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テーマ:~広島東洋CARP~(4355)
カテゴリ:つれづれ
バリー・ボンズに端を発したメジャーリーグの薬物汚染疑惑は,相当根深いどころか組織を揺るがしかねないほどの深刻な問題であったらしい。あれだけのビッグネームが名指しされ,409ページの報告書が書けるくらいに連座した選手がいるというのだから,これは一部な不心得者が起こした事件という抗弁は成り立たないだろう。
現場では大手を振って,とまでは言わないが,半ば公然と行われていたであろうことは推測に固くない。メジャーリーグ選手会が頑なな反応を見せていることからも分かる。相当あわてているに違いない。それより,レポートに「悪質な事案以外は処罰すべきでない」と提言されていることは,そういうことをやっていれば本当に組織が崩壊しかねないということを言っているに等しい。まあ,これでメジャーリーグがオリンピックに協力しないわけがよく分かった。 よりによってカープは,こういうタイミングで外国人選手を4人補強したことになる。今年はかなり早くから動いていたようではあるが,果たしてそういう身体検査が十分に出来ているのかどうか。もし自信がないなら今からでも洗い出した方がいいと思う。 さて,今回のリポートにはジェフ・ウィリアムス,アダム・リグス,アレックス・カブレラの3人の名前が挙がっているらしい。特に深刻なのはウィリアムスだろう。阪神タイガース(今回に限り,デトロイトと区別するために商号を付する。)在籍中の2004年に購入したことが明らかになっているらしい。 ウィリアムスといえば,確かアテネ五輪のオーストラリア代表だったはずだ。あのときは,何とかしてくぐり抜けたのだろうか。それより,3年前は確かに手を出しました。でもそれ以来やってませんという言い訳は通用するまい。しょせん薬物で作った体は,薬物でしか維持できないはずだ。本来なら,球団,いや連盟が徹底調査してしかるべき事案だろう。 もちろん,麻薬や向精神薬ではないから,使ったことイコール刑事罰の対象ではない。しかし,まっとうなスポーツであれば,まさに機構を挙げて,いや世界を挙げてアンチドーピング,アンチドラッグに取り組んでいる事実に目を覆うわけには行くまい。ただ,残念ながらNPBはそんなに健全な組織とはいえない。 さて,ジェフの所属するチームの最高責任者は,星野仙一といって,野球五輪代表の監督をやってるらしい。オリンピックといえばまさにアンチドーピングの象徴的存在である。そこに乗り込んでいくチームの監督の配下のチームがドーピングにまみれた選手を雇用するというのは,正常な神経をしている人間ならば耐えられないはずだ。しかし,そこは星野仙一だ。今一生懸命走り回っているだろう。そして,それが功を奏すれば,多分こういう経過をたどる。 テレビ,ラジオを含めた全プレスは,この報道から一斉に目を背ける。仮に報じるとしても事実を2,3行。そして悪質な事案でない限り処罰の対象にはならない,メジャーを見なさいということが強調されるだろう。 そして,セントラル連盟会長のボンクラ,もとい豊蔵君と,コミッショナーを僭称するゴロ寝,いや根来君が揃って幕引きを計るに違いない。そして最後は,長嶋茂雄を担ぎ出して玉音放送をやるかもしれない。 いかにも醜悪だが,そうなるだろう。そして来年のスプリングキャンプのころにはなかった話にされるだろう。 うーん。今日は12月14日だ。播州赤穂で生まれ育った身にとっては特別な日だ。四十七士の狙った首は吉良上野介公ただひとりだが,私の目指す本所松坂町には,あまりにもたくさん・・・(以下自主規制にて省略) さあどうなるJFK。 BlogPeople ↑ポチッと,クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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