ぽるとがる日記

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• さ、寒～いぽるとがる！！

  今が一番寒いのかな。今朝起きたら、車が夜露で凍っていた。この冬、２回位凍っていたけど、今日のはかなり分厚い氷の層で覆われていて手強かった。夜の気温はマイナスだったので、垣根も凍ってしまった。葉っぱが茶色くなっちゃうなー。バラも他の植物も凍って、ぐったりしている。可哀想。。。昨日使って、濡れたままのモップが、そのまま凍っていたよ。使おう掴んだらバリバリだった。びっくり～。いつでも暖かいイメージのあるポルトガルだけど、冬は寒いんだよね～。ポル北部では雪も降っているらしい。ポルの家は夏使用だし、家の中も寒いのだ。ニーナちゃんの家は外にあるけど、上から毛布をかけたり補強対策が取ってあるから大丈夫。人間が寒くて震えていても、元気一杯庭を走り回っている。寒くないの～？ま、もともと寒い地方の犬なので、寒さには強い。今回彼女は冬使用の毛が、すごく分厚く生え変わっていたの。つまり、彼女はこの冬がとても寒い事を知っていたので、冬の毛も密に生えて対策はばっちりだった訳だ。動物はすごい。自然の変化を予知できるんだから。今、昼の１２時で気温３度。この寒さも、明日までは続くようだ。体調を壊さないように気を付けなくちゃ。ポルにお住まいの皆様、頑張りましょう！

  2009年01月09日

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  アルゼンチンドッグの兄妹

  アンソニーの姉と弟は、アルゼンチンドッグをそれぞれの家で飼っている。お姉さんが飼っているのは、オスのリッツ。弟が飼っているのは、メスのルナ。２頭は兄と妹なのだ。クリスマスにニーナを連れてアンソニーの実家に行ったのだが、ニーナの盛りがついた為、私達はお姉さんの家に滞在するので、雄犬のリッツを弟の家に連れて行き隔離した。妹のルナは性格が荒く、義姉があげたお菓子をニーナから取り上げようとして、ニーナの耳を噛んだことがある。ニーナの耳が、血だらけになってしまったの。それ以来、ルナはニーナにとって危険なので、弟の家を訪ねるときはルナはつながれる事になった。今回、弟の家も訪ねたんだけど、その時の写真↓。リッツは、盛りのついたニーナにのしかかる恐れがあるので、やはりつながれるハメに。一人るんるん庭を走り回るニーナを羨ましそうに見つめる２頭。。。物悲しい顔をしているけど、いつもこういう表情なんだよね。リッツ（手前）は、ニーナと遊びたいようで、ずっとニーナを目で追いかけていた↓。君達、クリスマスに食べた子豚の丸焼きより、でっかいなー。家の裏は畑で、いつも泥だらけになって遊ぶから、ポルコ（ポル語で豚、汚い奴）と呼ばれている２頭。帰り際も、最初の写真のような表情でお見送りしてくれた。今回はニーナと遊べなくて残念だけど、また今度ね！いつもこういう表情なんだとは思うけど、やっぱり物悲しくなっちゃった。犬もいろいろな顔があるんだな。

