ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

すべてが終わった。昨日の今日でこんなどうしようもないヘボ試合しかできないということは，クライマックスシリーズ進出など話にもならないということを身をもって証明しただけである。昨日のようなどうしようもないひどい内容の試合を惜しい打撃戦を落としたなどと甘い総括をしていたプレスとそれに乗っかかった主流派カープファンの甘っちょろい空気こそがすべての元凶というべきだ。彼らにはおまえらのせいでカープはここまで落ちぶれたんだと罵声を浴びせてやりたい。

まあ，今日の試合は標題のとおりである。覇気のない攻守で試合をボロボロにしたシーボル。アレックスの執念の好走をすべて無にしてしまったチャンスブレーカー栗原。特に栗原はこの３連戦自分のせいでカープは恥ずかしい試合をしたんだということを少しでも自覚してほしい。何度も蒸し返すようだが，「命懸け」などということを軽々に使った罰が当たったというべきだ。

ところで，今日の試合を壊したのはこの二人だけではない。最も罪が重いのは監督である。今日のスターターを見て，正直言って唖然とした。確かにサウスポーの金刃が先発とはいえ，相手はたかだか今シーズン未勝利のピッチャーである。そんな安物スターターを相手に，東出と嶋をスターターから落とすなどと言うことは，もはや狂気という言葉も生やさしいくらいの愚挙である。あの悪夢の宮崎先発も限りなくレッドカードに近いイエローカードだったが，はっきり言って２枚目のイエローと言うべきである。

これは，結果論を抜きにしても全くの逆効果というべきだろう。理由は二つ。

その１。しょせん金刃はまだ今シーズン勝っていないピッチャー，しかも実績のある選手ならまだしもたかだか２年坊主である。それなのに，あれだけチームのバランスを崩してまで金刃にかかってきたということは，ジャイアンツにとってやっぱりカープは金刃を怖がっているというイメージを与えてしまう。１回に２点取られたくらいで流れが変わらなかったのはそれも大きかったと思う。

その２．これは今年のオフを考えると危ない話なのだが，形だけ見ると，監督さんは東出よりも小窪を信頼しているように見えるのである。昨日の試合を勝っていれば休養とか攻撃のオプションを試すかいう言い訳も成り立つが，昨日の今日を考えるとそんな理屈に騙されるアホは純真なカープファン以外にはいない。現役早大生の東出の目に今日のラインアップがどう映ったかと考えると，恐ろしいものがある。ある意味東出は溜飲が下がったかもしれないが。

いずれにせよ。もう今度こそとどめだろう。クライマックスシリーズを争っているんだというレベルの低い快感に大多数のカープファンが酔いしれているうちに，現実は無惨に動き出したと言うべきだろう。確かに明日からの相手のタイガースはベイスターズに手ひどくやられたが，前のカードでも似たような展開で全くお話にならないような野球しかできなかったではないか。しかも，タイガースは敗色濃厚の試合をどうも審判団の差配によりノーゲームにすり替えられて一息ついてしまったのだ。明日からの結果は見えている。高性能のブレーキをたくさん抱えている攻撃陣にタイガースのピッチャーから点が取れるはずがない。そんな状況下で篠田に，齊藤に，前田健太に試合を作れ，８回までゼロに抑えろという残酷なことを言う気にはなれない。本当に彼ら３人には片道の燃料だけ乗せて戦闘機に乗せて出撃させなければならないような心境である。


あえて，カープの選手にかける言葉があるならば，

死ぬ気で出直すなんて甘っちょろいことは言わせない。

結果を出せなければ腹を切るくらいの覚悟で臨め。

今日は以上。

現実の方がネタを上回っているので今日はなし。というより書けるか。

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