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カテゴリ:西国三十三箇所巡礼
9月22日のことです。 暑さ寒さも彼岸まで。秋のお彼岸が近づいて、急に涼しくなりました。秋になったらボチボチ「西国三十三箇所」廻りを再開しようと思っていたところ、家内が今日は娘と神戸の美術館へ行ってくると言うので、僕は和歌山の粉河寺に行くことにしました。で、急遽おにぎり2つとPETボトルのお茶を用意し、リュックに詰め込みました。
粉河寺は、西国三十三箇所の第3番札所です。JR和歌山線の粉河駅へ行くので、紀勢線でJR和歌山駅まで出て、和歌山線に乗り換えるのだろうと思いつつ、乗換案内のアプリで調べると、南海高野線で和歌山の橋本駅出れば、そこでJR和歌山線に接続していて、南海経由が最短・最安でした。
なので、そのルートで往復することにしました。まずは僕の最寄り駅・阪急・園田駅に行ったのですが、なんと阪急神戸線が「線路内人立入り」でダイヤが乱れていました。出だしからいきなりトラブル。。。
梅田から地下鉄御堂筋線で難波へ。南海難波駅に行ってみると、やはり乗ろうと思っていた急行には間に合わず、何と次の急行まで30分待ち。
ともあれ、橋本行きの急行に乗りました。ここの路線は初めて乗るような気がします。急行とはいえ、急行らしいのは河内長野駅までで、そこから先は各駅停車でした。って言うか、そこから先は、のどかな田園地帯、そして山また山。峠越えでいくつものトンネルをくぐります。この路線から通勤していた人もいましたが、すごいなぁ・・・。でも時間で言うと、難波から橋本までは直通急行で50分なので、通えないことはないですね。
橋本駅は南海とJRが共用している駅なので、乗換えも簡単。すぐにJR和歌山線で和歌山行きに乗れました。橋本駅から粉河駅までは30分弱。この日は終日曇りという天気予報でしたが、粉河駅に着くとにわかに雲が消えて、晴天になりました。明るいのは良いのですが、歩く時間になって晴れるとは。汗をかきながら粉河寺まで歩きました。徒歩12~13分です。ま、駅からこれくらい近いと助かりますね。 まず赤い山門が見えてきました。門の名称は大門となっていました。
そこを過ぎるとまた大きな山門。門が2つもあるなんて・・・。こちらの門の名称は中門となっていました。
その門をくぐって、今度は参道が左に曲がっています。大きな石段の上に、本堂が見えました。なんでこんなに参道を曲げて作られているのでしょうかねぇ。単に地形のせいなのか、意図があって曲げているのか。
あちらこちら見物しながら戻って、元の大門の前にあった茶店に立ち寄りました。ここのおばちゃん、話し好きで、飛んできては早生みかん、柿を勧めてくれ、みかんも試食しました。この辺り、和歌山の紀ノ川沿いは果樹農家が多くて、特にミカンと柿が多いようです。紀ノ川柿という品種の柿(ここの茶店も果樹園を持っているそうです)と、柿の葉寿司を買いました。
山門を出てすぐ右側に大きな楠が立っています。見てみると、樹齢が千年を越える大木で、この木をご神木とする小さなお社がありました。触れるとパワーを貰えるそうなのでご神木をさわらせてもらいました(パワーは感じられませんでしたが(苦笑))。
駅に戻り、同じルートで帰路につきましたが、橋本駅で南海に乗り換えるためにホームの階段を上がっているとき、お恥ずかしいことに躓いてしまって、手をついてしまいました。左手に数珠を着けていたのですが、はずみでその数珠がちぎれてしまい、数珠玉がいくつか転がってしまいました。ひとつずつ拾ってポケットにしまったのですが、後ろから若い人にスミマセンと声をかけられ、これ拾いました、とさらにいくつかの数珠玉を渡してくれました。
お礼を申し上げましたが、すぐに去ってしまわれ、顔もよく拝見できませんでした。ほんとうにありがとうございました。
数珠が切れる、というのは縁起でもないと思われるかもしれませんが、自分の身代わりになってくれた、という意味でもあります。僕に何かの厄災が降りかかっていたのを、数珠が代わりになってくれた、ということなんですね。 何だか嬉しいような、でも切れた数珠は、実は四国八十八箇所の結願のお寺・大窪寺で買ったものだったので、また紐を通して使いたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.09.23 11:05:52
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