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テーマ:~広島東洋CARP~(4355)
カテゴリ:今日のカープ
プレイをやってるのは選手だから,責任は彼らが負うべきであるが,それにしてもかわいそうだという気持ちがまず先に起きる。
昨日の下柳,今日のボーグルソン。共通しているのはある程度外中心に狙い球を絞る必要があることと,100球前後で自分から崩壊してくれること。しかも昨日の結果を踏まえた今日の試合。残念ながら,全く反省も何もなされなかったようだ。昨日と同じように抑え込まれた。小早川は最初からコーチの数のうちに入れていないが,内田順三の戦術眼のなさは相変わらずだ。そういえば水谷実雄という人も山本一義という人も松原誠という人も全くダメだった。名伯楽と呼ばれる人はどうも戦術は向いていないようだ。 最近は,高校野球でもベースコーチ専任のベンチ入り要員がいる時代だ(もちろん打てない守れないわけではないが)。それだけ,ベースコーチ,特に三塁コーチの責任は重要なのだ。翻って現状のカープを見るに,サードベースコーチの判断ミスといわれても仕方のないプレイが北陸シリーズ3試合連続で続いた。いや,彼は4月末に横浜で世紀の大ボーンヘッドの片棒を担いでいるし,昨年も彼に起因する走塁ミスがあまた発生したところである。よほど,ベンチからのサインを解読するのに忙しくてランナーや打球や守備位置を見る余裕がないのだろう。 さて。今日の試合,天谷が二度出塁した。確かに二度とも点になった。しかし,1塁走者天谷,打者東出というノムカン君が泣いてうらやましがるような何でも出来る大チャンスで,ベンチは頑なまでに東出に早いカウントからバントをさせることにこだわった。確かこの監督さんは開幕前さかんに機動力をぶち上げていたようだが,それはさておき,揺さぶるととっても簡単に崩れてくれそうなボーグルソンを相手に,じらしもせず揺さぶりもせず動揺も与えもしない攻撃は奇っ怪だ。6回裏バントを決めてベンチに戻ってきたときの東出の表情には,あからさまに不満の色があった。 今日は,前田智徳がスターターで出た。さすがに,3日に1回のスターターでは苦しそうだ。それでも,3打席目には貫禄で対応した。しかし,なぜか6回でお役御免になった。ちなみにリードはまだ2点で,ピッチャーは宮崎である。しかも昨日の今日だから,できるだけ遅くまで打順を回したいところだが,何か起用するのは美学に反するとばかりに無理矢理引っ込めた。ちなみに,昨日の敗因となる大エラーをやらかしたシーボル君は,悠々サードで出て危なっかしいプレイを連発した挙げ句,打線をよく抑えるブレーキ役を果たしている。 先発の宮崎。6回まではよかったが,7回に自分のミス(金本のヒットだってはっきり言ってピッチャーゴロだ。安仁屋氏も指摘していたが,彼は今日ほとんど使い込まれていないまっさらなグラブで臨んでいたようだ。この大事な試合に及んで論外である。)から崩れた。にもかかわらず,無死満塁の走者を残してふんぞり返ってベンチに引き上げ,うれしそうな顔でハイタッチなどしていた。はっきり言って志が低いし,この姿を見たファームの主力投手はさぞ激怒しているだろう。 話がそれたが,そんな宮崎が,しかもいまだかつて9回を投げきったことのないピッチャーが,このまま終盤を万全で抑えてくれるとこの監督さんは考えていたらしい。しかも左打者が並ぶ展開で,昨日の今日だから,何か手の打ちようがあったようにも思えるが,何もしなかった。満塁になってあわてて出てきた梅津の顔には,実はまだあんまり準備してませんでしたと書いてあった。打たれた梅津を責めるのは当たらない。ベンチのリスクマネジメント能力の欠如にやられただけである。そういえば,何でもかんでもサインでがんじがらめにするのが大好きな監督さんが,赤星の1-3になった時点で,何にもベンチから指示を出していなかったようだ。そうでなければ,石原が漫然と真ん中にミットを構えることも,梅津が茫然と真ん中のストレートを投げることもなかっただろう。 もうひとつ,問題の7回表,梅津がやっとこさツーアウトを取った後,ノムカン君はおもむろに檜山に代走関本を送った。戦術的には何の意味もない。はっきり言って忘れていたんだろうが,それがわかるのが承知できちんと修正した。一方マーティは,継投ミスもブルペンの準備ミスも頑なに認めず,梅津を見殺しにして責任をすべてなすりつけることで彼に報いた。はっきり言って私はノムカン君は人間的に大嫌いだが,それでも監督としてはマーティよりまだ上だと思う。 こんな試合を,今後も見せつけられるのであれば,もうたまったもんじゃない。 植田幸弘を除く一軍首脳陣は,直ちに退陣すべきである。 (植田を除外したのは,彼がいないと交流戦対策がどうしようもなくなるからというだけである。) 第二次世界大戦で,真珠湾攻撃で痛い目に遭わされ,緒戦で連敗が続いたUS-NAVYは,司令部を大幅刷新して,巻き返しに成功した。一方大日本帝国海軍は,ミッドウェーで負けた責任者がずるずると最後までトップに居座り続け,ついに戦いたくても船も飛行機もない状態まで追い込まれて崩壊した。「過ちを改めるに憚る事なかれ」と,2500年も前に孔子先生も仰っている。 変えるなら,今しかない。 一将功成らずして万骨枯れる。 BlogPeople ↑ポチッと,クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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