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活性酸素と生活習慣病

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2007.11.29
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カテゴリ:カテゴリ未分類

 「馬鹿は風邪をひかない」とよく言われますね。馬鹿はストレスがあまりかからないので免疫力が低下しにくく、風邪のウイルスをはねかえしてしまいます。だからアホの身体にもウイルス、バイキンは平等に出入りしているのであって、アホだけうまくウイルスから逃げ回っているのではありません。

 誰でも年に2~3回は風邪をひくものです。ただ、体力(免疫力)のしっかりした人は半日で回復したりするので寝込むところまではいきません。中には風邪と仲良しの人がいて、毎月風邪をひいたり、一回ひくと3~4ヶ月ひきっぱなしというスゴイ人もいます。このような人は白血球の働きが鈍っていて、どんな病気にもかかりやすなっているのです。

 特に好酸球やリンパ球、マクロファージとよばれる白血球は身体に侵入してくるバイキン、ウイルスなどの病原物にマークをつけて破壊する身体の防衛隊です。これらの数が不足していたり、一個一個の働きが低下してくると、たやすく風邪をひくようになります。「私はよく風邪をひくからアホじゃないわ」と喜んでもいられないのです。

 「風邪の薬を発明したらノーベル賞」というのは本当です。風邪の原因の99%はウイルスで約200種の風邪ををひきおこすウイルスが特定されており、悪いことにこれらのウイルスはその外側のカプセルの様なものの形状を一定の周期でコロコロ変えるので、常に新しいウイルスが飛んでくるようなものです。これではいくら身体に備わった免疫機構が優秀でも、とても追いつかないのは当然です。

 現在の医学では大多数のバイキンを殺す薬ができているのですが、ウイルスを殺す薬はまだほとんど無いのが実情です。ワクチンといっても次にどんなウイルスがやってくるかわからないのに、まるで「あてもの」みたいなもので、敵が飛行機でやってきているのに魚雷発射するようなものです。
 
 では、風の原因の大部分を占めるウイルスに対して薬はまだできていない、ワクチンは期待薄、で、どうするのかということになりますよね。そこへ登場するのが漢方薬です。漢方薬そのものがウイルスを殺すのではありません。ウイルスをやっつける機能を高め、身体の戦闘能力を増強するのが漢方薬です。

 「傷寒論」という二千年も前に著された漢方のバイブルみたいな本があります。この中に有名な葛根湯も出てくるのですが、風邪のひきかけからこじれた状態まで、実に微に入り細に入り治し方が書いてあります。一冊まるで風邪の治し方みたいな本です。特に、風邪のひきかけ(これを漢方では太陽病と呼んでいます)は、漢方が本当によく効く時期で、これを役に立てないのは宝のもちぐされというものです。風邪に対する代表的な漢方の処方をご紹介しましょう。


葛根湯(かっこんとう)
 誰でも知っている有名な漢方の風邪の薬です。落語でも「葛根湯医者」というのが出てきて、どんな病気でも必ず葛根湯を処方するというすごい医者です。
 葛根湯が効く風邪は、汗が出ないで頭が痛く、肩こり感が強く、少し寒気がして熱が出かかっているような”ひきかけ”の風邪です。こじれた風邪には使いません。普段から身体や胃腸の弱い方は葛根湯は強すぎて気分が悪くなったりします。

 普通の体力の人で、風邪のひきかけなら70%の割合でこの処方が合うと思います。鼻にすぐくる人は「葛根湯加川弓辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)」という便利なエキス剤もあります。大切な試験のある日の朝に葛根湯を飲んで行くと点数が上がります。又、夜勤や当直明けに葛根湯を飲むと頭がスッキリして快調です。


参蘇飲(じんそいん)
 私が風邪薬として一番よく使う処方です。葛根湯では少し薬が強すぎる人で、咳や痰が出て胃の調子が悪い時によく効きます。気をめぐらし、体力をつける薬が入っているので、風邪でなくとも常用している方もいます。本来はひきかけの風邪に用います。「参」は人参、「蘇」は紫蘇(しそ)が主体の薬であることを表しています。


小青龍湯(しょうせいりゅうとう)
 鼻水タラタラで一日にティッシュ1箱という時に使います。花粉症やアレルギー性鼻炎の時にもよく使います。青龍というのは水を治める漢方の守護神なのです。(神社の境内にある口を清める水は青龍から出ています)


越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)
 のどがチクチク痛む時の風邪にピッタリです。


麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)
 寒気はするが熱が出ないで、身体がだるくてゴロリと横になりたいような体力の弱った時の風邪に。


柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)
 ちょっとこじれてきて頭痛がのこり、口の中が粘ったような感じのときに使います。


麻黄湯(まおうとう)
 赤ちゃんの風邪は、麻黄湯のエキス剤を粉ミルクやジュースに混ぜて飲ませるとビックリするくらい効きます。


 その他、漢方は本当に多種多様な風邪の処方が揃っていますので、診察室で是非ご相談下さい。尚、各処方は煎じ薬でもエキス剤でも出せます。エキスの場合は冷蔵庫に入れておけば1年くらいもちますので、もし余ったら保存しておいて次のときに使いましょう。それと、エキス剤の場合、熱いお湯にといて服用するとよく効きます。又、生姜の絞り汁を数滴たらすと、おいしくて更によく効くようになります。是非お試ください。


固体マイナス水素イオン健康法:http://tinyurl.com/2056r2





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最終更新日  2007.11.29 17:56:04
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