|
テーマ:~広島東洋CARP~(4355)
カテゴリ:つれづれ
例年清水寺で年末に盛大に行われる「今年を象徴する漢字一字」のお披露目。今年は,「偽」だったという。まあ,不二家に始まってミートホープや赤福や石屋製菓や年金やら事務所費やらいろいろありすぎて,これほど万人が納得してそれに替わるものが思い浮かばないというのも珍しいだろう。
広島スポーツ界にとっても,結局は「偽」の1文字に尽きるだろう。真剣に優勝を目指ているかのように組織が偽り,選手が勝利を目指す意欲があるかのごとく偽り,特定の選手はチームへの愛着を偽り,権利行使の経緯を偽り,そんなこんなで暮れていったというのが正直なところだ。その結果,「広島三大プロ組織」の二つの権威が地に落ちた。そんなところだろうか。昨年の高校駅伝で世羅高校が栄冠を掴み,サンフレユースがJユースカップを掴み,ニューイヤー駅伝で中国電力が優勝し,高校サッカーでは皆実高校がベスト8,そして春夏とも高校野球大会を賑わせた広陵高校。アマチュアスポーツは非常に活気があったのだが。 もう一つ漢字にたとえるならば,ずばり「辱」だろう。「恥」なんて甘いものではない。カープとサンフレッチェというチームに着せられた,そしてファンとサポーターの受けた屈辱,たいがいのものには耐えられるつもりでいたが,今年に関してはその確信が揺らいでいる。カープファンを30年近くやってきて,さんざんいい思いもさせてもらったが,「命永ければ辱多し」と兼好法師はよくも喝破しておられたものだ。 無責任な人間ほど平気で「臥薪嘗胆」などと口にするが,いったい後何年堪え難きを堪え忍び難きを忍ばなければならぬのかと言いたい。薪の痛さも胆の苦さももう十分だ。というより,そのモデルとなった夫差も句践も忍従の末結果を出している。 結果の出せない者が安易に言い訳に用いるべき言葉ではない と思う。 さて。昨日の前田智徳の契約更改をもって,カープの2007年の公式行事はほぼ終了した。前田の契約更改の結果には,カープファンの間でも思いが割れているようだ。私のような僻者の語るべきことではないかもしれないが,あれは結論において妥当だったと思う。2億円も年俸を取る選手は,個人の成績についても,そしてチームの順位に対しても結果責任を負ってもらわなければならぬ。ましてや,今年の前田の場合は,最終的に残した数字も年俸に見合うものではなかったし,交流戦ころからまさに自らがブレーキになってチームを失速させてしまったことは客観的に明らかだ。今年の年俸が維持されるべき要素は何もない。それは前田智徳自身がよく理解しているだろう。そう信じる。 気が付けば明日は仕事納めだ。だからというわけではないが,題名も付けられないような雑ネタをつぎはぎして埋めてきたこのシリーズも,今年は一応幕を閉じることにしたい。ずいぶん正統カープファンやマツダ信者や赤ヘル原理主義者の方々には差し障りがあったかもしれないが,意識して申し上げておりますから(by トニー谷),その点はご承知いただきたい。 このスタンスは,多分来年も変わらない。でも,来年こそは,年間通して 「今日も勝ったよまた勝った」(by 柏村武昭)モードで通せればありがたい。チーム及び選手の皆様。お願いします。 来年こそ広島球界に光を。 BlogPeople ↑ポチッと,クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[つれづれ] カテゴリの最新記事
|