テーマ:海外生活(7779)
カテゴリ:ポルトガルの人々
近所の中型スーパーに行ったときの事。
夕方近くだったので、レジに行列が出来始めた。 普通、人はどのレジが早く進みそうか目星をつけて並び始める。 私もそうするのだが、大外れの事が多い。 今回も大外れで、予想以上に時間がかかった。 私の3人前のおばさんが、合計金額が出てから、買い忘れたものがあったらしく、その場を離れてしまった。 レジ係も他の客も、どうしようも出来ないのでおばさんを待つしか無い。 かなり時間が経ってから、ヨーグルトドリンクを手に戻って来たおばさんは、ゆったりとした歩調で涼しい顔。 皆がイライラしているのを気にしない。 この手の『買い忘れでレジ立ち去りおばさん』は、ポルトガルにはすごく多い。 何度見た事か! やっとおばさんのお支払いが終わり、次のおじさんはバナナ一袋だったのですんなり終わった。 それから、私の前の客。 22、23歳位の女性二人。 清掃用品何点と犬のエサの皿を買う予定だったらしい。 犬の皿に5セント硬貨が大量に入っている。 ものすごい量だよ。 色も褐色だし、まるで犬のエサのようだ。 缶に貯金をしていたのをそのままもって来た様な感じ。 それで支払う訳? 合計金額が出た所で、レジ係のお姉さんが一生懸命数え始めた。 5セント硬貨で、4ユーロ10セントあった。 全部で82枚。 硬貨が小さいし、途中で数え間違えをしたりして、数えるのにすごく時間がかかった。 こんな夕方の混んでいるスーパーで、レジ係にも他の客にも大迷惑。 人に迷惑がかかることなど全く考えないのは、さっきのおばさんと一緒だ。 日本には、同種類で20枚以上の硬貨は受け取り拒否出来るはずだけど、この国ではそういう法律はないのかな? それとも、レジ係が知らないだけ? ま、とにかくレジ係が頑張って数えた82枚の硬貨で、合計金額の足りない分を、普通に払いたかったようなのだ。 残り10ユーロ81セント。 一人の女性は、ポケットに入れてあった2枚の5ユーロ紙幣を取り出した。 で、10ユーロ。 残りは?? 女性二人が何やら揉めている。 それ以上にお金がないんだって! もう一人は手ぶらで、財布すら無い。 紙幣を持っていた女性も、今ある現金はそれだけ。 普通なら皆が持っていそうなデビットカードもない。 ポケットをまさぐったら、もう一枚5セント硬貨が出て来た!! でも、それじゃ全然足りない!! 二人でも揉めたあげく、どれか一品返す事になった。 一度、合計金額を出したレジをキャンセルし、1品返却して、再び合計金額を出して。。。 非常にとほほ。。。。 何なの、これは!! 私の後ろの行列は、みんな顔を見合わせていたっけ。。。 とにかくその日は、AZAR(アンラッキー)だった。 いやいや、こんな強烈なケースは、人間観察と忍耐力を養うのに格好のチャンスだったかもしれない。 ありがたや、ありがたや。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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