光り輝くために

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• 「１Q８４　BOOK２」村上春樹　著

  俄然面白くなりました。どうも恋愛小説のようです。平易な文章だけれど、青豆が高速道路の上であることをするシーンがカッコよく、筆致力に圧倒されました。とても気になるところで終わりました。ああ早く３が読みたい。リトルピープルが何なのかも知りたい。

  February 20, 2010

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• 「１Q８４　BOOK１」村上春樹　著

  独身の頃「ノルウェイの森」を読み、『僕と一緒に転がりっこしませんか』熊と抱き合って丘の斜面を転がる？？わけのわからん話だと、村上春樹の世界観についていけませんでした。読書部で１０冊セットになったこの本を借りることになりました。それだったら読んでみようか。夫が「職場の読んだ人みんなが、わけのわからん話だって言ってたぞ」ああ、どこまでついていけるのだろうか……。読んでみると、まあまあ何とかついていけました。第１巻だからか状況説明が多かったです。青豆と天吾の話が交互に描かれるということだったので、絵本のそら豆くんを想像していたら人の苗字でした。

  February 10, 2010

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• 「船に乗れ！　<１>合奏と協奏」藤谷治　著

  音楽一家で育った僕は受験に失敗し、不本意ながらも入学した音楽高校で、仲間たちと出会い、淡い恋心を抱きながら成長していく。青春音楽小説三部作。 　　　　※　　　　※　　　　※元吹奏楽部だったので懐かし～い。青春時代を思い出しながら読んでいました。音楽用語がバンバン出てくると思ったら、著者は洗足学園高校音楽科の出身でした。青春ものですが、そんなに薄っぺらくはないです。４０代の主人公が過去を振り返る体裁で書いているので、４０代からのコメントも多いそうです。タイトルの意味はまだわかりません。

  January 31, 2010

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• 「外科医　須磨久善」海堂尊　著

  フィクションだと思って読んでいたら写真があったのでノンフィクションだと気づきました。須磨久善氏はバチスタ手術を日本で初めて行った有名な心臓外科医だそうです。激動の人生でした。プロジェクトXにも出演されたことがあるそうで納得です。一流の人の生き方、言葉は違う！

  January 23, 2010

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• 「ちょいな人々」荻原浩　著

  「ちょいな人々」「ガーデンウォーズ」「占い師の悪運」「いじめ電話相談室」「犬猫語完全翻訳機」「正直メール」「くたばれ、タイガース」の７編からなる短編集。　　　　※　　　　※　　　　※くすりと笑えるユーモアは荻原さんお得意の路線です。疲労回復にはもってこいです。一番よかった話は「いじめ電話相談室」かな。スカッとして痛快で元気が出ます。

  January 17, 2010

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• 「まほろ駅前番外地」三浦しをん　著

  「まほろ駅前多田便利軒」の続編。　　　　※　　　　※　　　　※前作を読んで、こんなイケメンのいる便利屋があったら頼みた～いと思った私。また多田と行天に会えてうれしいわ。サブ・キャラクターが主人公のスピンアウトストーリーも意外によかったです。曽根田のおばあちゃんの昔の恋の話にホロリ。前作を息子に勧めたら好評だったけど、今回は残酷な描写が一部あったので教育上勧めないつもりです。

  January 16, 2010

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• 「陽気なギャングの日常と襲撃」伊坂幸太郎　著

  人間嘘発見機、演説の達人、スリの天才、正確な体内時計の持ち主のあの４人組が帰ってきた！「陽気なギャングが地球を回す」に続く第２弾。 　　　　※　　　　※　　　　※伊坂さんの小説は理屈っぽくてわけがわからないものも多いけど、このシリーズは好き！　文句なしに面白いです。伏線回収していくところでニヤリとさせられました。文庫にはボーナストラックが入っている？？私ノベルスで読んだのよ～

  January 8, 2010

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• 「フリーター、家を買う。」有川浩　著

  大学を卒業して就職した会社を３ヶ月で辞めた後、再就職できずフリーターに。嫁いだ姉から母親が鬱病であることを知らされる。　　　　※　　　　※　　　　※結構重いテーマで有川浩らしくないなあと思ったけど、後半はいつもの元気になるストーリーでした。タイトルから想像した内容と若干違ったけれど、家族がひとつになっていく姿、主人公が成長していく姿がよかったです。

  December 23, 2009

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• 「ころころろ」畠中恵　著

  しゃばけシリーズ」第８弾。「はじめての」「ほねぬすびと」「ころころろ」「けじあり」「物語のつづき」の５編からなる連作短編集。　　　　※　　　　※　　　　※前作でちょっとマンネリになってきたかなと感じたのですが、本作は面白かったです。若だんなの目が見えなくなって大騒ぎ。一番よかったのは表題作の「ころころろ」で、いつもクールな仁吉が奮闘しながらもドタバタ劇になっていく様子が可笑しかったです。

  December 19, 2009

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• 「鷺と雪」北村薫　著

  ベッキーさんシリーズ第３作。三部作の完結編。「不在の父」「獅子と地下鉄」「鷺と雪」　　　　※　　　　※　　　　※主人公花村英子の成長小説（ビルドゥングスロマン）でもあるこのシリーズの完結編です。ラストは歴史を知るものとしては切なかったです。昭和１１年２月２６日――読後にこの日は大雪だったことを知り、さりげなく張られた伏線の上手さに脱帽しました。

