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カテゴリ:その他
不快になる程救いようのない文章が書かれています。
笑いもありません。とにかく怠け者の気味悪さがあるだけです。 読み飛ばすことを切におすすめします。 他人にも出来ることには価値がない、などとは「持ってる」人の驕りだと思うのである。他人にも出来ることだとわかってて、それに誇りを持って臨むことには「誰にも出来ないこと」と同等の価値があると思うからである。 なぜなら、もし世界中の人が「自分だけにしか出来ないこと」をし始めたら、絶対に供給は需要に間に合わないからだ。つまり、「他人が成した」ことを繰り返し行っていく人が、世界には必要不可欠なのだ。それに対して、卑下する余地は微塵もない。むしろ新しいものしか創り出さない人間の何と少ないことか。まさに「選ばれて、選ばれて、それでもまだまだ選ばれそうで怖くなっちゃう人」だと言ちゃっても過言ではないだろう。 小生からしてみれば、そういう人たちは何と不幸だろうか、と思ってしまう。だとて「他人に出来ることをしていてはいけない人」なのだ。常に「誰かの模倣では」という疑念と闘って生きねばならない。もちろん、妥協して真似することも許されない。それが苦痛以外の何に値するだろう。まるで止まったならば死んでしまうという、マグロのソレではないか。小生は絶対―― そんな人種になどなりたくない。 とは言わない。なりたい。どうしてもなりたい。 そして、前しか見てはならない自分の境遇に嘆息をついてみたい。 その状況に置かれた上で、自分の滑稽さに涙してみたいのだ。 凡庸であるが故に「非凡」に憧れる。典型的な憧憬だと一瞬でわかる。わかってはいる。わかってはいるのだけれど。それでも、何か小生にしか出来ないことはあるまいか、という欲求には勝てない。夢見て、恋焦がれて。そして、それに着手することに絶大なる恐怖を感じて。堂々巡り。 だから「繰り返す」ことに誇りも持てず、「非凡」にもなれない。この際、もとから「持っていなかった」という逃げは止めることにしよう。小生は「持っていない」のではなく「可能性を放棄している」のだ。 「他人に出来ないこと」など自分には到底無理だった、という事実を知ってしまえば、もう立ち直れなくなるかもしれないから。「始めさえしなければ」その成否については保留にせざるを得ないという建て前を形成しても非難されないから。現状諦めていないと思い込んでおけば、夢幻に現を抜かして生きていけるから。最も価値のない所作。世界で最も愚劣で何も生み出さない挙措。自己欺瞞の境地。 価値を生み出せる自分になりたいとは思わない。 それでも「せめて」現状に留まり続ける自分を是正出来るだけの何かがあれば、と又「自分以外まかせ」にする怠惰。本当に何と言うか。 ため息しか出ない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.06.30 09:14:17
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