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2006.02.07
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カテゴリ:想起した詩
「数日後に手術を控えてると言ったら、あなたはまるで魔術師のように手のひらから花一輪。『この前のルパン三世でやってて、いつかこういうシーンがくるって練習したんだ』って。大丈夫だよ、なんて言葉よりよっぽど嬉しかった。私を励ますためにしてくれたのが私の目にはよく見えたから。あなたの優しさが感じられたから」
いや、あれは本当に<ルパン三世―カリオストロの城>を見ていて、出来たらネタになるかなーと思ってだな。
そう言い掛けてやめた。
咳払い一つ。
今の声は彼女の言葉であって、そうではない。
もはやただの記録。彼女の残滓。
言い繕っても、言い訳しても、照れ隠ししても。
彼女にはもはや伝わらないし、伝えられすらもしない。
ふと目に入った床の染みが気になって、
指が折れそうになる程何度も擦ってみる。
ずっと気にしたことのなかったものが、
なぜか急に狂おしいほどに、苛立ちの対象になる。
パキッとボクの指の骨が砕けたかと思った。
そんな音がした。
画面には先程とどこか様相の異なった彼女がいた。
ボクはその変異が気になって、
目まぐるしく視線を動かしてみる。





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最終更新日  2006.02.09 17:00:57
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