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テーマ:~広島東洋CARP~(4355)
カテゴリ:今日のカープ
ほんとうに,忌まわしきJinmping=Shinzo Virusのせいで,世情はギスギスとした話題ばかりとなっている。これはこと野球の話になっても同じなのであって,とにかく正論と正論のぶつかり合いが多いのであって,全くやりきれないところがある。と,いうわけで,今こそ昔話をなどして,緩く物語などしてみたいと思う。
およそ私がカープというチームを愛するようになった経緯を語ればそれだけで長編小説が書けそうなのであるが,なぜ子ども心にカープが好ましく見えたかというと,要は格好良かったのである。もっと言えばスマートだったのである。その代表は何と言っても高橋慶彦なのであるが,コージさんもキヌさんも現役時代は実にスマートだった。見た目の格好良さ,これはライトなファンに訴求するには一番強いのである。 私が初めてカープの試合をスタジアムで見たのは1979年8月28日,甲子園球場でのタイガース戦だったのだが,正直2-0というスコアと池谷公二郞が先発して勝ったという以上の記憶はない。1回表に2点取ったと記憶しているのだが,緊迫の投手戦だったかといえばそうでもない。タイガース先発は江本孟紀だったのだが,理由は分からないが早々と降板している。その意味ではむしろじりじりとしてつまらない試合だったのかもしれない。 しかし,そのような記憶はなぜかない。むしろ,赤ヘル戦士の活き活きとした躍動がインパクトとして残っているのである。 理由は分からない。それはただ単に,カープが優勝へ向けてひた走っていた勢いによるものだったのかもしれない。なんせ7月末から8月上旬にかけて3連敗して以降,優勝が決した10月6日まで連敗していないのである。しかも当該試合は前日の試合から引き続いて3試合連続完封の中日であって結果的に9連勝した勢いのあった中だったから,そりゃ何をやっても当たるべからざる勢いというものがあったに違いない。 だからである。これから演繹すると,プロフェッショナルたる者,勝たねばならないのである。勝利こそ正義なのである。いや,それくらいは誰でも分かる。言いたいことはまだある。 野球は打ち勝つのが正義。「守り勝つ野球」とやらはお呼びでない。 とにかくあのころのカープ,打ってよし,守ってよし,まさに自在だったが,その赤ヘル野球の格好良さを支えていたのは攻撃力である。いや,いかにヨシヒコやコージさんやキヌさんが颯爽として格好良かったとしても,1点取るのに汲々としている野球だったらきっと格好良くは見えなかっただろう。そう,赤ヘル野球の源泉は,打ち勝つ野球だったのである。 さあ,赤ヘル戦士よ。昨年の失態で離れかけたファンの心を掴みたければ,徹底的に打ち勝つ野球をやろう。幸いにというかなんというか,あの頃の赤ヘル戦士と比べて今の赤ヘル戦士は実にスマートで男前だ。だったら,それを訴求するような野球をやらないと損ではないか。 ファンに訴求する野球をやろうよ。 BlogPeopleSIGMA People お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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