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互いの優しさ、厳しさは、当人のみの間にて、交流、交換、交替せるもの。 なれば人はお互いの、思いの強さ、熱さにて、優しさ、厳しさ変わるもの。 人は相手を思うとき、少しの私情も挟(はさ)まぬは なし。全てにわずかの 私意(しい)、私心(ししん)、私欲(しよく)も混じるが人間なり。なれば人は 他人(ひと)に厳しく、己に優しく、甘くなるもの。 己に厳しく、強かるべしと、思えば思う、そのほどに、己に克(か)てぬ 弱さも露(あら)わに。なれば人は、厳しさ捨てよ。他人にも自己にも、 優しくあれよ。厳しさなるは、難しきもの。相手のためと思いても、 そはただ己の独善多し。厳しさの奥の傲慢(ごうまん)さ。 己を他人より上位に捉え、他人より優(まさ)ると はき違う基(もと)。 人は全て同等なり。愚かさ、弱さ、浅はかさ。違いはわずかな程度の 差のみ。なれど多くは、そにも気付かず。
人には厳しさ、強さより、優しさ、弱さが宝なり。怒りを鎮(しず)め、 恨みを慰(なぐさ)め、心を温(あたた)め、気持ちを休め、弱さを支え、 愚かさを愛(め)で、全てを受け取る広さ大きさ。 涸(か)れて草さえ芽も出さぬ、砂漠の原に、潤(うるお)いを。命を 息吹(いぶ)かす源は、慈雨の情けのあればこそ。凍(い)てる大地を 温(ぬく)めるは、日の暖かさ、柔らかさ。 この世が乱れ、荒れるほど、厳しき裁きのことばは要らぬ。 命をもたらす自然を見よや。一つの生命、命のために、惜しまぬ恵みを 与えざらんや。授かる恵みは、余れるほどに、この世を富ませ、豊かに 満たす。人の心もかのように、自然を見習い、学ぶべし。 傷つき病める人の心は、瀕死の際(きわ)を 彷徨(さまよ)う魂。 さなる御魂を救うには、厳しさになく、優しさならん。 荒(あ)れて荒(すさ)みし、飢える心を、救うは、愛の光のみ。愛の言霊、 惜しみなく、渇(かわ)きし心に降り注げ。優しさ、愛を育(はぐく)むには、 自然を師とし、範(はん)とせよ。太陽、大地、空気、水、そこにて生ける ありとあるもの。森羅万象、全てに愛あり。自然の恵みは、目に見える愛。
見えぬ愛にも、気付くべし。全てを創りし、神の愛。そに気付かずば、 優しさもなし。人は人のみ見るになく、自然の全てに目を向けるべし。 さにて真(まこと)の智は育まれ、惑いも、悩みも霧消(むしょう)すべし。 さにて本日、厳しさよりも 優しさこそが、今の時に必要なるを、 伝えたり。よく読み返し、御魂に収めよ。さにて。
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最終更新日
2016.11.05 15:50:59
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