爪の汚れは・・・
クイックブライトで室内を洗浄したのに気を良くして、今度はエンジンルームの清掃に挑戦。エンジンフードを開けると、とても役に立ちそうもないライトが点灯するが、ストッパーを受ける金具をえいと押してやると、カチンという音とともに、擬似フードが閉まった状態になり、ライトは消灯する。これを覚える前は、コードを外そうか電球を外そうかとあれこれ悩んだものだが、何ということはない、簡単なことであった。フードを閉める際には、ドアのところにあるレバーを引いて、カチンとオープンの状態にしてやらないとフードが閉まらない。パーツクリーナーで油汚れを浮かし、「極上中古車・・・」にならって、手の届くところはクイックブライトを付けたブラシで擦り、濡れたウエスで拭き取る作業をひたすら繰り返す。本当はパーツを外して洗浄したいところだが、元に戻せなくなったら大変なのでそのままで。エアコンのコンプレッサーやエンジンマウントなど金属部品は昔バイクのエンジンを磨くのに買ったNEVER DULLという缶入りの金属磨きを染み込ませた脱脂綿のようなものでゴシゴシ・・・それにしても、964だと、エンジンルームの手が届くところはほとんどプラスチックなのね。エンジン本体にかろうじて手が届くのは、右のチェーンケースカバーくらいのもの。シリンダーヘッドを磨いてみたいものだなぁ。この点、フェラーリのエンジンルームを掃除するのはさぞかし楽しいだろう。薄汚れていても黄色く目立つオイルキャップは見違えるように綺麗に・・・のつもりだったのだけれど、ざらざらした材質のせいか、汚れは落とせなかった。その代わりと言っては何だけれど、同じく黄色いパワステオイルのキャップはピカピカになった。そんなこんなで孤軍奮闘の成果は・・・いい加減にやったせいか、思った程は効果ないなぁ。やっぱりクーリングファンを磨いて塗装しないと駄目かなぁ。ひとしきり作業した後の手は、爪の間が真っ黒に汚れ、簡単には落ちそうもない。そうか・・・ということで、クイックブライトでごしごしやったら、これが良く落ちる。天然成分というだけのことはあって、手が荒れることもない。思えばこのクイックブライト、色といい匂いといい、鉄工所にあった手を洗うための工業用の粉状の石鹸とそっくりである。案外同じものかもしれない。