年末で いろいろ忙しいでしょうに 今日はカピタンのパートナーが エルハジャブ近郊の街を案内してくださるとのコト。
そして その前の腹ごしらえにと ランチにまでご招待してくださったの。
日本でも“お食事の前には 手を洗って!”と言うけれど、モロッコでも一緒。
でもその方法は なんだか贅沢で優雅です。
メイドさんが 温かいお湯の入った水差しと石鹸を乗せた水受けを持ってきてくださっての手洗い。
シルバーもぴかぴかに磨かれていて とてもキレイ。
ランチは クスクス。
粒状の とっても小さなパスタと お野菜を炊いたものですね。
クスクスは イスラム教の神事に関わる食べ物らしく、本来は金曜の午後に頂くとのコト。
何でも 作るのに2時間ほどかかるので 毎日作ることは難しく、週に一度 金曜に頂くのですって。
具の数も 何かの意味があってか 7種類と決まっているみたい。
トマトベースのスープを少しかけていただくのだけど、肉と野菜のうまみが染み込んで 本当に美味しい。
クスクス自体も お米の半分ほどの粒状なので ゴハンと同じような感覚で食べられるね。
何度もお代わりを頂いて 満腹になった後は お決まりのミントティ。
甘いけど ミントの効果で すっきりするのよね。
食後は お礼を言ってからドライブへ。
1時間弱走って ベルベル語で“岩”を意味する アズローという街に到着。
街の中心に その由来となる小山のような岩がある。
この近くに 工芸博物館があるので ここでお土産を購入。
本当は 木工や彫金の細工物もほしかったのだけど、嵩高さと重さのため断念。
その後スークへ行き パートナーのお友達の店でバブーシュを購入。
先日フェズで見たのより もっと手の込んだ感じなのに、‘お友達’なので100DH。
この後立ち寄ったお土産屋さんも パートナーの‘お友達’のお店で、ベルベルの手織りカーペットを破格値で入手。
ここモロッコでは 一度‘友達’に対して ものすごく親切。
‘本来 人間の付き合いとはそういうものだったのかも知れない’という 懐かしい温かさが 随所に感じられる。
田舎街の良さかもね。
その後 夏でも涼しく 避暑地として有名らしい イフランの街へ。
ここには 王宮やスキー場もあり いわゆるリゾート地として 海外からのお客も多いみたい。
独特のイスラムの香りも薄れ 洗練されたヨーロッパの雰囲気。
その中でも特に 都会的な《カフェ ラ パルク》に案内され カフェタイム。
モロッコ価格にしたら 随分高いのだと思うけど、タルトとコーヒー 本当に美味しく頂きました。
でも この頃には もう姫はダウン。
残念ながら イフランの街は 楽しめなかったわね。