  December 13, 2009

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• 「極北クレイマー」海堂尊　著

  極北大第一外科の医師・今中良夫は財政難の極北市にある「極北市民病院」に非常勤として赴任する。　　　　※　　　　※　　　　※夕張市と大野病院事件が題材となっており、地域医療という問題提起をしています。今回は姫宮が大活躍してびっくり。いつもと違う！　なんだか別人のようでした。出番がもう少し多くてもよかったのに。それにしても続きがありそうなことを思わせる終わり方でした。

  December 7, 2009

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• ヒーリングによる気づき

  １１月８日にレイキのアチューメント(パワー伝授)を受け、翌日から連続２１日間自己ヒーリングを始めました。１日でもサボると最初からやり直しになるので、もう必死で続けました。１３ポジションに手を当てるので、１時間ちょっとかかるんです（２１日間が終わったら省略バージョンでOK）眠いときは寝ながらやっていた状態です。それでも掌は温かだったので、気は流れていたようです。連続２１日間自己ヒーリングは無事終わったけど、自己実現は？　人格の向上は？変わってないような気がするんだけど……。それ以降も自己ヒーリングは続け、毎日瞑想中に「私の生きる道は何？」と問い続けたところ、今日子どもの顔がパッと浮かびました。そうか～とりあえず子どもをしっかり育てろということなんだと解釈しました。特に下の子は高校受験生。しっかりサポートしなければ。

  December 6, 2009

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• 「贖罪」湊かなえ　著

  田舎町で起きた美少女殺人事件。　　　　※　　　　※　　　　※独白という手法をとっているので「告白」と似ていました。結局は自業自得じゃないの。同級生の女の子たちが可哀相。３作目ともなると、悪意に満ちた文章を読むのは辛いです。作風が変わらない限り、この作家さんの作品はもう読まないと思います。

  December 2, 2009

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• 「百万の手」畠中恵　著

  中学生の夏貴の親友正哉が火事で亡くなった。夏貴はその不審火を調べるうちに、さらに不可解な謎が……。　　　　※　　　　※　　　　※「しゃばけ」シリーズでお馴染みの畠中さんの現代ものです。中学生向きのSF青春ミステリーかと思って読んでいたら、話が後半から重いテーマに変わり医療小説に変身？こんなに前半と後半が違う話も珍しいです。でも統一感がなく違和感がありました。他の人のレビューを読むと、「長かったけど最後まで一気に読めました」という意見が多かったけれど、私は読んでいるうちに忙しい時期に突入したので読むのやめようかなと思ったくらいです。テーマが中途ハンパな印象を受けました。もう少し短くまとめたらすっきり仕上がるのに。

  December 1, 2009

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• 中学校のコーラスコンクール

  今日は息子の通う中学校でのコーラスコンクール。なんと息子のクラスは立候補した息子が指揮者です。ワオー！今まではふふふ～んと軽い気持ちでコーラスコンクールを聞きに来ていたけど、今年はドッキドキ。同じクラスのお母さんと顔を合わせられなくなるような結果になったらどうしようと心配な日々を送っていました。この前のレイキのセミナーで、心配するということはその人を信頼できないという気持ちが入っている。心配されると自分に自信が持てなくなるというお話があり、心を入れ替えて心配しないことにしました。とはいうものの、当日は緊張しました。もう固まって、息子を見ていました。曲を聴く余裕はなかったです。堂々と指揮をする息子。成長したなあ。ジ～ン。結果は金賞でした。３年生のクラスはみんな金賞だったそうです。ああ、よかった、よかった。友達に誘われてランチも行ったし、いい１日でした。

  November 13, 2009

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• レイキ

  念願だったレイキを受けました！レイキとは気功の一種でハンドヒーリングです。宗教とは一切関係ありません。思い起こせば去年の今頃だったかな、来年の目標を考え始めました。来年は何か新しいことをやってみたいわねえ。何がいいかな。息子が膝を故障しているし、レイキは人格も向上するというおまけつき。あーこれいいなあ。よーしレイキをやってみようと、２００９年の目標のひとつにレイキに挑戦が加わりました。M氏の資料を取り寄せて検討。名古屋開催のときに申し込むつもりだったけど、久しぶりに会ったMOMOちゃんに聞いてみたらKさんのを受けたらよかったということで、これも何かの縁よね。私もKさんのにしよっと。６月に予約が取れたのに、一週間前になってやむを得ない用事が……。何でよ～～～！　今までの東京・大阪・広島は大丈夫だったのに。涙を飲んでキャンセルしました。「大事なことには邪魔が入る」ウッウッ、そうよね、やっぱし私にとってこれは大事なことなんだ。今度こそ予約取れたら、何をほっといてでも行くぞ～～～！！そして待ちに待った当日。来たぞ、東京都某市。そう～っとドアを開けてみると、おしゃれな空間だったので、気後れしてまたドアを閉めた私。ここでいいのよね？ドアの前に突っ立ってても始まらないので勇気を出して中へ入りました。受付を済ませ、好きな席に座って時間まで待っていました。ブログでお顔を拝見したKさんがいて、しゃべっている。なんか不思議な感じ。かわいらしい方です。そのKさんが講師となり、１０時から１８時３０分まで濃～い内容のセミナーでした。まずレイキに関するレクチャーを受けました。そしていよいよ通孔の儀（アチューメント）。手が温かくなったり、エネルギーらしきものを感じたりもしましたが、色が見えたとか急に泣き出してしまうような劇的なことがあったわけでなく、何か変わったのかしらね。う～、わからん。午後からはシンボルとマントラを教えてもらって実践です。自己ヒーリングや他者ヒーリング等、本当に色々なことをしました。夕方になると疲れてきて、こんなに覚えられるのだろうかと不安になったけど、テキストや本を読んだら何とかなるでしょう。全課程を終えた後の達成感は最高！家に帰ったら２１日間連続自己ヒーリングをするぞ～！　と固い決意をした私でした。やるぞー！！

