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テーマ:911FANマガジン(443)
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いよいよ夏本番というところで、ポル子に問題発生である。
エアコンのスイッチを入れても、生暖かい風が出るだけで、冷風が出てこない・・・ エンジンフードを開けて点検すると、コンプレッサーは正常に回転しているから、ガスが完全に抜けているわけではなさそうである。 前回ガスを補充してから1年以上経過しているので、ガスが不足気味なのであろう。 エアコンの不具合はオイル漏れと並んで空冷911の宿命とも言えるトラブルらしい。 前回ガスを補充する際に蛍光剤を注入してあるから、チェックすればガス漏れの部位は特定できる。 本格的にエアコンを修理するとなると、諭吉翁が30人位すっ飛んでいくらしいから恐ろしいのだけれど、さて、ポル子のこの状態、果たして故障と言えるのかどうか・・・ 最近の国産車はエアコンガスが漏れるなんてことは滅多になくなったけれど、少し前までは、皆ガソリンスタンドでよくガスを補充していたではないか。 その後、冷媒のフロンガスによるオゾン層の破壊がクローズアップされて、最近はガスを補充する光景は以前ほど見かけなくなったが、カーエアコンなんて、気温といい震動といい、あれだけ過酷な状況下で酷使されるわけだから、実際には多くのクルマが大なり小なり漏れているのだろう。 オイル一滴もれたら、ちょっとでもガスが抜けたら、それは故障で要修理・・・確かにこういう見方もあるだろう。 完全無欠のポルシェを追い求めて、大枚はたいて完璧な整備をするのも楽しみの一つではあるけれど、最新の997ならいざ知らず、16年も経過しているオンポロなのだから、あまり気にし過ぎないことも、健全な空冷911ライフを送る上で大切なのではないか。 かく言うポルシェを運転する人間自体で見れば、齢を重ねるにつれて、血圧やらコレステロール、肝機能に血糖値と、ありとあらゆるイエローカードが出っ放しの人はいくらでもいるではないか。 この状態を漫然と放置して良いものではないことは分かっているけれど、これを皆「病気」として完璧に修理いや治療するのであれば、病院のベッドがいくつあっても足りるものではないわけで・・・ 人間、どんなに健康に留意しても必ず死は訪れる。 死ぬ時に健康でも仕方ないではないか。 もちろん病気にはなりたくないけれど、程々に付き合っていきたい。 ポル子ともこんな感じで付き合っていけば良いのではないかと思っている。 本当に具合が悪い時は、ポル子がちゃんと教えてくれるらしいから・・・ 良い主治医にも恵まれているしね。 ということで、来週にでも通院してみることにしようか・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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