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テーマ:最近観た映画。(40124)
カテゴリ:暮らし
紛らわしいタイトルの日記ですが、のぶおちゃんと別離した訳ではありません。
最近見た映画のタイトル。 英語タイトルはA Separation 娘を友人に預け、平日の昼間、観にいきました。 (こんなとき、快く娘を面倒見てくれる友人に、感謝!)
これまで観る機会がなかったイラン映画。 イラン映画といえば、 運動靴と赤い金魚、友達の家はどこなんかで日本でも観られる機会が増えたようですが、中近東好きな私には珍しく、観た事なかった。
で、別離の感想。
映画の出だし、裁判官?の前で証言をする夫婦のシーン。 その口ぶりがテンポが速くて、なじみのないペルシア語だし、あー、イランって、イランでの暮らしって、こんなにも自分の暮らしと違うものなのか、と軽くカルチャーショックを受け、一気に気分をイランに連れて行ってくれる、上手な出だし。
話の内容はまだ観ていない方のために詳しくしませんが、 別離、という選択を目の前にした夫婦と、それを取り巻く人々の物語。
パートナーがいる身なので、別離、というテーマに自分を重ねずにはいられませんでしたが、この映画を観て一番強く思ったのは、 『人間、どこに住んでどんな暮らしをしていても、中身は同じ』 でした。
いや、いい意味で、ね。
イランという国とそこに住む人々の様子がどんななのか、映画を観るまでまったく想像つかなかった私ですが、 自分と同じように子供の教育で悩んだり、親の介護、プライド、人情、システムの中で生きること、社会地位がもたらす先入観、独りで生きること、生きられないことの葛藤、そんな、自分と同じ思い、経験をするイランの人々を見て、あー、人間、どんな場所に住んでいても、中身はおんなじだわ、と納得しました。
これは、一度観て欲しい映画。 アカデミーやらゴールデングローブ、ベルリンで賞に輝いたのも、納得。
久しぶりに、いい映画、観たなー。 まだ観てない方、お勧めです! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.04.03 19:24:28
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