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白いつる薔薇の咲く庭を夢見て

白いつる薔薇の咲く庭を夢見て

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December 13, 2022
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家の近くの小さな図書館。

ちょっと改装されて

本箱の上にお勧め本が乗せてあるパターンになった。




長年、そこにいた優しそうな年配の女性から

すこし若い中年の女性に変わったので

きっとその人のお勧めの本なのだと思う。




なにげにそのお勧めの本を手に取った。

「ありがとう 私のいのち」星野富弘詩画集とある。

パラパラっと本をめくると

優しい雰囲気の花の絵のよこに短い詩が書いてある。




なにやら「相田みつを」さんっぽい雰囲気。

私は詩が好きだし、花も好きなので軽く読めるかと

思って借りてきたのだけど、

読んだら、私の想像を超えていて感動した。




教科書とかにも載っていそうな人なので

もう知っている人はいるのかもしれないけど

私は知らなかった。




この優しく繊細に書かれているお花の絵は

実は口にくわえた筆で書かれたものだった。



中学校の体育の先生になってわずか3か月で

器械体操の模範演技中にマットに頭から落ち、

大けがをした。


首から下はまったく動かず、人工呼吸器と栄養剤で

生きていて、折れた首の骨が治っても元の体には

戻らない。


ずっと天井だけを見て生きていく自分を思い、

押しつぶされそうになって、眠っている間に

心臓が止まれと願ったこともあったそうだ。



でも苦しみや悲しみの中でも、自分を思ってくれる

人達の優しいこころにたくさん出会い、そして

生徒さんたちにたくさんの手紙をもらい

外からの手紙は嬉しくて何度も読み返して

「ありがとう」って思ったそうだ。



そうしているうちにどんなに短くてもいいから

自分のお礼の手紙が書きたいと思い、

サインペンを口にくわえ、母親に持ってもらって

スケッチブックに字を書いたのがはじまり。




(本文より)↓


目が回った。なれないものをくわえるためだろうか、

吐き気がしてきた。しかしうれしかった。

うれしくて、うれしくて、、、、やめることはできなかった。






最初はたどたどしい「アイウエオカキクケコ」だったのに

素晴らしいこんな絵が書けるようになるには

どれほどの努力をしたことだろうと思う。










よろこびが集ったよりも

悲しみが集った方が

しあわせに近いような気がする


強いものが集ったよりも

弱いものが集った方が

真実に近いような気がする


しあわせが集ったよりも

ふしあわせが集った方が

愛に近いような気がする











神様がたった一度だけ

この腕を動かして下さるとしたら

母の肩をたたかせてもらおう


風に揺れるぺんぺん草の

実を見ていたら

そんな日が本当に

来るような気がした



















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最終更新日  December 13, 2022 01:18:55 PM
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