  November 8, 2009

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• 「きつねのはなし」森見登美彦　著

  「きつねのはなし」「果実の中の龍」「魔」「水神」　　　　※　　　　※　　　　※別々の話ですが、４編がゆるく繋がっています。怖いものが苦手なので、ホラーのような怪談のような薄気味悪い妖しげなこういう話はどうも……。正統派の恐怖より得体の知れない恐怖の方が怖いです。

  November 2, 2009

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• 「掌（て）の中の小鳥」加納朋子　著

  「掌の中の小鳥」「桜月夜」「自転車泥棒」「できない相談」「エッグ・スタンド」からなる連作短編集。　　　　※　　　　※　　　　※駒子シリーズに比べて、もう少し大人向きのお洒落な作品で、初っ端に重い話が出てきたりもしたけれど読後感は爽やかでした。日常の謎が沢山出てきましたが、全然わかりませんでした。１０分間でマンションの一室を消すなんて超能力者かマジシャンか？（笑）舞台となっている「エッグ・スタンド」というバーは、バーテンダーが女性で季節の花が大胆に飾られていて、カクテルリストが充実しています。こんな洒落たバーがあったら行き着けにしてみたいな。

  October 25, 2009

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• 「魔法飛行」加納朋子　著

  駒子シリーズ第２作。「秋、りん・りん・りん」「クロス・ロード」「魔法飛行」「ハロー、エンデバー」からなる連作長編集。短大で出会った不思議な女の子茜さん、幽霊の宿る絵、学園祭、クリスマス・イブ――物語を書くように近況報告を綴る駒子。　　　　※　　　　※　　　　※駒子が日常生活を書き綴っていますが、それぞれの章の謎が最終章で収束。この辺りは鮮やかです。前作の感動が大きかったので、本作はほのぼの感がトーンダウンして物足りなかったし、一編が長くなって冗長でした。この作家さんは短編の方が向いているのかも？しかも誰かさんからの手紙の内容が段々重くなっていくのが不気味でした。でも「魔法飛行」はよかったです。ロマンチックなタイトル通り、夢が空を駆け巡りました。

  October 20, 2009

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• 「ななつのこ」加納朋子　著

  駒子シリーズ第１作。「スイカジュースの涙」「モヤイの鼠」「一枚の写真」「バス・ストップで」「一万二千年後のヴェガ」「白いタンポポ」「ななつのこ」からなる連作短編集。短大生の入江駒子は偶然手にした「ななつのこ」という本が気に入り、身の回りのささやかな謎を交えてファンレターを書いたところ、作者本人から返事が届いた。　　　　※　　　　※　　　　※身も心もくったくた……。そうだ、こういうときは北村薫さんへのオマージュとして書かれた加納朋子の「ななつのこ」を読んでみたら癒されるかも。大正解。優しさに癒されました。やはり北村薫さんの「円紫さんと私」シリーズに雰囲気が似ていますね。ふんわりと柔らかく、心にしみじみと染み込んできました。入れ子構造という凝った構成で、最後にはあっと驚かされました。「バス・ストップで」が一番よかったです。文庫本の表紙のイラストはほんわかムードだけれど、単行本は何でしょう？ホラーに思えるのですが……（笑）表紙をめくると著者のアップの写真だったので驚きました。

  October 17, 2009

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• 「玻璃の天」北村薫　著

  ベッキーさんシリーズ第２作。「幻の橋」犬猿の仲である兄弟の孫同士が惹かれあってしまった。「想夫恋」級友が暗号を残して失踪。「玻璃の天」ステンドグラスの天窓から墜落死した思想家。　　　　※　　　　※　　　　※ 風に乗って聞こえてくる箏の調べに光の絵画、ステンドグラス――柔らかくて儚げなで幻想的なモチーフが使われていますが、話はダークな味わいでした。しかも戦争の影が濃くなってきました。時代の流れには逆らえません。いよいよベッキーさんの出自があきらかになりました。でも心が痛みました。「わたし達が進めるのは前だけよ。なぜ、こんなことになったのか。このことを胸に刻んで、生きていくしかないのだわ」英子とベッキーさんは凛として生きていくことでしょう。

