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カテゴリ:本
ご存知、東野圭吾の小説で、医療サスペンスです。 内容的には、やや社会派のジャンルとなる感じです。 若い女性研修医が主人公ですw。主人公は心臓血管外科 で日々忙しく任務に追われる生活をおくっている美人 女医という設定。 前半は東野氏得意の展開で主人公の身内の死が 一つの重要な要素となります。 彼女がつとめる大学病院は心臓の血管手術の権威が おり、それを頼りにある巨大企業の社長が入院してきます。 その社長に恨みを持つある若者が、自分の技術者としての スキルを屈指して病院に特殊な仕掛けを施し社長の暗殺を 企てます。 主人公と辣腕医師との確執、暗殺を狙う若者と看護師との 関係、そして事件を追う刑事と主人公の意外な関係などが 絶妙な人間模様として描かれています。 そしていよいよ暗殺計画が実行されていきます。必死に患者の 手術を行う医師と破壊されていく病院施設との行き詰まる場面が 鮮やかに描かれています。そして終盤、それぞれが必死の感情 描写が胸を熱くさせる展開で進展し、感動のラストをむかえます。 あっという間に読み終えた、グッと心にくる名作でした。 かっこよすぎるラストという感じですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 5, 2010 08:29:24 PM
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