11:00頃メクネスを出て グランタクシーに乗ってフェズへ。
1時間ほどでホテルに入り 一休みしてからメディナへ向かうことに。
さすがに世界最大の迷路と言われるフェズを ガイドなしで歩くのは不安だったので、ホテルのフロントに ガイドを頼むことに。
ガイド到着まで1時間近くかかると言うので 近くのカフェでサンドウィッチを購入しようと外に出ると、“ガイドはオレだ”と寄って来る男性。
‘ホントにこの人?’。
ガイドブックに 同様の口ぶりで近づいてくる自称ガイドがいると書かれていたので、“予定の時間までまだあるから ホテルで待っていて”と伝えると 快く“OK”。
でも しばらくしてホテルに戻ってみると やっぱり違っていたのよねぇ。
うっかりモロッコで‘オレオレ詐欺’に会うところだった!
そこから 2台のプチタクシーに分乗してメディナへ。
いよいよ巨大迷路に入るとあって 姫もウキウキ探検気分。
マラケシュ→メクネス→フェズと だんだん未知が狭くなってきて、細道と階段に阻まれた細道で 荷物を運んでいるのは クルマに代わってロバや馬。
どんどん細道に入っていくと キレイな照明のお店を発見。
いいなぁ。
こんな灯り ほしいなぁ。
でも持ち帰る事を考えると なかなか購入には踏み切れず。
でも その骨の曲線とか色柄とか ホントにキレイなの。
日本のインテリアショップで買うと どう安く見積もっても¥10,000はするだろうと思われる背の高い三角の照明なんかも きっとここなら半額以下で手に入るんだろうなぁ。
後ろ髪引かれる思いで 大人2人がやっとすれ違う程度の細道を さらに抜けていく。
途中 ‘ここって人家?’と言うような雑居ビルに案内され ゴールの分からない狭い階段をどんどん上がって行くと、眼科に開けたのは有名なタンネリの景色。
タンネリとは モロッコ特産の革をなめしたり染色したりするところ。
品質安定のため ニオイのきついタンニンを使っているはずなのに、思ったより臭くない。
シーズンにもよるのかしら?
小さな窪みには パレットのように染料が並び、説明によると 染料は天然モノを使っているらしい。
階下には 当然の事ながらお土産屋が。
伝統っぽいものが中心だけど 結構モダンなモチーフ・テクニックのアイテムもちらほら。
手先が器用なモロッコ人の職人魂を感じます。
ワタシも 気に入ったバブーシュ(ミュールのようなもの)を見つけたのだけど、観光地価格だったため 交渉決裂で購入できず。
残念…。
さらに進んで 今度はカーペット屋さんへ。
ショップに着くと ガイドはお店のヒトにバトンタッチしたので 先ほどの様に屋上へ。
脚がガクガクするほど階段を上っただけあって いろんな建物の屋根が見渡せるほどの高さ。
その中でも 一際高く美しい細工のされた塔のようなものがいくつかあり、一目でモスクと分かる。
ここでも階下へ行って 軽いセールストークを交えながら 店内見学。
“ここへ来てごらん”と誘われるままに 姫を織り機の前に座らせてくれたので 記念撮影。
商品を見ながら‘ガイドが遅いなぁ’と思っていたら なんと近くのモスクでお祈りをしていたらしい。
きっと敬虔なイスラム教徒なんだろうなぁ。
店から出て さらに歩き このほかストールなどの織物屋さんも見学。
いろいろ廻って スタートしてから2時間後に 迷路脱出。
メディナを出た広場では ロバがこんなに荷物を運んでいました。
しかも時々鞭でたたかれたりして ちょっと可愛そうなくらい。
何でも ロバはかなり頭がいいらしく ちょっと甘い顔をすると 付け上がるとか。
粗食に耐えながら こんなに働いて ホントにアタマが下がるなぁ。
それにしても 坂道や階段を上り下りしながらの約2時間。
一度も“抱っこ”と言わなかった姫にはびっくり。
この年になってから連れて来て良かった~。
朝から随分歩いたので 今日は大人のワタシでもククタクタになっちゃいました。