2007/03/19(月)01:08
桜沢エリカさんに感心
先程『情熱大陸』って番組を見るともなく見ていたのですが、今日取り上げられていたのは漫画家の桜沢エリカさんでした。
ま、私はこの人のことは名前以外、ほとんど何も知らなかったのですが、今43歳なんですってね。つまり、私とは完全に同年代ですわ。ハイティーンの頃ディスコブームがあって、20代でバブルを通過して・・・。
で、その後売れっ子の漫画家となった彼女は、今でもがっつり仕事して、稼いで、稼いだお金をディスコ通いやブランドものの購入で使って、そこで充電してまたがっつり仕事する、ってな生活を続けている。
その一方、ご結婚もされ、子供も二人。しかし、家事などはご主人が担当されているようで、普通の主婦の生活というのとはまるで違うタイプの日常を過ごされているんですな。
は~。すごいですね。なんか、たった一人でバブル継続、みたいな感じ。ま、私が理解できる、あるいは惹かれるタイプの方ではないですけど、彼女がやっておられること、およびそのエネルギーには敬服の一語。
大体、漫画家って職業自体、並の人に勤まるもんじゃないですもんね。
で、また感心してしまうのは、彼女の漫画に対するポリシーです。桜沢さんは、「知らないことは書けない」というのがポリシーなんですな。だから、例えば「年収数億円というようなIT長者の恋愛を描く」となったら、実際にそういう人物に会いに行って取材するわけ。で、その過程で、年収数億円の人間はどんなものを食べているのか、何を飲むのか、どんな時計をしているのか、葉巻の吸い方ってどういうものか・・・といったようなことを、全部自分で一応は体験して、それからようやく漫画の主人公の人物造形をしていくんです。
ま、もちろん、彼女のような有名漫画家ともなると、出版社の方でお膳立てしてくれるのでしょうけど、それにしたって、そういうことができるようになったのは彼女の実力ですから。大したもんですわ。
とにかくそんな調子で、仕事をバンバン依頼され、様々な取材と体験をしながら、漫画を描き、バリバリ稼ぎ、夜遊びし、時には母親になり、ということを繰り返しておられる彼女の日常は、傍で見ていてもすごく充実しているように見えます。
ま、あれだけ色々やっていれば、生きているって感じがするんだろうな・・・。
こういうのを見ると、いかに怠惰な私も「少し頑張らなきゃ」って気がしてきます。ちょっとハッパをかけられましたよ。特に、彼女が私と同年代なだけに、ね。
おーし、ワタクシも桜沢さんに負けてはいられません。明日は一つ気合入れて、ディスコに繰り出そう! ・・・じゃなくて、勉強しよう!