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 真理の御霊 (三輪山より)

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2016.03.03
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神から人へ。神から人へ、教えたきこと、みんなそなたの耳にて聞けよ。

聞きて伝えよ、全ての人に。本日問はいかなるや。

 

(物質と精神について)

物質なるは、人の心を、惑(まど)わし曇らすのみならず、時にはなぐさめ、

潤いを、与えて癒(いや)す、ありがたきもの。なれど、過剰の物質金銭、

心汚(けが)すの始まりなり。多すぎ余るも、欲は絶えざる。少なく足らぬも、

卑しく貶(おとし)む。適度の物質、豊かさあらば、人は満ちたり感謝をすべし。

なれど止まらぬ欲望なれば、一つを得ればまた一つ、無駄に求めて飽くなき

欲望。一度得し物、金銀財宝、人に分かつも修行となるを、少しの損も、

無料奉仕も、惜しがり、捨てぬ貪欲(どんよく)さ。あの世に持ちて帰れぬを、

この世の汚れとなるばかり。己の魂、心を汚すもとは少なく、なきほどよけれ。

 

 

 

さにて精神、物質との違いは、ただに心の奥の、神の存在表すものなり。神の

存在認める者なら、必ず精神豊かに輝き、物質のみを信ずるになく、物も心も

信ずるものなり。精神見えねど、確かにあるらん。人の心は見えねども、なしと

思うはおらぬはず。なれば神をも見えざれど、あるを信じぬ、不条理ならずや。 

精神もちて、物質変わらん。物質変わりて、精神変わる。精神、物質切り離せぬ

もの。物の奥にも魂ありて、精神伴い、生きておるもの。生きておらぬは抜け殻

なれば、抜け殻のみの増えしこの世よ。今の物質、書画骨董に、真(まこと)の魂

宿らねば、人の心もますます寂れて、さらに侘びしき世となりぬるを。 

 

 

 

物の心を大事にする者、必ず精神豊かになるらん。精神豊かに満ち足る者は、

必ず物をもを愛してやまぬ。愛と欲は異なれり。物を愛すは、己の魂、心も養い

育てるものなり。物を欲して惜しむ心は、ただの強欲、我欲なり。己の利益の

ことのみ求め、他を省みぬ自己中心。物の心を愛する心。そを育みて養えよ。

物を愛すは卑(いや)しくあらず。卑しき心は物をも愛さぬ。ただ求めるのみなり、

増やすのみ。増やして捨てて、さらに求める。尽きず、切り無し、終わりなし。

心の豊かさ、潤いは、物さえ変えて、高めゆくもの。心の貧しき者には、卑しさ、

浅ましさのみ、集まりゆかん。現世利益に曇りし目には、誠の価値も見えぬもの

なれ、曇りのもとのみ増えて増しなん。

 

 

 

心高めて遠ざけよ。心を汚すもととなるもの。清く高めて、無欲となれよ。始めは

辛(つら)く、難く思えど、超えてすぎれば心地よからん。清浄無垢の心となれよ。

さなる精神、魂は、物を求めず心を求め、物にてさらに心高めん。物の心を汲み

得る者は、物に心を惑わされず。物は心を映し顕(あら)わす、己の鏡と同じもの。

己に不要な無駄多からば、無駄な物にも囲まれて、心は虚(うつ)ろに魂抜けなん。

心を磨く物を求めよ。心を高める物のみ欲せよ。始めに苦しく、抵抗あれども、

必ず心は昇華(しょうげ)して、無駄を好まぬ高みに上がらん。

 

 


 

神の声を伝える人
ひふみともこさん著書  「続神誥記」より抜粋
ひふみともこさんHP
http://hifumitomoko.cocolog-nifty.com/blog/






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最終更新日  2016.03.03 12:48:17


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