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カテゴリ:つれづれ
本当ならば,今頃はまさにわくわくウキウキの時を過ごすはずだった。しかし,それは無残にも打ち砕かれた。残念でならないし,いまだに納得がいかない自分がいる。
実は,今週末からアメリカ合衆国,具体的に言えばボストン,ワシントンD.C.,ニューヨーク周遊の旅に出かけるはずだった。ところが,忌まわしき新型コロナウィルス禍は合衆国にも広がり,ワシントンD.C.などでは非常事態宣言も出されているところとなった。それでもトランプ君はなぜか日本からの渡航禁止を出さないものだからせめてもとは思っていたのだが,刻一刻悪くなる情勢を見て,ついに心折れた。この度はキャンセルするという苦渋の結論に達したのである。 これだけならば,忌々しき新型コロナウィルスだけの問題なのだが,納得がいかないという背景にはもうひとつ理由がある。 実のところ,ここまで合衆国の情勢が悪くなるのは想定外だったので,本当に直前までは決行するつもりだった。しかし,家人が先にいやだと言い出したのである。理由はひとつ。万一新型コロナウィルスに罹患でもしたら,足取りまで含めてプレスにつるし上げられるからというのである。 言われて見れば,なるほど正論かもしれぬ。このところの新型コロナウィルス騒動は拡大こそ収縮することはない。しかし,新型コロナウィルスがパンデミックを起こしているからというよりは,素性の知れぬウィルスに怯えて大騒ぎしていると言うことではないか。だから,どこの誰がどんなルートで罹患してどうなったかという情報に耳を傾けたがるのかもしれぬ。 事実,主治医に聞くと件のウィルスの正体はよく分かっていないらしい。だからある程度警戒をしなければならない敵であることは間違いないのだが,少なくとも爆発的な感染力を誇り,かつ致死率の非常に高い殺人ウィルスではないことは間違いなかろう。しかし,どうも最近のプレスによる煽られ方をみるとあたかもそうではなさそうな感じさえする。そして,それを悪用しようとしている向きがあることもまた間違いない。 それを思うと,無責任なプレスともの知らぬ国民の共犯関係によって創り出されている空気に邪魔されたという思いがしてならないのだ。だから,納得はすれども腹立たしい。 一番腹立たしいのは,旅行会社都合によるキャンセルではないので安からぬキャンセル料を取られることである。これも非常に痛い。この金銭の出捐と今回の腹立たしさの賠償を誰にしてもらわんや。習近平か,安倍晋三か,それとも無責任プレスか。 金よりも心の傷つきのほうが痛いよ。 BlogPeopleSIGMA People お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020/03/16 09:55:19 PM
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