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テーマ:お勧めの本(7220)
カテゴリ:つれづれ
実は,今日は訳あって一日子守りをしていた。家に閉じこめるとうるさいので,近くにあるフタバ図書メガストアに連れて行った。ここだと,絵本や児童書のところで遊ばせておけばその近くの本を冷やかしながら暇も潰せるので重宝しているところである。
何か面白そうなものはないかと思って物色していたら,あった。 覚悟のすすめ 何と言っても題名が意味不明である。もともと最近の新書のタイトルは意味不明か訳の分からないものが多いのだが,その中でも群を抜いて意味不明である。まずてめえが「覚悟」なるものを語る資格があるのかという突っ込みはさておき,そもそもこの本で何を語りたかったのかがよく分からない。不思議な本である。 で,買ってみようかと思ったが,自腹を切って中身がクズなら余計に腹が立つ。ので,買うか買わざるかの検討のために,店頭で中身を通読して吟味させてもらうことになった(←通常立ち読みという。)。 通読してみた。あーあと思った。笑えるのは笑えるのだが金を出して買うと腹が立つ代物であることがよく分かった。ので感想だけ持ち帰ることにした。 はっきり言う。あの本は決して自分だけの力で書いていない。構成や修文を任せているだけではない。間違いなくゴーストライターがいる。そういうものは,読めば分かる。彼自身の脳みそでかいたにしては文章が整いすぎている。そう考えると,本のコンセプトが分からないのは当然である。あのスーパーポンコツ外道マシン1号が本を書いたという外形を作っていかに彼が偉大な選手であるか,いかにタイガースが優れた球団であるかを煽動する目的でしかないから,そんなもん分かろう訳がない。 それを裏打ちするかのようにもう一つ。この本には,彼がタイガースに移籍してからの話しか出てこない。彼は,カープのユニフォームを着ていたことは封印しなければならないエピソードのようだ。唯一出てくる広島球界関係者は,アスリートの平岡氏だけである。つまり彼はこの本で, 「アスリート」に育ててもらったのであって, カープというチームにもファンにも恩義は何もないことを 公式に宣言したのである。 彼は,死ぬまで星野仙一に忠義を尽くし,タイガースに殉じることを決めたようである。まあ作った当時はタイガース独走中で2000本安打達成とか何とか言っていた頃であったが,今や風向きが変わってしまった。そう思えば先の甲子園でのカードで彼が死にそうな目で出ていたのは分かる気がする。 そこから先は,金を出して買ってもよいという奇特な方のみお読みいただければいいだろう。ひょっとしたら,新たな発見があるかもしれない。 覚悟のすすめ (角川oneテーマ21 A 87) (角川oneテーマ21 A 87) (角川oneテーマ21 A 87) 文章は自分の頭で考えて書きましょう。 BlogPeople ↑ポチッと,クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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