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テーマ:~広島東洋CARP~(4355)
カテゴリ:今日のカープ
さて,球界の歳時記に習って言うなればこれからストーブリーグの始まりである。もちろんストーブが赤々と燃えているからよいとは必ずしも言えないが,各球団とも来季へ向けての編成に必死になってストーブに薪や石炭をくべたり減らしたりといろいろ差配が続く季節である。
ことヒロシマ球界を除いては。 純血主義という名の血の煮詰まった編成を国是とし,ストーブを焚くどころか火のないところに必死になって冷や水を浴びせてまわることを特技とする赤ヘル社会主義人民共和国,もとい野球会社マツダ個人商店にとっては,ストーブリーグなどというものはあってはならないことである。今年もストーブリーグ初日に,絶対に我が党は,もとい我が社はストーブリーグなどという言葉は絶対に許さないというお触れが,「党中央」から出た。 既に各媒体により既報の通り,カープは来季のコーチングスタッフを発表した。石井琢朗,河田雄祐両コーチが抜けた後釜が注目された「組閣」であるが,結局廣瀬純が外野守備走塁コーチに収まっただけで,打撃コーチの後釜はなし。それに加えて担当の入れ替えもなし。まさにないないづくし,ないづくしである。横山アキラ師匠に阿呆陀羅経でも語ってほしいところである。 まあ予想されていたことではあるが,現実に突きつけられてみるとやはりがっかりするとしかいいようがない。この「組閣」に読み取れることは何か。どう善意に解釈しても「変革」への拒否としかいいようがない。確かに連覇はした。ファームは日本一になった。しかし一軍はクライマックスシリーズで無様な敗退を喫したのである。本来なら,スタッフも選手も抜本的な変革が必要であるという結論に達するような気もするのであるが,なぜかこの共和国,もといヒロシマ球界はそうはならない。むしろこういう結果が出れば出るほど頑なになって明日なき純血主義に凝り固まり,その序列の高さを競う一部カープファンのあほうどもによって歓呼の声が上がるのだ。 全く馬鹿馬鹿しくて,やってられない。 コーチングスタッフにしてこうだから,当然選手の大幅な血の入れ替えなんて起こることはないだろう。きっと外国人選手の編成のみで補強を騙ることになるに違いない。もちろん今のカープに突きつけられた論点はたくさんあるのだが,それは全くスルーされたまま来年の2月1日を迎えることとなるだろう。いや,その予兆は既に出ている。明々白々たるサウスポー不足の声を封じるために,ある記事では高橋昂也を持ち上げ(いや,期待してるけどね),ある記事ではサイドスローにモデルチェンジしたオスカルを持ち上げ(もちろんはまればおもしろいと思うよ),要するに現状のまま来年を迎えても大丈夫なんだというプロパガンダ作りに余念がないではないか。 そんなもんには,騙されんぞ,といいたいところではあるのだが,どういうわけか多くのカープファンはこの程度の提灯持ち記事でころりと騙されてしまう。嘆かわしいことだ。 このままでは,来年が思いやられる。しかし,多くのカープファンはそんなことには興味がなさそうだ。 来年といえば,今日は交流戦の日程が発表になった。5月29日に幕を開け,カープはライオンズ(H,29日は三次),マリーンズ(ZOZOマリン),ファイターズ,楽天(いずれもH),バファローズ(京セラ),ホークス(ヤフド)の順で行われる。もっとも,交流戦が始まるころに,優勝を狙える位置につけているかどうかは,全くもって現状のままでは保証できない。 寂しいねえ。 BlogPeopleSIGMA People (告知) 姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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