  October 17, 2009

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• 「街の灯」北村薫　著

  ベッキーさんシリーズ第１作。昭和七年、上流家庭の花村家に女性運転手がやってくる。令嬢の英子はベッキーさんと呼ぶ。新聞に掲載された変死事件の謎を解く「虚栄の市」、英子の兄とともに暗号の謎に挑む「銀座八丁」、避暑地・軽井沢での映写会上映中の事件を推理する「街の灯」からなる連作中編集。 　　　　※　　　　※　　　　※ベッキーさんという運転手が登場すると聞いていたのでアクティブなイメージがありましたが、謎解きを楽しむというより、昭和初期の上流社会のゆったりとした優雅な雰囲気を楽しむ作品でした。ベッキーさんは容姿端麗で頭も切れ、武道にも秀でています。でも出自が明らかにされておらず、謎めいた女性で気になります。単行本には巻末に田中博氏による解説と北村薫スペシャル・インタビューがたっぷり載っていて、ファンとしては感激しました。

  October 11, 2009

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• 「夜回り先生」水谷修　著

  夜の街を巡回し、青少年の非行問題に取り組んでいる「夜回り先生」こと水谷修氏。彼はどのように生きてきたのか。　　　　※　　　　※　　　　※TVや週刊誌にも登場し、ついこの間まで中日新聞でエッセーが掲載されていたので（Webでは現在でも連載中のようです）、よく知っているようでいて、実は知らなかったことが多すぎました。本当に真剣に子どもたちと向かい合っている方です。それは想像以上でした。なぜ少年少女たちは夜の街を徘徊するのか？まずこの本を読んで知ることから始めてください。

  October 10, 2009

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• 「植物図鑑」有川浩　著

  胸がキュンとなる恋愛小説。ついでに野草にも詳しくなります。　　　　※　　　　※　　　　※有川浩って植物図鑑なんて出したの？　植物に造詣が深かったっけ。え？　そういう名前の小説？こりゃまたややこしい（笑）パッとめくると、植物の写真と名前がありました。植物がらみの小説ですから、どんな花かよくわかって親切です。主人公のさやかは、料理が苦手でインドアなので妙に親近感が沸きました。彼氏は料理上手で、お弁当まで作ってくれて、いいなあ。うらやましい（主婦の感想がこれでいいのかしら？）ユキノシタって煎じて飲む薬草だと思っていたけど、天ぷらでも食べられるとは驚き。娘が幼稚園児の頃、ふきのとうを採ってきたけど調理法がわからず、お味噌汁に入れてみました。死ぬほど苦かった思い出が……。やっぱりふきのとうって苦いものなんだ。この本に触発されて、ピーマンのおひたしを作ってみました。ピーマンっておひたしにできたのですね。ピーマン好きの娘が「美味しい！」と絶賛。どれどれと私。「あ、ほんと。苦味がないね」私はピーマンはそれほど好きではありませんが、これなら食べられるわ。実はゆでるとき、お塩を入れるのを忘れたけど、大丈夫だったようです。ああ、うれしい。簡単美味しいメニューがひとつ増えました。☆９月３０日に娘が整骨院に行った日記をアップしましたが、８月３０日の間違いでした。眠くて1ヶ月間違えたようです。もう直しようがなくって(-_-;)

  October 5, 2009

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• 娘、整骨院へ行く

  少し前に股関節を痛め、放っておいたら顧問の先生に怒られたそうで、接骨院に行くように言われました。他の部員に教えてもらったのが、某整骨院。整骨院？　初めて聞いたぞ。接骨院とどう違うんだ？？（同じものです）カーナビの案内で行ってみると、あら～今風のきれいな建物。中ではトレーニングっぽいことをしている人もいます。古～い建物で患者さんはお年寄りばっかりという私のイメージはガラガラと音を立てて崩れ去りました。超音波と電気とマッサージをしてもらったそうで、大分楽になったそうです。棚障害にも有効だそうで、今度はバスケ小僧も連れてこよう。整骨院は保険が利くからうれしいわ。

  September 30, 2009

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• 「ゆめつげ」畠中恵　著

  清鏡神社の神官を務める弓月には、生まれつき不思議な夢告の力があった。　　　　※　　　　※　　　　※「しゃばけ」シリーズ以外の作品に初めて挑戦してみました。時代物が苦手なので心配していたのですが、「陰陽師」のように読みやすくてよかったです。時代物にミステリーとサスペンス要素が絡めてありました。シリーズものかと思ったら、そうではありませんでした。え？　単発作品だったらラストはちょっと壮大になりすぎたのでは？ところで、どうして単行本と文庫本とでは表紙のデザインが変わるのでしょう？文庫本の表紙は漫画チックで今いちです。知らない人が見たらコミカルな話と勘違いしてしまいそう。ちょっと怪しげな雰囲気の漂う単行本のデザインの方が好きです。

