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テーマ:911FANマガジン(444)
カテゴリ:964のこと
直してきましたよ、エアコン!
と言うよりガスの補充をしてきた。 コンプレッサーが回らないほどガスが抜けていたわけではないらしいのだが、ある程度抜けてしまうと、十分な冷却ができなくなるのだという。 主治医のところに向かう往路と復路では、地獄と天国ほどの差があったのは言うまでもない。 エンジンフードを開けて覗いてみると、エンジンルームを斜めに跨ぐエアコンのホースの片側が結露しており、冷えていることを物語っている。 このところ夏本番を感じさせる(と言うか既に夏本番か・・・)暑さが続き、これ以上は耐えられない限界状態に達していたので、嬉しさもひとしおである。 ところで、964のエアコンというのは、ベストな状態であっても、最近の国産車のように冷え冷えというわけにはいかないのだそうな。 最近では軽のエアコンだって、かなり冷えるというのになぁ。 コンプレッサーを回す力だったら十分にあると思うし、コンプレッサーはデンソー製だそうだし、やはり効きを悪くさせている最大の原因はエンジンからフロントまで伸びる長い配管だろうか。 964が出た頃、ドイツの工学博士達は、この程度の性能があればドイツの夏を乗り切るには十分だとみたのだろうが、まさか現行のポルシェのエアコンでは、さすがにこんなことはないのだろう。 とにかく、ポチッとエアコンのスイッチを押すと、外気とは明らかに違う冷たい風が吹き出し口から出てくると、本当に夢のようだ。 吹き出し口の形状はまだ改善する余地はあると思うが、 でも、考えてみれば、クルマのエアコンって、それなりに大したものだと思う。 エンジンという熱源を抱えているのみならず、炎天下でのダッシュボードは完全に暖房器具と化し、それでいて家の部屋より狭いとはいえ、車内空間を快適と思えるまでに冷やすのだから、それだけで十分以上に凄いと言える。 その上、家庭用エアコンとは異なり、常に震動にさらされているのだから、故障ひとつせずに十五年以上働き続けるなんてことの方が奇跡に近いのかもしれない。 エンジンのオイル漏れにエアコンの不具合と、ポル子も16目を迎えて、お決まりの症状が顕在化してきたといえよう。 騙し騙しなんて言うとイメージがよくないが、配達用のトラックが最低限のメンテで数十万キロを走っているのを見ても、そこそこの付き合い方で、良い関係を長続きさせることができたらと考えている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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