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 真理の御霊 (三輪山より)

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2016.05.16
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神から人へ。神から人へ、多くの教えと宇宙の原理、自然の摂理と生の根源、

生き物全てを司(つかさど)る、神の存在と奇跡。それら全てが神の経綸、

神のご意図とご意思に従う。人間学問、人類の知恵、人の測れる尺度に適わぬ、

宇宙真理と一体なるもの。なれば人は無理を承知で、神の心に添わんとしてみよ。

人は心して、神に示せよ、己の成長。

魂汚さず清らに保ち、己の利害に明け暮れず、何か最も尊きか、自ずと知りて

迷うことなし。神のお役に立たんと勇む、子らの健気な誠の思いを、祈りの姿を

神は愛でなん。神の思いをかくまでに、喜び捧げて奉らんと、人は忍耐努力して、

神に仕えよ、使われよ。忍耐努力は人の道。あやまつことなく進みゆかば、

自ずと見えなん、一つの頂(いただき)。あせり慌てて先を急げど、返りて道は

険しくなりなん。ゆっくり歩む者にこそ、人生の意味、真の価値が見えて来ん。

神は急がぬ。道の誤り、それさえ間違いなくば、神は遠くに見ておられん。 

 

 

人は神なり、原初の昔。人と神との境は小さく、人も神と変わらぬ姿、

変わらぬことばを話しておりぬ。その頃人は、魂も、神からもらいしそのままに、

清く透きたる光る玉なり。なれば人は容易に理解し、容易に伝えて神と交流せり。

神と人との交流は、宇宙の波動と調和して、この世を浄め、この世を創る、

ことばの波動となりて広がる。なれば人はこの世の初めに、神を助けてこの世を

創り、この世を始めし最初の生命。神の力を頂きて、ありがたきことばを

理解して、神のご意図を直接聞かされ、神のお役に立つことを、人は喜び、

自ら捧げぬ。古き時代を懐かしめども、時は戻らぬ、帰り来ぬ。 

 

 

今一筋に進みゆくは、今の地上の立て替え直し。なれど残すぞ、清き魂。

たとえ現世の命は失い、肉体滅べど、そを恐るるな。必ず次に、地上に下ろして、

神の使いとみ役与えん。今ある生も仮の命。真の命は、魂は、滅ばず消えず、

失われず。必ずあの世に引き上げられて、神のお役に立つために、修行続けて、

魂 禊(みそ)がん。あの世もこの世も、修行は同じ。神の御魂(みたま)を

能(あた)う限り、浄(きよ)めることのみ、それのみなれば。 

人の想念、思想、感情、人は曇りを深める程に、神の心と遠ざかり、真の声に

耳ふさぎ、神の姿に目をそらし、人の浅学、学問知識、そに頼りゆき、

迷妄深めん。なれば気付けよ、己の限界、神に及ばぬ無力さを。

人間心に挑みても、宇宙の神秘は謎を深めん。遠くに見えても、星は一瞬。

光を送りて、地上に届けん。なれどそはまだ小さき不思議。 

 

 

さらなる奇跡は、生命なるを一つのことばの波動からさえ、神は命を作り出す。

一つの命の成長も、人には解き得ぬ奇跡ならずや。命の育成、魂の発達、

全ての奥義に光あり。光のなくは、命さえ、生まれず育たず、この世もあらず。

光の波動にことばの波動、魂の波動と全ては同じ。神のみ力、その根源は、

波動の元なる光なり。光現れ、波動となりぬ。

波動は神の御心を表し、遠くに近くに波動を伝え、命を作りてそを育てぬる。

神のことばも波動となりて、命を育み、そを浄める。ことばは神の御心なれば、

神の祈りのこもりたる、人への願いそのものなるを。さにて人類一人一人が、

神の願いを顕せる、尊き魂、清らかならん。なれども人が、我(が)を待ちて、

神の心を見失い、神の波動に外れきて、ついには波動も失えり。

神の波動を失いし、魂ならば、そは救われぬ、一度の生命、甦(よみがえ)り得ぬ。 

 

 

神は物さえ魂与え、物の役割与えたり。神の心に添うものは、神の力で

残さんとさる。なれど心にそぐわぬものは、神は滅ぼし、抹消されなん。

全てが神の意を備えたり。適わぬものはやがては消えて、別なるものの魂と

なる。なれど神の心に適い、神の心を顕すものは、必ず残して再び生まれん。

人間全てが神の心を、備えて生まれ、育ちしなれば、必ず神は目覚めさせん。

ことばを伝えて波動を送り、波動を広げば、そも可能なり。神のことばは

波動となりて、心の奥まで浄めゆき、浄まりし魂は甦(よみがえ)り、

神の古代の波動に戻りて、高さ波動をさらに高めん。 

 

 

今この時に、命の限り、祈りの限りで神は伝えん。ことばの波動を大切にせよ。

低き波動に触れるなよ。己の波動も低まりなん。卑しき想念、胸から祓えよ。

波動も衰え、絶えぬるなれば。波動の高く、強き者ほど、神はさらにも波動を

送らる。波動を広げる人を増やせよ。尊く清き、魂の者。波動を伝えるみ役を

果たせよ。今はそれのみ、それあるのみ。

今を遅れて、仕損じなば、地上人類全てのものが、再び復活再生せぬを。

神の心を察するならば、少しも休む瑕などなからん。

ただひたすらに生を生き、神のみ役それのみにて、生を終えなば、神は憐れみ

愛しく愛でなん。救いなん。神の心を第一に、己の都合は二の次に。

思えどなせぬ、行えぬ。先ずは大切、己の生業(なりわい)。浮き世のしがらみ、

付き合いが、己を縛りて支配せん。

さなるときにも忘るるな、己のみ役の重大さ。他にはなせぬと神の選ばば、

神の期待に応え奉れよ。神の選びし魂なれば、人は全てをかけても果たせよ。

中途半端の思いは要らぬ。なすかなさぬか、二つに一つ。躊躇(ちゅうちょ)を

許さぬ厳しき選択。なれど誓いを捧げて神に、み役を願わば、神は使わん。

ときに厳しく、甘え認めず、怠け諌めて、叱りつつ、神は感謝を伝えなん。 

 

 

神の嬉しき親心。人の一人も神に帰依(きえ)して、己の忠誠、真を捧ぐを。

神は持ちわび、待ち暮らしたり。人の御魂の甦(よみがえ)り。今ようやくに

目覚めが始まり、広がりゆくを、喜び見守る。神は遠くにあるでなく、

人の奥の魂の、底にて眠り、待ちこがれぬる。早くに波動に起こされて、

魂浄めるみ役果たさん。一人も多くの魂に、波動広げる手伝いせんと。

なれば心を決めて働け。優柔不断はこれより許さぬ。

神のみ役を課されしことを、喜び、感謝し、素直に従え。神を真の親と

慕いて、ただひたすらに忠孝尽くせよ。さにて。

 

 

 

神の声を伝える人
ひふみともこ 著書 「神から人へ(下)」より抜粋 
ひふみともこさんHP  http://hifumitomoko.cocolog-nifty.com/blog/






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最終更新日  2016.07.05 07:52:54


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