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テーマ:年老いた両親の事(300)
カテゴリ:母のこと
母の目があまりよく見えていないのではないかと思い始めたのは去年の秋。
認知症なので、見えていないのか、見ようとしないのか、どちらなのかがよくわからなかったところもあったのだけれど、ケアマネさんと相談して一度眼科で見てもらおうということになりました。 結果、両方ともだいぶ進んだ白内障、でした。 何分認知症なので、視力検査の精度はあてにならないものですが、白内障の手術をすれば今までよりはよく見えるようになるでしょう、ということで、思い切って手術をすることにしました。 認知症のため、全身麻酔での手術で、2泊3日の入院。 両眼一度に手術しましょうということになりました。 そして、要付き添い、でした。(したがって個室) 付き添える人は私以外にいないので、私も2泊3日。。。 手術は無事に終わりましたが、その後が大変でした。 術後、一晩は両眼を目を保護するものとガーゼで覆っていました。これを外しまくる(>_<) ガーゼを留めていたテープで頬が痒くなったのもあったようですが、とにかく外す。 私が付け直したり、ナースコールしたり。 2日目はガーゼから保護メガネに代わったものの、今度はそのメガネを外す。 外しちゃだめよ、と言っても外す。 メガネは「字を読むときだけだから」と言ってきかないし(>_<) 2日目の夜は、そんな目の保護具やら、私の「外しちゃダメ」繰り返しやら、日常と違う生活やらに母はだいぶストレスが溜まったらしく、夜中に1人でずっとぶつぶつ独り言をつぶやいたり、カーテンをいじったり。私が声をかけるとキレるし、少々困りました。 3日目。術後の経過は良好で、視力もずいぶんよくなり、無事退院となりました。 少々残念なのは、術前と術後の見え方の違いが本人にはわからないこと。 前から同じように見えてた~って言いますもの(笑) 傍から見ると、白いものの上にあるものを迷わず取れたり、字が読めたり、明らかに視界が変わったと思います。これでQOLがあがるといいな、と思います。 でも。 病院の検査で「ここを見てね」と指差しをしても見ることができなかったり、足元を見るように言っても全然見ていなかったり。やっぱり「見ようとすることができない」し、今度は視界良好でアスファルトの模様?が砂利に見えるようで蹴ってみたり。見えるようになったことで気になるものが増えてしまったみたいですし、認知症の人はモノが歪んで見えることがあるらしいですし。 見えることは良いことだけどストレスを生んでることもあるよう。 いろいろ難しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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