  September 28, 2009

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• 「愛しの座敷わらし」荻原浩　著

  東京から田舎に引っ越し、座敷わらしとの触れ合いをきっかけに、バラバラだった心がひとつになっていく家族の再生の物語。　　　　※　　　　※　　　　※前作の「さよなら、こんにちは」に収録されている「ビューティフルライフ」に設定が似ていました。短編では描ききれなくて、長編で再度挑戦したのでしょうか？座敷わらしは古い家の薄暗い部屋にじっと座っているイメージがあったので、ちょこちょこと動き回る様子がとてもかわいらしく、本当にタイトル通り、愛しの座敷わらしです。自転車の後ろや肩が重く感じたら、座敷わらしが乗っている？　とうれしくなりそうです。座敷わらしのいる家は栄え、座敷わらしの去った家は衰退するという民間信仰は知りませんでした。「シャボン玉」にまつわるエピソードも切なかったです。荻原さんはラスト一行でストンと落とすのがお得意です。「噂」では背筋が寒くなりましたが、こちらはウルウルしました。心がほっこり温かくなるいい作品でした。

  September 23, 2009

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• 「いっちばん」畠中恵　著

  「しゃばけ」シリーズ第７弾。「いっちばん」誰が一番若だんなを喜ばせられるか勝負。「いっぷく」長崎屋のライバル店が勝負を挑んできた。「天狗の使い魔」天狗にさらわれた若だんな。「餃子は甘いか」栄吉の修行先での騒動。「ひなのちよがみ」知らない娘さんが長崎屋にやってきた…と思ったら。　　　　※　　　　※　　　　※前作がとてもよかったので、本作はごく普通の面白さに思えました。そろそろ新鮮味が無くなってきたのかしら？若旦那の周りはどんどん変わっていきました。一番よかったのは「天狗の使い魔」です。ハラハラドキドキ、最後にホロリ。

  September 22, 2009

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• 新型インフルエンザ顛末記

  １６日（水）の夕方、息子が調子が悪いけれど、一晩寝たら大丈夫というので様子見。翌朝、３８℃の高熱。検査するも陰性。咽頭炎。でも新型インフルの場合、初期の段階では陽性反応が出にくいので、後で診断が変わるかもしれないとのこと。１７日（木）朝、娘が高熱。検査の結果待ちのとき、学校名を聞かれる。え？　昨日の息子のときは聞かれなかったぞ。そして看護士さんに別室へ案内される。わー！　何で別室？　昨日と違うー！！伏線たっぷりの状況で先生登場。「陽性反応が出ました。インフルエンザです。家族で出たので息子さんも診断を変えます」「新型ですか？　季節性ですか？」「新型です」かなりパニくってたからか「今かかったら冬かかりませんよ」「でも突然変異とかあるんじゃないですか？」「それは季節性も同じです」難しいことはよくわからないけど、受験生なのでかえってラッキー？リレンザを処方され、息子はすぐに熱が下がりました。娘は次の日に熱が下がりました。連休中親はびくびくしていましたが、うつりませんでした。ああ、よかった。でも娘は大きな陸上の大会に出られず、これにかけていたのに残念でした。学校で流行ってないのに、塾でうつるなんて……。４月にリベンジだ。東海大会行こうね。

  September 21, 2009

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• 「さまよう刃」東野圭吾　著

  蹂躙され殺された娘の復讐のために、父は犯人の一人を殺害し逃亡する。少年法の在り方を問う社会派ミステリ。　　　　※　　　　※　　　　※ひとり娘を無残にも殺された父親の話だったので、娘を持つ親としては読むのが辛かったです。私も彼の立場だったら同じように復讐を考えたことでしょう。今の司法では少年法で守られている少年を裁くことはできないので、自分自身がさまよう刃となり裁くしかありません。いくつかの問題提起がなされたこの作品のラストはあまりにも切なかったです。この方がよかったのでしょうか？　私にはわかりません

  September 20, 2009

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• 「学生街の殺人」東野圭吾　著

  衰退しつつある学生街で起こる連続殺人事件。モラトリアム型フリーターが主人公の青春群像記。　　　　※　　　　※　　　　※デビュー４作目、今回も密室トリックに挑戦しています。でも少し変わった密室でした。学生街というと活気のある若々しいイメージがありますが、こちらは大学の正門の位置が変わったために寂れつつある旧学生街が舞台なので、物悲しい雰囲気が漂っています。そこで生活する大人たちの生活を描いていて、心理描写中心に話が進んでいきます。事件はいったん解決したかのように思われましたが、隠された真実がありました。すべての真実が解き明かされた後、自分の道を見つけようとする主人公の姿に少しは救われました。

  September 19, 2009

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• 「さよなら、そしてこんにちは」荻原浩　著

  「さよなら、そしてこんにちは」「ビューティフルライフ」「スーパーマンの憂鬱」「美獣戦隊ナイトレンジャー」「寿し辰のいちばん長い日」「スローライフ」「長福寺のメリークリスマス」の７篇からなる短編集。　　　　※　　　　※　　　　※荻原さんらしいテイストの短編集でした。葬儀屋・都会から田舎に引っ越した家族・スーパーの食品売り場責任者・子ども向けヒーロー番組に夢中になる主婦・寿司屋・料理研究家・僧侶――いろいろな職業の人が、一生懸命生きているけれどもカラ回り。人生の悲哀をコミカルに描いてあります。人生、時にはうまくいかないこともあるさ。下を向かず前を向いて生きようよ。