  2009年01月07日

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• 予約に２時間。。。

  持病のコントロールは、大きな国立病院で毎年一回程行っている。その年の予約は、年初めじゃないと受け付けないんだって。だから、昨日、予約だけの為に病院へ行って来た。５日月曜日は、その年の事実上の仕事始めだったからか（２日も開いていたんでしょうけど）、すごい人だった。整理券をもらって、電光表示板に出ている数字をみたら、あと７０人以上またなくちゃいけない。でも、予約を受け付けているだけだから、早く終わるかも。。。と思ったのが大間違い。実は、７０人待ちじゃなくて、その間にもう１００人居たのだ。電光表示板は、二桁（つまり００から９９まで）しか表示されないので、私の順番は、もう一周待たなくちゃいけない。げげえ～！！１７０人待ちかい？？整理券は、二桁の番号が黒塗りで書いてある。しかし、実は、番号は３桁で、最初の番号（百の位）が白塗りになっていて、残り２桁が黒塗りの番号。受付には、小さく「今は何百番シリーズの人を受け付けている」と札が出るのだが、それを分かっている人は少ない。人々は、黒塗りの２桁の番号と、電光表示板の２桁の番号を見て「自分の順番はもうすぐだ」って思い込んでいるのだ。だから、番号が表示された時、自分の順番だと思い込んでいる人と本当の番号の人が、同じ受付で「自分の順番だ！」と揉める場面が。。。そして、追い返されて、あと１００人待たなくちゃいけない現実を知るのだ。ああいう大きな病院なんだから、３桁表示の整理番号と電光掲示板にすればいいのに。。。でも、年の初めだったから、予約希望者であんなに混雑していて、普段は二桁の整理番号で事が足りるのかもね。昨日は、本当に酷い目に遭った。予約を取るだけで、２時間１０分かかったよ。予約だけですぞっ！しかも、取れたのは４月の最後だって。１月最初に予約をしに行って、４月最後の診察ってどうよ？まあ、予約が取れただけいいのかなー。２年前は、出遅れてその年の予約は出来なかったからね。それにしても、また無駄な一日を過ごしちゃったなー。病院から駅まで、寒い風に吹かれながらとぼとぼ歩く私。健康第一ですな。

  2009年01月06日

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  家で焼くのが一番！

  もう去年の事になっちゃったけど、クリスマスにアンソニーの実家で食べたものの写真。子豚の丸焼き～↓。アンソニーのお母さんが窯を持っているので、いつも家で焼くのだ。朝から炭火を入れて、中を熱くしていて、適当な頃に全部の炭を取り出して子豚をいれるのだ。余熱だけで焼くってことね。子豚が取り出された時に、窯の中を覗いてみたら、半球になっていて、韓国エステの汗蒸幕を思い出した。弟が焼担当。子豚のお腹の中には、胡椒、ローリエなどが入ったラードが塗られている。時々、子豚を取り出して、白ワインのスプレーを吹き付ける。皮がばりっと仕上がって美味しそうでしょ？皮のぱりぱり具合を褒め、大量のフルーツとともに、ワイワイ言いながらあっという間に家族で完食。翌日の昼には、鶏の炭火焼↓。お母さんが、小さな椅子に座って鶏の網をくるくる回しながら焼いてくれる。ゆっくり焼くので、小一時間程かかるのだけど、時々、特製のたれをはけでつけながら忍耐強くお母さんが作ってくれる。特製のたれは、アンソニーの方が腕前が上だけど、そんなことはいっちゃいけない。お母さんのも十分美味しい。何しろ、お母さんの育てた鶏だからね。こんな感じの田舎料理なので、実家ではクリスマスの洒落たテーブルセッティングなんか全く無いの！大皿でどかーんと。。。皆、焼きたてを手づかみで食べる。気も使わないし、楽でいいのだけどね。やっぱり焼きたてを食べるのが一番美味しい。炭火焼チキンも何度か外で買ったけど、家で作ったものが一番美味しかった。家で焼いていると、匂いにつられて、また食事の時間が近づくからか、外出していた家族がぞくぞく集まって来るから不思議。焼いている人を中心に輪が出来て、お喋りに花が咲く。初めて実家で豚を焼いた時の失敗談なんか聞けて、楽しかった。家で焼くと美味しいし、家族も集まって楽しいし、一石二鳥なんだね。

  2009年01月04日

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• 青いパンツ

  大晦日は、ご近所さんと一緒に過ごした。お料理持ちよりで、飲んで食べてお喋り。もうすぐ新年という時に、誰かが「新年に青いパンツを履いているといいのよね。」と言った。青いパンツ～？幸運をもたらすとかそういうこと？赤じゃないのか。。。すると、「あ、俺は今青いパンツ履いてる！」とアンソニー。でも「新品じゃないとダメなのよ」との声が。そりゃそうだよね～。テレビ画面でカウントダウンが始まり新年になった。すると「あ、忘れちゃいけないわ！」と慌ただしく奥さんがキッチンから山盛りの干しぶどうを持って来た。「１０個？１２個だったかしら？食べるといいのよ」って言った。ほほ～、これも新年の行事なのかと思って、１２個拾ってまとめて口に放り込んだ。新年からあまり時間が経っていない方が良いだろうと、一気に食べた。すると、「一粒ずつ食べて、願い事をするんだよ」と教えてくれた。がっくり～。一気に口に放り込み、願い事なんてしなかったよ。とほほ。。。シャワーの後は、気休めに、ブルー系のシマシマパンツを履いてみた。新品じゃないけどね。ふと見ると、アンソニーもシャワーの後は青いパンツだった。ぶはは。。。さてさて、今年はどんな年になるだろう。ブログ仲間の皆様、今年もどうぞ宜しくお願い致します。

