白いつる薔薇の咲く庭を夢見て

12月4日から再びランニングを始めてから

ほぼ3週間近く経った。



10月に頑張って走って鵞足炎になったので

今度は以前より増して慎重に走っている。



鵞足炎はいきなり激痛になったわけでなく

膝の違和感→痛み→激痛と進んだので

ちょっとでも膝に違和感があったすぐ

休息に入ろうと思っているけど

いまのところ大丈夫そうだ。




スローでジョギングしていると

昔、よく走らされていたことを思い出す。




中学の部活のバスケで毎日校庭を何周も走らされていた。

女子のバスケ部はそのとき学校一厳しい部活だった。

校庭を走るだけでなく、顧問がどこからか

調達してきたタイヤにひもをつけて

引っ張りながら走っていた。




ほんとに根性、根性の「巨人の星」の世界だった。




中学校のころ、ほんとにきつい部活が嫌いで

バスケも嫌いでやめれるものならやめたかった。

ほんとは最初からバスケ部には入りたくなかった。




でも背が高くて、少し運動神経がいい子は

もう顧問が小学生のうちから

目をつけていて入らなければいけない

ことになっていた。（少なくとも私はそう感じた）




小学校卒業の時点で身長が160センチくらいで高い方。

50メートル走は田舎の小学校の女子24人中

4番めだった。（4人リレーに出たので覚えてる）




独身の顧問のH先生は女子バスケを強くすることだけに

興味があるように見えた。



年間では練習のお休みはほぼなし、お正月とお盆くらい。

お盆も返上して練習した年はひそかに泣いた記憶がある。




休日は頻繁に他の中学と練習試合。

よくは知らないけど、顧問が生徒の電車賃の一部を

出しているようだった。




私が中1のとき、一つ上の2年生が3人しかいなくて

中3生が引退した後、一年生も試合に出ないと

いけなくなった。




私は背が高いという理由だけで試合に出されていたのだけど

ぜんぜんシュートが入らないし、

ぜんぜん顧問の希望通りに動けないので

よく怒鳴られていた。




怒鳴られるだけじゃなく、蹴られたり

殴られたりしていた。悔しくて涙もいっぱい出た。




ある日、他校での練習試合のとき、

いつものようにものすごい勢いで顧問がキレて

休憩中のときに私に思いっきりボールを投げつけた。



それは私の頭の後ろに当たったのだけど

そのとき、会場からクスクスと笑い声がした。

私が叱られているのを笑う人がいるのかと思って

ショックだった。



でも後で友達が「ボールが跳ね返って

そのまま顧問に当たった」と教えてくれた。

ボールをよけられなかった顧問が笑われたのだそうだ。


どっちにしても私にとっては

悲惨な思い出だ。



もうずいぶん昔の出来事なのに

どうしてこうしっかりと覚えているのだろうなあ。

もう45年くらい前なのに。

そんなに経つのか(@_@。改めてびっくりする。

でも傷ついた記憶ってずっと残るものだと思う。





こうして考えると体調不良で中学にまったく

行けなかった息子もかわいそうだけど

嫌いなバスケでしごかれて、

殴られ、蹴られていた私も相当

かわいそうだったなあと思う。




今なら絶対あんな体罰、許されないと思う。





暗いブログになってしまったわ～

明るい薔薇の写真入れとこっと。









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