富を手にする10の戦略(ジャック・キャンフィールド マークビクターハンセン)【5】
『こころのチキンスープ』第一巻を書き終えたとき、わたしたちは知り合いのベストセラー作家たち=バーバラ・デ・アンジェリス、ジョン・グレイ、ケン・ブランチャード、ハーベイ・マッケイ、ハロルド・ブルーム・フィルド、ウェイン・ダイヤー、そしてスコット・ペック=に、この本をベストセラーにするためにはどんな特別な戦略が必要かとたずねました。 これらの人々は全員がその考えや意見を惜しみなく提供してくれました。わたしたちは言われたことをすべてやりました。 ラジオのインタビューを少なくとも日に一本こなし、それを週に7日、2年間続けました。専門の広報担当者も置きました。また、本書を日に5部ずつ評論家や他の有力なオピニオンリーダーたちに送りました。新聞や雑誌にもこの本のストーリーを無料で掲載してもらいました。本の販売にかかわった人たちに対しては動機付けのセミナーを開きました。 簡単に言えば、わたしたちはベストセラーを出すためには何をすべきかをたずね、それを実行に移したのです。結果として、わたしたちは現在までに世界中で5,000万部を売りました。【ぽんぽこ先生 解説】有力なオピニオンリーダーに対して働きかける。成功者は、無意識にこのことを行っていますが、普通の人は全く気づかずに、力もない人に働きかけて無駄な努力をしていることが多いものです。わたしは、このオピニオンリーダーに働きかけるようなケースを【オセロの四隅をとる戦略】と言っています。オセロというゲームはマスがいっぱいあるようにみえて、結局、四隅という4ヶ所さえ押さえてしまえば勝てるのです。同じように、人生のどんな場面でも、必ず四隅になるポイントがあります。仕事では、やはりオピニオンリーダーに働きかけるといった方法がそれにあたります。オピニオンリーダーさえ押さえてしまえば、広がりは通常の何倍にもなるはずです。では、あなたの仕事の【オセロの四隅】は何でしょうか?業界の四隅、社内の四隅等いろいろありますね。社内であれば、○○課長が四隅だったら、その課長さえ押さえておけば、あとの上司は、それほど気をつかわなくていいのです。【オセロの四隅】今日は、このことを考えてみましょう。わかりましたか?では明日。ぽんぽこ先生より