  September 17, 2009

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• 「我らが隣人の犯罪」宮部みゆき　著

  「我らが隣人の犯罪」「この子誰の子」「サボテンの花」「祝・殺人」「気分は自殺志願（スーサイド）」の５篇からなる短編集。　　　　※　　　　※　　　　※１９８７年にオール讀物推理小説新人賞を受賞した短編「我らが隣人の犯罪」でデビューしました。何というレベルの高さ！あったか系の作品が多くて泣かせます。解説は私が尊敬している北村薫氏です。み～んなよかったけど「この子誰の子」が特によかったです。私にも子どもがいるので、同じ母としての気持ちに共感できます。男の子のセリフもよかったわ。ここから先は未読の方は読まないでください。「サボテンの花」に出てきた６年１組からの手紙、「校長先生にならないでいてくれてどうもありがとう」にはホロリ。こんな教頭先生いいなあ。

  September 14, 2009

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• 「パーフェクト・ブルー」宮部みゆき　著

  高校野球界のスターである諸岡克彦が、ガソリンを全身にかけられ焼死するという事件が起こった。一方、製薬会社に勤める木原は脅迫を受けていた。　　　　※　　　　※　　　　※デビュー作は「我らが隣人の犯罪」ですが、最初に出版された書籍はこの「パーフェクト・ブルー」になります。カッチリした固めの文章を書く人ですが、初期の頃は親しみやすい文章でした。犬の視点で描かれていたので驚きました。斬新なアイディアです。赤川次郎に三毛猫が出てきたけれど、あくまで仕草でヒントを与えるだけで、猫が何を考えているかはわかりません。こちらはどちらかというと、漱石の「我輩は猫である」に近いです。テンポよく、ぐいぐいと引っ張られて最後まで読みました。凄惨な事件だったけれども、読後感は爽やかでした。魅力的なキャラクターが数多く登場――中でも特に高校生の進也が生き生きと描かれていたからでしょう。余談ですが、ミステリーでも雑学が身につくんですね。ピッチャーは投げる練習ばかりしているように思われてるけど、足腰を鍛えると肩が安定するので、陸上選手以上に走り込む練習をしていると書いてあって、えええ～！夫に聞いたらあっさり「そうだよ」と言われました。知らなかった。野球に全く興味がないからね～また、別の本では、ケンカやボクシングのパンチは腰の使い方が重要と書いてあり、これも夫にあっさり肯定されました。…もしかして私があまりにも知らなさすぎる？スポーツはサッカーとバスケ以外はよくわかりません。円盤もグワングワンと力で投げるのだと思っていたら、くるりんぱと一回転して体をしなやかにして投げています。最近知ったけど、揚力の関係で追い風より向かい風の方がいいそうです。深いわあ。

  September 12, 2009

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• 「終末のフール」伊坂幸太郎　著

  「８年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」と発表されて５年後の世界を描いた連作短編集。　　　　※　　　　※　　　　※混乱した様子を描いたパニック物と思いきや、その状態を脱して小康状態に入った日常生活を淡々と描いています。考えてみれば５年もたてば人々は冷静な状態になれるでしょう。特に大きな事件も起こらずラストへ。世間での評価はいいようですが、私にはあっさりしすぎてよくわからない作品でした。でも何となく小惑星は地球にぶつからないような気がします。

  September 11, 2009

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• 「体温を上げると健康になる」齋藤真嗣　著

  ・体温が一度下がると免疫力は３０％低下する・ガンを発症する人には低体温の人が多く、また低体温だとガン細胞の増殖スピードが速くなる・筋肉量を増やせば、体温は自然と上がる・食事制限をしたとき、真っ先に減るのはじつは脂肪ではなく、筋肉と水分・カロリーを抑えるダイエットでもっとも怖いのは、やせるときは筋肉が落ち、リバウンドするときは、その分が「脂肪」として増えてしまうということ・寝たきり生活をすると、たった二日間で一年分の筋肉を失ってしまう・無酸素運動を行ってから、有酸素運動を行うと脂肪が消費される・トマトにはストレス緩和と成長ホルモンの分泌を促す効果のあるギャバが豊富なので、成長期の子どもに食べさすとよい　　　　※　　　　※　　　　※健康の本と思って読んだら、ダイエットに関係することも書かれていたのでうれしかったです。

  September 6, 2009

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• 「夜明けの街で」東野圭吾　著

  派遣社員の秋葉と深い仲になってしまった。だが彼女は１５年前の事件の容疑者かもしれない……。　　　　※　　　　※　　　　※タイトルといい、表紙といい、爽やかなイメージがあったけれど、えー不倫の話？小心者のサラリーマンの不倫の心理描写が延々と続くので、うんざりしました。事件の真相があまりにも意外で唖然。確かにそういう説明がありましたが、いくらなんでもと思うでしょうが。東野さん、あんまりだ！オチはそんなに悪くなく救われました。http://www.amazon.co.jp/gp/feature.html/ref=amb_link_50257006_2/503-3285941-7375112?ie=UTF8&docId=1000101526&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_s=center-4&pf_rd_r=1PZ8CYTPS4NG4B7Y8QM4&pf_rd_t=101&pf_rd_p=78397006&pf_rd_i=466284ファンサイト「御託をもうひとつだけ」に行ったら、インタビューの情報がありました。サザンオールスターズの『LOVE AFFAIR ～秘密のデート～』の世界と、愛する人が犯罪者かもしれない場合はどうなるのだろうということをくっつけた新しい試み。うーん、悪いけど失敗じゃないかしら？不倫物に無理やりミステリー要素を加えたという感じでどうも中途半端です。

