失業者
友達が失業しました。。。失業って一言で言ってもいくつかに分かれてまして非自発的失業(現在の賃金で仕事がないために起こる失業)、自発的失業(現在の賃金で働く意欲がない状態の失業)、摩擦的失業(次の仕事が決まるまでの一時的な失業)などというように種類があります。友達は、、、一番下のやつに含まれるのかな。というわけで、友達から呼び出され、真剣な顔で仕事が無くなった・・・・と言われました。あまり詳しくは書けないのですが、重大なミスを犯してしまい企業側から一方的に辞めさせられた とのことです。そのミスで何億円との損害が出てる かどうかは不明ですが。ヨーロッパのどこかの証券会社は、一人の社員が8兆円?の損害を出したとありましたね。つい最近です。この友達は、ちょっとくらいの失敗は仕方ないとか言ってましてこれはどーしようも無い と思いました。ちょっとくらい という考えが 莫大な 損害に 膨れ上がるんですから。。突然解雇させられたし、雇用契約終了日も書き換えられたからって友達が言っていたのでこれは労働基準法に違反してないか?と思いました。同法20条 使用者は、労働者を解雇しようとする場合においては、少くとも30日前にその予告をしなければならない。30日前に予告をしない使用者は、30日分以上の平均賃金を支払わなければならない。と一見、不当解雇のように思われましたが同条但し書き但し、天災事変その他やむを得ない事由のために事業の継続が不可能となつた場合又は労働者の責に帰すべき事由に基いて解雇する場合においては、この限りでない。と書いてあり今回の事例では被雇用者(友達)に帰責事由があるようなので 違法行為では無さそうです。ただ、日付を書き換えられた というのは、企業側が何かを隠してたりするからではないかなと。 ハローワークにそのことは極秘で と念押しされたとも言ってましたし。オレも失業中なのにですよ、他人の心配なんてしてられなく、この大事な大事なときに数時間が無駄になりました。話聞いているだけで 社会を 嘗めすぎてる としか思えない ことばかりですもん。今なら公務員も間に合うよ って言ったんですが勉強は無理だから って。。待遇が良くいい仕事に就きたいそうです。なんらかの努力しないと いい仕事には就けないよって言っておきました。突然の解雇でしばらくは、友達も落ち込むと思いますが早めにね、気持ちを切り替えていい仕事に就けると良いですね。ちょっと焦っているところがあるので、この失業期間を有効に使ってゆっくり自分を見つめ返す良い機会にもなると思います。というわけで、本日の内容に関する簡単なクイズです。 失業に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。1.「摩擦的失業」は、消費や投資などの有効需要が不足するために、現行の貨幣賃金の下で 働く意志をもちながら職につけない労働者が存在することによって発生する。2.限界生産力がゼロであるにもかかわらず、生産に携わる労働力が存在する現象は、労働力が実質的に失業状態にあることから 「偽装失業」と呼ばれるが、完全雇用とは、「偽装失業」と「摩擦的失業」が存在しない場合をいう。3.フィリップス曲線は、失業率が高ければ高いほど、貨幣賃金率の上昇は緩やかになるという、 失業とインフレーションの間のトレード・オフの関係を示すものである。4.ケインジアンが主張する「完全雇用命題」とは、賃金率をも含むすべての価格が伸縮的であれば、 市場のメカニズムを通じて完全雇用が自動的に達成されるというものである。5.景気後退の局面において、失業率の上昇に加えて物価水準の低下が観察される状態は、 「スタグフレーション」と呼ばれる。ケインジアンとはケインズのことです。ケインズは有効需要の法則などで有名ですよね。財政政策や金融政策は有効だ と言った人です。有効需要の法則とは、需要(買い手)がいるからこそモノが売れるんだ という法則。そしてケインズと反対の立場にある人たちが古典派と呼ばれる人たちです。セイの法則:供給がそれ自身の需要を生み出す という考え方を主張してます。供給すると自然にモノは売れる という考え金融政策や財政政策はする意味がない との立場をしています。ケインズと古典派の主張異なるのは労働市場において。古典派は賃金は伸縮的だと言い失業者が多いときは賃金を下げると全員が雇われる と言ってます。これに対し、ケインズは賃金の下方硬直性 と言ってます。簡単に言うと、一度ある賃金が成立すると、労働者はその切り下げに反対しそれ以下の賃金では労働を供給しない との考えです。今まで時給1000円 だったのが明日から時給500円になりますっていうと、その企業では働きたくないですよね。 それと一緒です。というわけで4番は×5番のスタグフレーションは、経済活動が停滞しているにもかかわらず,インフレが進む現象 なので×。1番、2番は日記の最初を参照すると×。というわけで3番が正解。3番は、横軸に失業率、縦軸に名目賃金上昇率をとったグラフです。この場合、フィリップス曲線というのは右下がりの曲線となります。【H9市役所】