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(先祖について) では答えん。すでにそなたも、仏教にて、この世の現世、それのみが、 生のありようの全てになく、次にも輪廻転生し、生まれ変わりて死に変わり、 幾度の生にて魂磨き、浄め、高める理(ことわり)知られん。なれど不足が、 人の常。いくら御霊を磨きても、幾度転生繰り返しても、磨けぬ魂、 雲れる魂、積み残されて、澱みとなるらん。さにて曇りを残しつつ、 魂輪廻を回りつつ、幾多の先祖を増やしゆく。なれば御霊は今この世にある、 一代の魂になく、そのもの背後に何千何万、先祖の霊もつながりておる。 先祖の修行も現世の、魂にかかりておるなれば、今にある生ある魂は、 よく心して魂磨き、先祖に代わりて神に下座し、先祖代々の不浄汚れを、 禊ぎていただくことを願えよ。なれば、今の現世の、生ある者は責任感じ、 先祖の汚れを取らねばならず。ただ祀りて、祝うのみには、先祖も子孫も 繁栄難し。家には家の守護霊も、守護神、導く指導霊、いくつの霊魂関わりて、 人の現世の霊行助けて、人のさらなる精進を、助け、手伝い、導かるる。 なれば、それらもその霊たちの、修行の一つ、霊業なれば、人は己の霊行を、 先祖と共に励むものなり。先祖に感謝し、神に感謝し、今ある生を充分に 神に捧げば、未来も安泰、一族繁栄、人類平和に。さなる先祖の魂なれば、 己もいつかはあの世に帰り、自ら導く霊となるらん。その時、この書記役に立つ、 一つの支えとなるらめば、心し書けよ、神の御ため。
(先祖のご供養について、さらに詳しくお教えください) 先祖というは今ある祖先と、そのまた前世、前々世、遥かに上らば、己が作られ、 御霊授けし親神様まで、 元まで返りて含まるるなり。なれど今の世、今世にては、 知ること適わぬ親神なれば、今の世のみの先祖を供養し、ご縁を尊び、祀らば よし。なれど忘るな、大本の、最も尊ぶ己の祖先は、己を作りし親神なれば、 心の奥にも眠らるる、己の本神、そを敬えよ。さにて先祖も、供養され、 恵みも守護も、授け下ろさん。
(今の自分の直接の先祖を供養することには、どのような意味がありましょうか) 己の生まれし直接の親、この世に結ばれ作られし縁。そもまた希有の縁なれば、 感謝し祀りて、尊べよ。なれどそれのみ、先祖のみでは、不足を忘るな、 充分ならず。
(自分を作られた親神様は、守護神様のことでしょうか) さなり。なれど変わりて移るものなれ、多くの神々、関わりて、今のこの世は 作られ、保たれ。一つに限りて、それのみにては、感謝も祈りも充分ならず。 全ての神への感謝とは、今ある生を感謝して、真面目に生きるが、最も大切。 なれどそれにて終わりなば、感謝も足らず、届かざる。まして己の精進昇華は、 低く留まり、供養とならず。神とのご縁を得し後には、霊行行い、神に従い、 行を積むべし。さなれば先祖の修行も進みて、不幸も病いも、治まるらん。
最も簡単、容易な供養は、供物供えて祈りを捧げ、折々墓に参ること。なれど それにて安んじなば、子孫の感謝は届き得ず。先祖のあの世の修行には、 執着迷妄取れぬ間は、苦しみ悲しみ、煩悩ばかり。幽界にてもこの世を思い、 この世に戻るを諦め得ねば、この世の子孫に頼らんと、飢えと病の苦しみを、 伝えて、訴え、救いを求むる。なれば子孫は執着解きて、己の肉体滅びしことを、 よくよく悟らせ、知らせるべけれ。さにてようやく迷いも取れて、幽界離れて、 浄化せん。幽界入らば、子孫も忘れ、ただひたすらに行を積むらん。さなりて 先祖と子孫の縁も、ようやく終わりて、務めも終わる。なれば子孫は、先祖の 苦しみ、訴え聞いて、修行を助け、早くに霊界、入れるように、手伝い助けて、 救うべし。さなりて子孫も、己の死には、迷わず幽界、霊界へと、執着離れて 修行を積み得ん。先祖の苦しみ、悲しみは、取れずば、必ず、子孫に表れ、 執着凝りて、不幸もたらす。最も尊きご供養は、神への霊行、励むこと。 さなれば神とのご縁も深まり、先祖に光も、強まり当たらん。 さにて本日先祖なるを、説きたれど、ただに先祖を供養せど、迷える霊魂、 縁無き霊魂、さなる魂救うには、神のみ光、ことばが大事。なればそなたも、 霊業を、己の先祖や家族のみと、浅く捉えて、あやまつなかれよ。そなたも人も 全ては一つに。流るる大河の、支流の一筋。なれば、大元本流は、ひとつの 大河になりて流るる。神のみ国と、この世を結ぶ、神の大河は永遠なれば、 全てが己の先祖になるらん。あの世に帰りて迷わぬ為にも、この書記捧げよ、 あの世にも。捧げる方途は、祈る事。人類平和と繁栄のため、祈りを捧げる 霊行積み、さらにこの書記広めてゆけよ。あの世に迷える魂達にも、知らせて 行けよ、神のことばを。さにて霊魂救われて、迷わず幽界逃れて成仏。 次なる修行を続けるを得ん。
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最終更新日
2017.02.28 18:39:46
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