  September 4, 2009

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• 「宵山万華鏡」森見登美彦　著

  「宵山姉妹」「宵山金魚」「宵山劇場」「宵山回廊」「宵山迷宮」「宵山万華鏡」からなる連作中篇集。万華鏡のように、いつまでもくるくると回り続ける森見ワールド。あなたは抜け出すことができるか？　　　　※　　　　※　　　　※何と煌びやかな表紙！明るくて楽しいポップな話かとわくわくしながら読んだけれども、最初の「宵山姉妹」はホラーっぽくて背筋がヒヤ～。でもこれが一番よかったです。世にも恐ろしい体験を、別の視点から描けばコメディ。面白い。モリミーやる～。孫太郎虫は想像上の生き物ではなく、ヘビトンボの幼虫でした。かなりグロテスク。これを食べるのは絶対嫌だ～。

  September 1, 2009

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• 「刻まれない明日」三崎亜記　著

  町の消滅によって３０９５人が消え去った。あれから１０年――少しずつ変化が起き始めた　　　　※　　　　※　　　　※「失われた町」の続編かと思ったけど違いました。でも「失われた町」を読んでからの読書をおすすめします。愛する人を突然失った想いを静かに淡々と描いています。心に区切りをつけ、新しい一歩を踏み出した人たちの姿に希望を感じました。町が消えた理由はSFチックだなあ。顔を覚えてもらえない云々のカップルの会話は有川浩のノリでした。

  August 25, 2009

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• 「 ジェネラル・ルージュの伝説　海堂尊ワールドのすべて」海堂尊　著　

  「ジェネラル・ルージュの凱旋」のスピンオフ小説と登場人物一覧・関係図・年表・用語解説・医療事典等からなるファンブック。 　　　　※　　　　※　　　　※「はじめてのご挨拶」でずっこけました。海堂さんてこんな性格だったの？「チーム・バチスタの栄光」では白鳥が中盤になって突然登場しましたが、その理由が明かしてあって面白かったです。もう少し小説が多かったらよかったな。

  August 22, 2009

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• 「イノセント・ゲリラの祝祭」海堂尊　著

  「田口・白鳥」シリーズ第４弾。 厚生労働省主催の「医療事故調査委員会創設検討会」の会議を巡る攻防を描く。　　　　※　　　　※　　　　※ミステリー要素は一切なく、会議における議論が主です。いや～それが面白いんだ。今までの病院物とはちょっと毛並みが違うから、人によっては合わないかも。白鳥頑張れー！って思わず応援していました。彼の言うことがまともに思えるんだから、医療行政の現場って怖いですね。田口先生も頑張りました。

  August 19, 2009

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• 「砂漠」伊坂幸太郎　著

  「あのね、俺たちがその気になればね、砂漠に雪を降らすことだって、余裕でできるんですよ」社会という「砂漠」に巣立つ前の「オアシス」で日々を送っている５人の大学生の青春小説。　　　　※　　　　※　　　　※タイトルと表紙のイラスト（2005年発行のもの）からはどういう話なのか想像できず、途中で青春物とわかりました。西嶋という理屈っぽいキャラが登場で、ああ、伊坂さんらしいと感じました。そういうのは苦手なので彼の言う（喚く？）ことは、結構飛ばし読みしました。麻雀のことがご丁寧に図解入りで解説してありました。結婚したての頃、夫が借りてきた麻雀ゲームに少しハマったけど、も～うすっかりルールなんて忘れてしまいました。麻雀はわからなくても、オチは万人向けだからよかったと言うべきか、あほらしいと言うべきか。ところで、伊坂さんは真面目な顔して冗談言うタイプでしょうか。すっとぼけた文章です。東堂のキャラは「アヒルと鴨のコインロッカー」に出てきた麗子さんに似ていました。

  August 13, 2009

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• 「ちんぷんかん」畠中恵　著

  「しゃばけ」シリーズ第６弾。「鬼と小鬼」　　若だんな、三途の川まで行く「ちんぷんかん」妖退治で有名な広徳寺の寛朝の弟子である秋英の話。「男ぶり」　　　若き日のおっかさんの恋物語。「今昔」　　　　陰陽師退治と松之助の縁談話。「はるがいくよ」桜の精の小紅の話。　　　　※　　　　※　　　　※若だんなはいくら体が弱いからって三途の川まで行ってしまうとは……。そんなところに行っても相変わらず優しいね～大好きなこのシリーズ、本作は特にいい出来です。いくつかの別れの予感が暗示されており、特に生と死がテーマになっている「はるがいくよ」が切なかったです。

  August 6, 2009

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• 「HOOT」カール・ハイアセン　著

  全米書店員が選んだ「いちばんお気に入りの本」笑ったあと、なんだかハートがあったかい転校生のロイはスクールバスの窓から、裸足で走る少年を見かける。一方、パンケーキハウスの建設予定地で奇妙な事件が相次いで起こる。　　　　※　　　　※　　　　※タイトルの「HOOT」はフクロウの鳴き声をあらわした言葉です。表紙のデザインがセンスよくてGood！YA小説なので読みやすく、スカッとする読後感です。環境問題も組み込まれてます。