  2009年01月01日

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• クリスマスは地雷が一杯。

  １２月の最初にアンソニーのお父さんが亡くなり、今年は寂しいクリスマスかと思ったらそうでもなかった。だって、地雷がそこかしこに設置されていたんだもの。はらはらドキドキのクリスマスだった。アンソニーの家族は、結構言いたい事をズバズバ言う人達。無神経な感じもするけど、裏表がないので付き合いやすい。去年はアンソニーが地雷を踏んだ。テーマは「子供の教育について」。アンソニーは大学で教える立場として、一般論として意見を述べた所、弟はそれが気に入らなかったようで喧嘩になった。「子供の居ないアンソニーにそういう意見を述べる権利はない」と弟が言った。それも一理あるけど、子供が居ないからこそ、教育者だからこそ見える事もあるしね。意見はそれぞれ。まあ、難しい。去年のクリスマスは険悪なムードになって、予定を切り上げて帰宅してしまったのだった。それから１年、弟とは険悪なムードのままだった。義父の葬式がきっかけで、彼らは喋るようにはなったけど、今年のクリスマスはどうなることやらと不安だった。今年は、アンソニーの姉とその旦那との間で紛争が勃発。お互いの余暇の過ごし方の違いで、皆の前で「自分はこうしたい、ああしたい」と宣言し合っていた。姉は、外出が好きで、お喋り好き、週末も働かないといけないので（どちらか一日）、休日は誰かの家を訪ねたい、どこかに行きたいとのこと。旦那は、もの静かで、家でゆっくり過ごすのが好き。でも、だいたいは妻の決定通りに、週末にどこかに行かなくてはいけない。いつも文句も言わず、彼女の思い通りにやってきたそうなのだ。おいおい、そんなこと、二人で居る時に話し合ってくれよ～。普段は仲良し夫婦なんだけどね、どうしてクリスマスになんだろう。どっちかの味方をすると大変なことになるので、静観していた。それから姉夫婦が一人息子の生活態度について攻撃しはじめた。息子は２７歳で働いているんだけど、毎月自分の給料以上の出費で、親がお金を出している。勿論貯金はゼロ。彼女が居るけど、結婚するとか未来図はなく、今が楽しければいい感じ。ま、一番悪いのは放蕩息子なんだけど、一人息子なので欲しいがままにさせている姉夫婦にも問題がある。この姉夫婦、息子の彼女の借金を肩代わりしている。その額、聞いてびっくり４５０万円也～！！何の書類もかわさないし、月々の返済額、返済期限もあいまいだって。バカじゃない？でも、またそれらに意見しちゃうと、地雷を踏む事になるので、アンソニーと手を取り合い意見するのをこらえた。教訓「人の子供達の行動に関しては意見は言わない」

