 2 (無料ポスター)


Free Poster 3 (無料ポスター)


ウクライナ連帯の無料ポスター(1)


ウクライナ連帯の無料ポスター(2)


ウクライナ連帯の無料ポスター(3)


戦争反対・表現の自由/無料ポスター(1)


戦争反対・表現の自由/無料ポスター(2)


ウクライナ連帯の無料ポスター(4)


共存は美しい


難民の日ポスター


パンを!


撃つな!


DON'T SHOOT !


This is the world


命の尊厳:Sanctity of Life


政治の腐敗


✴️Tadami Yamada’s Brief Personal Record


✴️ CONTACT ✴️


Archives

Nov 14, 2022
XML
11月の落葉

   来ぬ人を思えば落葉踏む音ぞ  青穹(山田維史)

   からからと落葉転がり喪の葉書

   明日ありと今日この時の落葉かな


 俳句つながりでCNNの記事を巡って書いておこう。
 CNNは、「カメなどの爬虫類や両生類53種の鳴き声を特定したという研究結果が、科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表された。多くはそれまで鳴かないと思われていた種だった。」と記事を書き起こしている。
 確かに亀が鳴くのを聞いたことがある人はいないかもしれない。ただし、俳句には「亀鳴く」という季語があり、亀が鳴くことを知識として知っていて、このCNNの記事に今更という思いで首を傾げた読者がいたかもしれない。私もその一人だった。
 俳句の季語になったその典拠は、藤原為家の『夫木集』に収載されている歌であると言われている。すなわち、「川越のをちの田中の夕闇に何ぞときけば亀のなくなり」がその歌である。
 この歌をして、何か他意を勘ぐる人はいないであろう。都人である貴人が田舎への旅すがら、遠く夕闇の田んぼの方角から都では耳にしたことがない声を聞きつけた。あれは何の声だと問えば、「あれは亀が鳴いているのでございます」と鄙人は応えた。・・・実に素直な歌である。そのあたりに住む鄙人は亀が鳴くことを知っていたのである。
 藤原為家の素直さに比べると、現代の俳人高浜虚子はやはり近代の病というべき「理」に勝ちすぎているかもしれない。虚子にこんな句がある。「亀鳴くや皆愚なる村のもの」
 亀なんか鳴くものか、亀が鳴くなどと言う愚かな村人たちよ。・・・虚子は、こう言い放った。
 近代俳句において「亀鳴く」という季語は、「愚か者」の代名詞となっているのではないか、と私は思う。
 ものを知らないとはどういうことか。鄙人(村人)なのか知識人を気取る町人なのか。いやはや、怖い怖い。・・・CNNのおもしろ記事から引っ張り出した私の感慨である。

【追記】内田百ケン(門がまえに月)に『亀鳴くや』という短編小説がある。友人である芥川龍之介の自死に至るまでを作者内田の視点で書いている。その最終章(八)は、ただ一行。二つの俳句を一行で書いている。その二句。「亀鳴くや夢は淋しき池の縁」「亀鳴くや土手に赤松暮れ残り」
 これらの句の「亀鳴くや」は、内田の耳に聞こえなかった、しかし、亀は鳴いていたのだという、友人の自死を悼む哀切な思いが伝わってくる。私の理解ではあるが・・・





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Nov 15, 2022 07:05:30 PM
コメント(0) | コメントを書く
[詩・俳句・短歌・英語俳句・英語詩] カテゴリの最新記事


Comments

AZURE702@ Re:「比叡おろし」(汚れちっまた悲しみに)(08/21) 三角野郎(絵本「マンマルさん」)さんへ …
三角野郎(絵本「マンマルさん」)@ 「比叡おろし」(汚れちっまた悲しみに) ≪…【ヴィークル】…≫の用語が、[ 実務と…
山田維史@ Re:[言葉の量化]と[数の言葉の量化](08/21) ヒフミヨは天岩戸の祝詞かなさんへ 書き込…
ヒフミヨは天岩戸の祝詞かな@ [言葉の量化]と[数の言葉の量化] 「初めて語られた科学と生命と言語の秘密…
AZURE702@ Re[1]:映画脚本家の名誉のために(07/15) 赤坂ささんへ コメントありがとうござい…

Favorite Blog

スイフトの受け取り New! 釈迦楽さん


© Rakuten Group, Inc.
X