  July 29, 2009

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• 「スポーツドクター」松樹剛史　著

  高校最後のバスケの試合を前に、膝を痛めてしまったキャプテン夏希。彼女を救ったのはアスリート専門医だった。クリニックを手伝っているうちに、肘を壊した野球少年、過食症の水泳選手など、心が傷ついた選手たちに出会う。爽やかな青春小説。　　　　※　　　　※　　　　※ 試合や練習の描写はあまりなく、体だけでなく心も傷ついたアスリートたちの心理描写が主の青春物です。一般的に体の柔らかいことは怪我の防止に繋がると考えられていますが、柔軟性がリスクになることもあるのを初めて知りました。スポーツドクターである辻秀一氏が解説で、「柔軟性が高いために靭帯の可動域を超えて膝が曲げられ、それにより、断裂の危険があるのである。（中略）膝への大きな荷重が最もかかりやすいスポーツの一つがバスケットボールである」と述べています。息子も相変わらず膝の故障を抱えています。しくしく。スポーツで故障をするとドクター・ストップがかかります。でもどうしても出たい試合があるんです。その気持ちをわかってもらえるのは、やはりスポーツドクターです。スポーツをやっているものは、いいスポーツドクターに出会いたいです。

  July 26, 2009

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• 「朝霧」北村薫　著

  「円紫さんと私」シリーズ第５作。「山眠る」「走り来るもの」「朝霧」卒業論文を書き上げ、巣立ちの時を迎え、出版社の編集者としてのスタートを切った「私」。　　　　※　　　　※　　　　※リドル・ストーリーという物語中に示された謎に明確な答えを与えないまま終了することを主題としたストーリーが出てきました。「女か虎か？」――有名な話だそうで面白かったです。答えはどっちかなって気になります。話の中で社会人３年目を迎えました。急に時間が飛んでびっくりです。このシリーズはここで止まっています。大学を卒業したので、もう終わりなのでしょうか？「私」が成長していく様子を楽しみに読んでいました。続きが出るといいなあ。

  July 24, 2009

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• 「うそうそ」畠中恵　著

  「しゃばけ」シリーズ第５弾。待望の長編。一太郎は箱根で湯治をするために旅に出る。　　　　※　　　　※　　　　※「うそうそ」とは、たずねまわるさま。きょろきょろ。うろうろ。（江戸語辞典・東京堂出版刊）一太郎は生まれて初めての旅に出たけれど、人さらい、天狗の襲撃、謎の少女の出現――却っていつもより大変な状況じゃない！！一太郎、大丈夫？先が読めなくて、ハラハラどきどきしながら読み終えました。アイデンティティの喪失――大昔からこの悩みはあり、それが思わぬ事件を引き起こしました。でも結局は本人が乗り越えなければ解決できない問題です。鳴家（やなり）のファンとしては、鳴家がお獅子の背中に乗って駆け回る姿って相乗効果で可愛いすぎる～

  July 22, 2009

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• 「おまけのこ」畠中恵　著

  「しゃばけ」シリーズ第４弾。「こわい」栄吉と大けんか。狐者異（こわい）が出てくる。「畳紙」　厚化粧のお雛と屏風覗き。「動く影」一太郎が五つの頃、影女が現れた。「ありんすこく」吉原の禿（かむろ）と駆け落ち。「おまけのこ」鳴家が宝物を守って大冒険の旅へ。　　　　※　　　　※　　　　※若旦那が吉原の禿（かむろ）と駆け落ちって、一体どうしたっちゃんですか！？真相がわかり、若旦那の優しさにほろり。鳴家ファンの私としては鳴家が大活躍する「おまけのこ」もよかったです。

  July 21, 2009

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• 「六の宮の姫君」北村薫　著

  「円紫さんと私」シリーズ第４作目。最終学年を迎えた「私」は卒論のテーマ「芥川龍之介」を掘り下げていく一方、田崎信全集の編集作業に追われる出版社で初めてのアルバイトを経験する。その縁あって、図らずも文壇の長老から芥川の謎めいた言葉を聞くことに。「あれは玉突きだね。…いや、というよりはキャッチボールだ」―王朝物の短編「六の宮の姫君」に寄せられた言辞を巡って、「私」の探偵が始まった…。内容（「BOOK」データベースより）　　　　※　　　　※　　　　※これは難しすぎました。「私」や円紫さんの活躍よりも、ひたすら芥川龍之介についての解説を読まされたような……。まず元になっている芥川龍之介の「六の宮の姫君」を読んでみないと、こちらが理解できないようです。

  July 20, 2009

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• 部活　夏季総体

  １試合目は１００点ゲームまでは行かなかったけれど楽勝。２試合目はKN。市内４強のひとつを破りたい。７点差を縮めたい。まさに死闘。一度は同点に追いついたのに、また引き離される。追いつきたいのに追いつけない。４点差で敗れる。みんなお疲れさま。とてもいい試合だった。うちのチームの子はフリースローがあんまり入らずで、これがほとんど入ってたら勝ってたんじゃないかい？基本は大事だね。部活は引退だ。これからはジュニアで頑張ろう。

  July 19, 2009

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