  2008年12月29日

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  アンソニーは写真修正師

  アンソニーのお母さんは、墓石を二つ注文した。一つは、１２月初めに亡くなった自分の夫のもの。もう一つは、お母さんの両親の墓石。両親の墓石は、ずっと新しくしたかったそうで、今回夫の墓石を作る時に、一緒に注文した訳だ。彼の田舎の共同墓地の墓石には、故人の写真がはめ込まれている。紙の写真じゃなくて、写真をセラミックの様な固いものに焼き付け、それを墓石にはめ込むのだ。共同墓地を回ると、どんな人物がそこに眠っているのか分かるので、ちょっと恐ろしくもなるんだけど。。。墓石を注文するにあたって、「墓石につける適当な写真がない」とお母さんがアンソニーに泣きついて来た。アンソニーは以前にも村の人の写真を修正してきた実績があるので。→過去の修正した写真１、２。彼女の言い分は以下の通り。夫の写真は、表情が良いのがあるが背広をきていないので、それは困る。自分の父の写真で残っているのはたった一枚だけ（昔の貧乏な田舎暮らしではカメラなんて家に無かったので）。それは娘（アンソニーの姉）の結婚式の写真で、帽子をかぶっているけど、それでは困る。お母さん、すっごいワガママですねえ。アンソニーはお父さんの表情が良い写真と、背広を着ている別の写真を組み合わせた。とても修正したとは思えない程、上手く仕上がった。背景も変えてあげた。お母さん大喜び。問題は、アンソニーの祖父の写真。帽子を取って欲しいというのだ↓。帽子を取っても、額も頭もない写真になってしまう。本人の別の写真と組み合わせたくても、残っている写真はもうないのだ。アンソニーの祖父の写真はこれ一枚だけ。で、どうなったかというと。。。アンソニーの額を貸してあげる事にした。どうやら、アンソニーと祖父は髪の生え方とか頭の感じが似ていたんだって。アンソニーが祖父と同じ角度で写っている自分の写真を選んで、額から上をくみあわせたようだ。「怖ーい。フランケンシュタインみたいだね」って言っちゃった。髪の毛の色も、もっとグレーにしてそれっぽく見えるでしょ↓。アンソニーの姉を外して、祖母と近づけた。背の高さがかなり違う二人だったので、祖母をもっと高い位置に持って来た。そうじゃないと、墓石に組み込まれた時、バランスが悪くなっちゃうもんね。背景も変えて、壁紙にもこだわったようだ。人物の陰もついているでしょ。かなり時間がかかっていたよ。アンソニー、すごいすごい。お母さんも大喜びだ。「墓石屋が『素人には無理でしょう。あなたの息子さんが上手く修正出来るとは思えません』って言ったけど、私は自分の息子を信じているって言い返したんだ。出来ないときははっきりそう言うけど、あの子がやると言ったら、１００％確実に正確に物事を成し遂げるんだ。」とお母さん。ラテンのママはすごいのだ。アンソニーはお母さんに「俺の額の賃貸料をもらわないと。。。」って言ってた。あはは。クリスマスには、家族に今回修正した写真を配る予定。奇麗に修正された家族の写真を見て、昔話に花が咲くかもしれないね。

  2008年12月22日

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• 今年も貢献

  いや～、今年もアンソニーはいくつかの寄付につかまった。その証拠となるブツがこの部屋にある。アンソニーは滅多にスーパーに行かないのだけど、一緒に行くと必ずつかまる。彼は見た目は怖そうだけど、「押したら折れる」と勧誘する人は思うのだろうか。私は声をかけられても、ケチだからすーっと行ってしまう。うさん臭そうな団体もありそうでしょ。ガイジンだから分かんないんだよね。アンソニーは立ち止まって話を聞く。話を聞く＝寄付をする、ということなのだ。とある財団に５ユーロ寄付して、人形をもらっていた。この人形、同じの３つ目なんだけど～。もういらんわい。一つは姪にあげたけど、残り２つはアンソニーの書斎に飾ってある。アンソニーと同じ名前のマスコットキャラクターなので、実はコレクションしているんじゃないかと疑っているところ。乳癌啓蒙運動をしている団体には、４ユーロ寄付してピンバッチをもらう所だった。ピンバッチなんてどうすんのよっ！何にも使えないよ。６ユーロを寄付したら、化粧ポーチをくれるようだったので、そっちに取り替えてもらうように指示した。ほら、化粧ポーチだったら田舎のお母さんに使ってもらえるじゃない。先日久しぶりに田舎に帰った時は、お父さんの葬式だったので、そんなものはあげる雰囲気じゃなかったし、まだここに置いたまま。１１月の終わりから１２月の初めにかけて、Banco Alimentarと言う団体の食料を寄付して欲しいという期間があった。十分に栄養を摂れない人達の為に、食事を提供している団体だ。アンソニーから、寄付するように言われていたんだ。「今年は不況なので、人々の食料の寄付も少ないようだ。我が家には子供も居ないし、扶養家族も居ないので、ちゃんと寄付するように」とのことだった。以前にも記事を書いたけど、スーパーに行くと、食材の写真と値段が書いた紙のチケットがぶら下がっていて、それを取ってレジでお会計するとその食材が寄付される仕組みだ。オリーブオイル、スパゲッティ、瓶詰めのソーセージ、食用油、ツナ缶、豆など保存のきく食材だ。アンソニーから言われていたのに、すっかり忘れちゃって、寄付期間最後に買い物に行き、レジで会計をしている時に気が付いた。レジをそのままに、走ってチケットがぶら下がっている所まで行って、いくつか食材を選んで、自分の買い物と一緒にお会計。他の人には迷惑かけていない、セーフ。会計でまたならび直すのは大変だもの。アンソニーは２０ユーロは寄付するようにと言っていたけど、急いでチケットをいくつか取ったので、寄付の合計は１７ユーロだった。アンソニーに言ったら「ケチ」と言われそうだなーと思いながら報告。「あ、そう」で終わり。ほっ。とりあえず、任務終了！こんな感じで、アンソニーは今年も貢献したのだった。クリスマスには皆温かい美味しいものを食べられますように。

