真理の御霊 （三輪山より）

神から人。

神から人へ、教え伝えし一つ一つを、人にも読ませ、

今ようやくに、広まり始め、神の仕組みの起こらんとする。

さなる時なり。始まりなり。

神の初めの教えに従い、世界の全てに異変は起こらん、

神の仕組みは及び始めん。なれど、慌てず、落ち着きて、

心を鎮めてかかればよけれ。 人の思惑、計算にては、

測れぬ仕組み 経綸なれば、恐れ惑わず、泰然とせよ。

平静なるまま、御心のまま、神に向かいて、祈らばよけれ。

神の心は平等に、人を浄めて、この世を浄めん。

人を救いて、汚れを残さず。 人の全ては救われん。

神の仕組みに従わば、人の人知に及ばぬ力が、

働き動きて、世を変えん。恐るな、世の人々よ。

神の英知にゆだねゆけよ。

人の思いは変わるれど、神の思いは永遠なれば。

神は真の神の世界を、必ず移さん、地上世界に。

人の行い、心にことば、汚せしものは、一つも残さず、

浄め祓いて、禊ぎ浄めん。

この世にありても、あの世にても、神の光りは永遠なれば、

いずこにありても、光は届かん。恐れる心が光をさえぎる。

惑う気持ちが、波動を止めん。 なれば、真実、真を信じ、

神にゆだねて任せる心。

神に感謝し、さらに受けんと、光に向かいて、歩み進めよ。 

真の光は波動となりて、人類地球をあまねく照らし、

残すとこなく、浄め尽くさん。

神の光に遅るるなかれ。光を避けて、隠るるなかれ。

何の恐れが、迷いがあろうか。神の真実、真の光。

光に照らされ、浄められ、禊がれ、救われ、使われん。

真の幸せ、恵みは、神の光に浄められ、神の光に導かれ、

己の能力全てを持ちて、使われ、神を手伝う喜び。

人それぞれに、み役はあれど、いずれも神の手足に過ぎぬ。

なれど、邪、勝手の思いは、入り込ますな、混じらすな。

人の思いの不純ならば、神の思いはゆがめられ、

あやまち伝わり、広がるらん。なれば、正して、直すべし。

今再びの改心の時。神にお詫びし、素直に下座し、

己の過ち、罪科を、諌めの前に、自ら悔いん。

神に感謝し、下座すといえども、尚　良くならぬは、偽りなり。

心の奥底、御魂の底に、必ずあるらん、己の傲慢。

神に詫びして、尚　浄まらず、さらに汚れを深めゆかん。

厳しきものなり、神の禊ぎは。

神の試しと禊ぎに絶えて、初めの魂は浄まらん。

自ら求めて禊がる者は、必ず得られん、神のみ光。

逃れて避けんと望みならば、さらに厳しき、増し増さん。

心の正直、御魂の素直、そのみあらば、全てはよからん。

求めて得られぬ宝なり。

生まれて堕ちての魂の、ままに生きよと、神の言う。

神の与えし魂のまま、邪心も邪欲も、執着も、遠ざけ

生きる難しさ。人は堕ちるに易く、上るに難し。

ひとたび堕ちなば、永遠に、上がれぬあの世の境の谷間よ。

奈落の底には光さえ、届かず、無限の闇は広がる。

終わりも始めも無く、繰り返さるる、地獄の苦しみ、

飢餓と修羅。

人の耐え得る苦痛を超えて、人の魂、肉体無き、

魂のみが迷える地獄。人は、心に光を失い、魂、鬼に売り払い、

代わりに得るは、無限の地獄。

二度と再び戻ることなく、うごめき、もだえる魂の群。

この世に生きて、生かされて、魂禊げず終わりなば、

いずれは堕ちて、禊がれん。今浄めるか、あの世でか。

いずれ同じき禊ぎあれど、辛き修行はあの世なり。

時は永遠、無限に流れ、時の流れに逆らいて、

進み戻りを繰り返さん。同じ修行を幾万年。同じ苦しみ幾千年。

人は肉体あれば、修行は終わらん、楽しみあらん。

なれど、あの世に楽しみは無く、ただ行じて、禊がるるのみ。

神は光も与えられず、昇華に応じて与えるのみ。

なれば、今ある光は尊く、尚ありがたく、またなきものなり。

なれば、心し、よくわきまえて、光を受けよ、賜れよ。

この世の霊行、修行の恩恵、

あの世にありては及びも付かぬ、めでたき恩恵、恵みなり。

人の心は忘るに易く、感謝も薄らぎ色褪せん。

なれど、忘るな、衰えさするな、神への感謝を、一途の祈りを。

神に捧げて、喜ばれん、親を慕うる子どものように、

神を助けて、み役を果たせよ。

神に真の思いを捧げば、神は受け取り、尚使われん。

人の思いの純粋ならば、光も速く、届けられん。

人の修行を惑わす欲は、この世もあれど、

あの世にも、さらに多かり、ひしめきたり。

なれども、真の喜びならねば、あの世の光も喜びも、

今よりさらに儚かるらん。真の光は今の身なり。

光を受けて、浄められ、喜びを得て、業を積めるは。

あの世に返り、戻りては、行も進まず、尚厳しからん。

昇華の進みも遅かりて、やがては行に倦み疲れゆかん。

なれば、思えよ、この世の人の行を積めるは幸いなり。

あの世に帰り、肉体失い、魂のみの修行とならば、

何にて測らん、昇華の進み。

己の測れぬ昇華を思い、果て無き無限の繰り返し。

繰り返さるるは、苦しみのみ。

積みし、罪科、過ちの、後悔、痛恨、慙愧の思い。

或いはまた、この世の栄華、虚飾の富への未練執着、

幻想、追走。在りし日、溺れし、贅沢享楽。

神への思いも蔑み軽んじ　おごり高ぶる我と慢心の日々。

今となりては遠き夢。

なれども迷える魂には、果て無き思いに、焦がれ灼かれん。

さなる迷いの続きで終わらず。

或いは汚れを浄め得ざれば、行も進まず、昇華もならず。

ただ懐かしみ、惜しむのみ。

己の過ち誤りを、悔いて詫びるは露も無し。

なれば精進努力も甲斐なく、無為の努力に時間の浪費、

いたずらに過ぐ、幾千年。

神は迷いを覚まさんと、禊ぎを与え、苦痛を和らげ、

己の過ち、罪科の、改悛悔悟を促したり。なれど迷える魂の、

迷いは深く、汚れは厚く、光も通らぬ闇の如。

さまよい、さすらう魂の、苦悩の叫びは、神に届かず。

神に祈らば、届かんものを、阿鼻の叫びは、闇に呑まれん。

神の知らざる地獄にあらねど、神にも及ばず、光届かず。

地獄に堕ちし魂の、嘆きは深けれ、神も避けなん。

なれど、救いのみ手はあり。

いかに汚れて、おぞましかるとも、かつては神の分け御魂、

授けしわが子をいかに見捨てん。

救いのみ手を見あやまつなかれ。二度はなければ、最期と思えよ。

この救済のときを逃さば、未来永劫、救われず。

闇に沈みて、浮かぶ時無し。 さにて終わる。

地獄の怖さ、恐ろしさを、人は知らねば、戒むるなり。

なれど、恐れや恐怖のみにて行う行もあやまちなり。

心はいつも輝かせよ。感謝の祈り、そが真。

神の声を伝える人
ひふみともこ　著書　「神から人へ（下）」より抜粋 
ひふみともこさんＨＰ　　http://wa-hifumi.info/