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『丸ノコ工房』よしゆき
ログハウスな日々と、仕事に追われる営業マン日記です。
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毎度、毎度の営業日記です。
写真:昼休み、会社近くの公園にて
『自動車販売の営業』という職業を通して、何が一番大切なのか?と考えると、
その人(お客さま)の人生に関われるという事でしょうか?
それがあるから、今まで辞めずに来れたんだろうな~と。
あの時を思い出します。2年目の話しです。
ちょうどその頃、私は『修行』という意味で、今居る拠点を離れて、別な拠点に
転勤になっていました。自宅からも、もちろん離れた遠いお店でした。
通勤はもちろんクルマです。通勤距離は、35キロくらしかなかったんですが、
ものすごく通勤ラッシュにあうのです。混んでなければ一時間で着きます。
渋滞に少しでもはまれば、一時間半から2時間というある意味での『プレッシャー』を
感じながらの通勤でした。これが嫌で辞めようと思ったこともありました。
そんな中で、以前に居たお店(現在のお店)で担当していたお客さまから、
電話が入りました。このお客さまは、白血病を患って、入退院を繰り返しいるとの事。
そして、足が不自由になってきたので、今までのマニュアル車から、
同じクルマのオートマチック車に乗り換えたいと・・・。
定年退職の時期も重なって、その退職金をもとにクルマを買いたいと。
このお客さまには、私が新人の頃に、クルマを買って頂いてからの付き合いです。
それからは、家族の方のクルマも全部、私に任せていただくようになりました。
白血病は、かなり進行していました。
髪の毛が抜け落ちていて、毛糸の帽子をかぶっていました。
自宅に一時帰宅している際に、商談はしました。その後はまた病院暮らしです。
クルマが納車になる前にお金は払いたいと言われ、病院に集金に行きました。
一時帰宅中に納車をして『元気になったら旅行に行きたい』と言っていました。
しばらくした後、退院はされましたが、体は毎日痛かったようです。
副作用で、リンパ腺が痛く、脇腹が痛くなったりと。
クルマを治めてから一年後、お客さまは亡くなりました。
大好きなお客さまでした。
亡くなる数ヶ月前にお孫さんを連れてクルマで、旅行に行ったそうです。
それがとても嬉しかったと、後から聞きました。
今はそのお客さまの息子さんと、付き合いが始まりました。
そのお客さまが私からクルマを買いたかったこと、
そして人生に関われたこと。
『営業』という職業は、
お客さまの人生に大きく関わるという事を実感した出来事でした。
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| 蓮4044 |
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