  2008年12月19日

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• 採血でふらふら

  持病のフォローで、年に一回程大きな病院に行っている。秋に行った時に、「エコーと血液検査をしましょう」と言われた。聞く所によると、検査結果はエコーもデジタル化されて、すべて主治医のコンピューターに送られるとか。結果を取りに行かないでもいいのね。すごいじゃん、ポルトガル！血液検査は、絶飲食なので朝早い時間の予約だ。アンソニーが「患者が絶飲食で行っているのを分かっているし、採血だけだからそんなに時間がかからないのではないか」と言った。そうだよね～、結果もデジタル化される位だし、ポルトガルも進んでいるんだ。予約だってちゃんとしているはず。とは思ったけど、やっぱりどこかで信用出来ない部分があって、単行本を一冊バッグにしのばせておいた。病院はリスボンに入る橋のたもとにあり、朝は非常に混雑する地域だ。朝８時３０分の予約だったので、１時間以上前に家を出た。車はあの時間は駐車スペースが見つからない事が予想されたので、車を駅に置いて、電車も使った。時間通りに受付をしたんだけど、、、待合室は人で溢れていた。狭い所に、４０人以上いただろうか。どうやら、同じ時間帯に何人も同時に予約が入っているようだ。しかも、予約時間とはあまり関係無く、受付した順で採血の順番が回って来るのだ。私だって、例えば８時に到着して受付してもいいわけだ。その分、早く順番が回って来る。予約時間は、関係無いみたいだった。あれは多分、病院側で１日に何人の患者の採血が出来るかを把握して、３０分ごとの時間で総数を分配しているだけなんだと思う。しかも、途中で来た車いすのお年寄り優先、お子様優先、糖尿病の人優先になり、どんどん先に採血されて行き、外見上健康そうな人は後回しになっている。そんなこんなで、読みかけの単行本を読み終わってしまったよ。採血が終わったのは、２時間以上経過した後だった。朝早起きして、絶飲食だったので、ふらふら～。たかが採血だけで、こんな酷い目に遭うとは。。。しかも、これから帰らなくちゃいけないと思うと、気が遠くなる。病院の売店で、甘いものを買い、水分も補給した。そうじゃないと帰路につけないよ。半分ぼーっとしたまま、駅まで歩き、切符を買うため窓口へ。一つしか開いていない窓口には長蛇の列。駅員が他にも居るのに、客が文句を言っても他の窓口を開けないの。電車は２０分おきなんだけど、駅員の対応が遅く、皆電車を逃してしまった。また２０分電車を待つはめに。。。こう言う所がポルトガルっぽいなあ。家に帰って来たら、すでに午前は終わっていた。採血は５分もかからなかったのに～。その日は一日損をした様な気分。こうやって時間が過ぎて行く事が多いポルトガル生活なのだ。

