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テーマ:~広島東洋CARP~(4350)
カテゴリ:今日のカープ
ちょっと事情があって,7回裏終了後で球場を後にしたため,その後のドタバタ劇と最後の尾形のサヨナラホームランは,ラジオでしか聞いていない。でも,本当に尾形。ヒーローインタビューで見せた感情の高ぶりが,本当にすべてなんだろうと思う。よくここまではい上がってきたと思うし,人並みならぬ努力を,野球の神様はちゃんと見ておられたんだと思う。とにかくおめでとうと言いたい。
さて,今日の試合を生で見ていた偽らざる感想は, どうしてこんな展開になったのかよく分からない 本当に,7回表まではとにかくどうしようもない内容だった。ヒットこそぽつぽつ出ていたが,点が入るとか,ましてや連打が出るなどという予兆はほとんどなかった。ところが,7回裏から,見事なまでに連打が続いた。とにかく信じられない。理由を考えろと言われても説明がつかない。 予兆はあった。1回表。立ち上がりの黒田の調子はとにかく悪かった。ところが,木村拓也の草野球並みの走塁ミスでワンアウト,小笠原にタイムリーを打たれた後の二岡に,何を血迷ったかセーフティ気味のスクイズを敢行し,高橋由伸がセ・リーグ最強の倉のブロックに真っ正面からぶつかってはじき飛ばされ,負傷退場になってツーアウト。結局1点止まりで終わってしまった。実はこれがこの試合のすべてだったのかもしれない。 7回表は,これまた横山があっぷあっぷで追加点を取られ,さらにバッター阿部慎之助という厳しい場面で,小笠原が今時高校野球でもお目にかかれないような帰塁ミスでアウト。これも1回表にできてしまった流れの延長と思えば納得は行く。こういうことの積み重ねが,最後にジャイアンツにボディーブローのように効いてしまった,としか思えない。 さて,問題の7回裏。結果的にジャイアンツにとって試合を壊してしまったのは広陵高校ナインの4年先輩・西村健太朗。奇しくも,その崩れ方は,春夏連覇を賭けて臨んだ2003年夏の2回戦,対岩国高校戦でのときと同じだった。ストレートは力んで高めに浮き,変化球は抑えが効かず,仕方なしに真ん中近くに投げた結果がまさに今日のスコアになった理由だと思う。とにかく,嶋と対峙している時点で,これはひょっとしたら追いつけるかもという予感めいたものはあった。ただ,それまでの打ち取られ方が余りにも悪かったので,ちょっと信じがたかったのではあるが。 ところで,今日の先発の黒田。とにかく立ち上がりは悪かった。本当に初回KOかと思うくらいに。その後は少しずつ立ち直って,いい球も行くようになったけれども,本調子にはほど遠かった。今日の結果はある程度やむを得ないと思う。ただ気になるのは,4回にイ・スンヨプに打たれたホームラン。そもそもこの回のきっかけは,楽勝のセンターフライをアレックスが(多分照明に入って)目測を誤ったゆえの2塁打がきっかけではあるが,どうもそういうミスから取られたような流れで,踏ん張りきれずにホームランで崩れてしまう傾向があるような気がする。ここに来て,特に市民球場で勝てない焦りが拍車をかけているのかもしれない。とはいえ,黒田博樹の代わりは誰にも務められないのだから,とにかく頑張ってほしいとしか言えない。 とにかく,勝ててよかった。カープにとっては本当に最後は最高の展開で勝つことができたし,ジャイアンツの数少ない勝ちパターンを完璧に壊してしまったのがもっと大きい。原タツノリ君の采配も相当プッツン来ているようだ。これは,またあと二つをきっちりいただけるだろうし,そうしなければならないと思う。 7回裏以降の野球を継続しよう。 ![]() ![]() ![]() ↑ポチッと,クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。
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