ともに彷徨いてあり
図書館から借りて読みました。カヌーイストの野田さんは、メディアに出ている状態のシルエットしか知りませんでした。エッセイも時々目にしたものを読む程度で、詳しいヒトとなりを知りませんでした。この本では、野田さんと一緒にある時期を生きた「随行者」としてのカヌー犬ガクのことを、野田さんの温かい眼差しで文字に記されています。何という幸せな犬だったのだろう、と思います。この本、最近カヌー作ってますので、ふらふらと読んだんですが、あっという間に読んでしまいました。椎名誠さんや夢枕獏さんとかと、野田さんの交友も本書で語られてますし、ドキュメントの映像を見てみたい衝動に駆られます。それにしても、毎年1年のうち、2ヶ月を川の上や川岸で過ごすってどういう気持ちなのでしょうか。ともに彷徨いてあり