  2008年12月18日

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• 銀行も信用出来ない。その２

  以前、我が家の住宅ローンの返済回数が、インターネット上で２０回以上も伸びてしまったミスがある事を日記に書いた。３ヶ月以前の事。結果、未だにそのまま。まだこんな大きな問題が放置されっぱなし。すごく怖いぞ、ポルトガル。分かったのは、インターネットは銀行とは全く別の会社によって管理されているので、銀行ではこのミスについては全く分からないとか。銀行が把握出来ないで、勝手に別の会社にやらせているの？担当のお姉さんでは、全くお話にならないので、支店長との話し合いになった。我が家の場合、土地を購入し家を建ててこちらに住み始めるまで、ローンの返済を待ってもらっていたようだ。その間、利息だけ払っていたんだって。執行猶予期間とでもいうのかなあ。だから、本格的に返済が始まった時は、その猶予期間の分のローンも払わなくちゃいけないのできつくなる。こういう返済の仕方をする人は、土地を買って家を建てる人に多いみたい。家を建てている間に住む家の方の家賃も払わなくちゃいけないし、建てている途中の家のローンも払い始めたら大変な事になるもんね。今回分かったのは、我が家のような返済をしたケースに、インターネット管理のシステムで問題が生じたみたい。管理のソフトウエアがどこかでミスしているんじゃない？でも、こう言う払い方をしている人はたくさんいるから、システムにエラーがあるとしたら、もっと多くの被害者が出ているはず。我が家はたまたま気付いたけど。他の人、大丈夫？既に出来ている家やマンションを買う場合は、すぐにローンを払い始めるから問題はなさそう。毎月、銀行から明細が郵便で届いていたけど、３月を最後に届かなくなった。銀行のお姉さんは、「分からない」って。ネットバングを管理している会社に直接電話をかけて聞いてみると、４月からの分はネット上で見れるとの事。そんなお知らせ今までなかったし、知らない間に郵便による明細が来なくなったのだ。アンソニーの同僚も同じ銀行だったけど、明細はずーっと届かず、彼もおかしいなって思っていたんだって。銀行のお姉さんも知らないってどういうことよ！職業意識に欠けてない？支店長も我が家の問題に驚いていて、すぐ上の方に報告し解決に努めるとのことだけど。。。さてさて、一体いつまでかかるのかなあ。Government系の銀行なんだけど、信用出来ない。ソフトウエアにミスが生じているって怖い。すべては機械任せだもんね。我が家の借金はちゃんと返済されているのか、すごく不安なのである。やっぱり怖いよ、ポルトガル。。。

  2008年12月16日

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  さっちゃん

  １１月に我が家に泊まりに来た後輩夫婦の娘、さっちゃん↓。可愛い～！去年、会った時はまだ赤ちゃんだと思ったんだけど、すっかりお姉さんみたい。それもそのはず。来年には妹か弟が産まれるのを分かっているんだって。さっちゃんを手なずけようと、いやいや仲良くしてもらおうと思って、おばちゃんはお菓子を買っておいたんだ。さっちゃんに渡す前に、一応親に許可を取った方がいいだろうと思って聞いた所。。。「あっ！そんなもの見せないで下さいっ！」ってお母さんに言われちゃった。甘いものを与えるのを禁止しているようだった。そうか、そうだよね。親は子供の食べ物をコントロールしないといけないんだよね。そう言う事、あまり頭が働かなかった。アンソニーの友達の子供達とは違うんだ。可愛いクマちゃんのお菓子を持って、しょぼーんとしてしまった私。でもいいや、クマちゃんのお菓子がどんなものだったか実物を見たかったもん。ラッキー！暖炉の前で、さっちゃんに渡すはずだったクマちゃんのお菓子を分け合う中年夫婦。。。想像すると可笑しいでしょ。

