|
カテゴリ:カテゴリ未分類
今日はフェーン現象も相まって、気温がぐんぐん上昇しました。
今でも2階の僕の部屋は、エアコンなしで18.8℃あります。 タクシー業務から身を引いて8年以上が経過しましたが やはり、一番の思い出は、2種免許を取りに行ったときです。 兵庫県の親戚の家に住所を移し、明石の運転免許試験場へ行きました。 入社は1995年1月7日でした。 試験場へ通い始めてすぐに阪神淡路大震災が発生し 明石の試験場は路面にひびが入り、使用不可となりました。 今度は、京都の阪急タクシーの営業所に住所を移し 京都運転免許試験場へ通う事になりました。 合格してから分かったことですが 京都は日本一試験が厳しいと言う事です。 3種類あるコースをすべて暗記し、 試験管を乗せてコースを走る訳ですが 何度試験を受けても合格しませんでした。 受験者の中には、ポルシェに乗っている派手なおっちゃんもいましたが その人は43回すべっていました。 2種免許と言うのは、運転が巧いかどうかではなく 如何に安全に配慮して運転しているかと言う事が問われます。 パジェロに乗り、視力2.0の同僚も6回目にしてやっと合格しました。 僕は、都合12回不合格になり、やっと通った時は嬉し涙が出ました。 2種免許の更新には<深視力検査>と言うのがあります。 3本のポールが同じ位置に来た時にボタンを押すのですが これは立体感がどれくらいあるかと言う事を調べる検査なのです。 これが深視力検査です↓ 僕は高槻(営)で走っていたので 免許更新も高槻警察署で受けていました。 僕は深視力はすごく点数が良いようです。 ある時、更新に行き、検査を受けたら 『観光バスの運転手さんですか?』と試験官に尋ねられたことがあります。 深視力が良くないと遠近感がハッキリつかめず 自損事故や人身事故を起こしやすくなります。 僕は左右両眼ともに、0.0で100点満点と言う事になります。 今は吹田警察署で更新していますが 僕と同じ時間にやって来たおっちゃんが 何度やってもうまくいかず、更新できなかったのを目の当たりにしました。 入社当初、高槻(営)には150人余りの運転士がいましたが 事故する奴はいつも決まった奴でした。 大型2種の免許になると、もっと難しくて 京都でも40人受けに来て、合格するのは1~2人でした。 バスやダンプはホイールベースが長いので より一層の深視力の良さを求められます。 日光のいろは坂を一度で曲がることのできる運転士さんがいるらしいですが よほど深視力が良いのだと思います。 これが僕の免許です、2月22日取得と言う事で、阪急の教官からは これはお客さんが良くつくいい番号だと言われました ↓ 今は免許制度が変わって、教習所でも2種免許を取れるようになりました。 僕らの時代は飛び込み受験しかありませんでした。 おまけにタクシーにナビまでついているとくりゃあ 一般のお客さんが知らない抜け道を最短時間で走ると言う技を 身に着けると言う事がなくなりました。 プロというより、サラリーマン運転士と言うような感じで情けないです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|