  2008年12月14日

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  ニーナ海で泳ぐ

  さて、ここ↓は何処だ～？素敵でしょ？ここは、私達がいつも夏に海水浴に行く場所。家から最寄りの海水浴場。車で２５分ぐらいかな。リスボン近くの有名な海岸は、ずーっと砂浜だけが長く続いているようなところが多いんだけど、ここは他とは違った風景が見られる。ここは自然公園内の山を越えて海岸に行くので、表情がゆたかだ↓。ほらね。この写真を撮ったのは、１１月後半の天気の良い日。気温は２０度ぐらいまで上がって暑かった。１１月後半だよ～。澄んだ透明感のある水が素敵。誰も居ない海。のーんびり、、、と思っていたら、それをぶち壊したのが、この方↓。どこからか、棒を見付けて来て、アンソニーに投げてくれと頼んでいた。アンソニーが棒を投げると、一目散に海の中へ突進していった。すごい速さなの。で、ちゃんと泳いで棒を口にくわえて戻って来る。何十回と同じ事を繰り返していた。そんなに嬉しいか、ニーナよ。私は、おばさんニーナにすごいエネルギーがある事に驚いちゃった。砂浜で座ってニーナの動きを見つめている私の方が、ずっとおばさんだ。泳ぎの上手なニーナちゃん↓。すごい自慢げの表情。最後はアンソニーの方が疲れてしまって、砂の中に棒を埋めてお終い。あはは。。。楽しかったな～。最近天気の悪い日が多いのは、冬だからしょうがない。こういう写真を見ていると、これが３週間前の事とは思えない。早く冬が終わらないかな～って思うのは、気が早いだろうか？

  2008年12月12日

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  今年もワインの買い付け

  週末、悪天候にもかかわらず、リスボン南部アレンテージョ地方のワイン農家に、今年出来たばかりのワインの買い付けに行った。毎年この時期の恒例行事。アンソニーの友達の家によって、一緒にワインを買いに行く。買い付け後は、アンソニーは友達との久しぶりの再会で、楽しくワインを飲んで語らうので、運転手は私と決まっている。天気の良い日に車をぶっ飛ばし、ドライブするのは好きだけど。。。朝は大雨で、轍にハマって車がふらふらするし、夜は深い霧で前方がよく見えず、非常に怖い思いをした。スピードを出せず、ゆっくり運転したので、時間のかかった事。。。あ～疲れた。帰宅後すぐワインを空けたのは言うまでもない。今まで我慢していたから当然でしょ。さて、私達が毎年行くのは、歳をとったおじいさんのワイン農家。前日に連絡が取れなくて、「もしかして亡くなってしまい、今年はワインを作っていないのかも。。。」と不安になったけど、いつものように陽に焼けた顔を見せてくれた。今年もお元気でしたか。。。こんなカメ↓の中にワインが入っている。これはローマ時代からの名残だとか。ほんとかな。下の蛇口から、ちょろちょろとワインが出て来る。大量に買う時は、事前に連絡しておかないと、かなりの時間を待つことになる。５リットルで１０ユーロ。今年も美味しい出来だった。クリスマスに実家に持って行ったり、友達にあげたりするので、我々は４５リットル買った。ちょうどこの日は村のワイン祭りだった。村の親父達が、がやがややって来て、小さなコップでタライのワインをすくって勝手に飲んでいた。そして批評し合う。テーブルには、オリーブがツマミに置いてあった。いい感じ！村の中にこんなワイン農家がいくつかあって、はしごしながら親父達はいろいろなワインを味見し酔っぱらって行くみたい。アンソニー達も、赤ワイン２種類、白ワイン２種類を、コップを使って蛇口から出るワインを試飲している。くう～、美味しそう！私は運転手なので飲めない！悔しい！村の酒場はどこも親父達で賑わっていた。来年は酒場にも行ってみたいな。いつもワインを買って帰るだけだからね。前にアンソニーの友達が来た時は、犬が一匹ふらーっと入って来て、タライに受けてあるワインを飲んで、また去って行ったのを目撃したんだって。えっ！犬もワインを飲んで行くの？村の親父と一緒じゃん！びっくり。来年は是非とも親父のワイン祭りに参加したい。ワインの味見ではしごするんだー。誰を運転手にするか、、、今から作戦をねらないと。。。

  2008年12月10日

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• ポルトガルで初めての葬式

  ポルトガルでの初めての葬式は、義父の葬式（カトリック）だった。悲しいのは当然なのだけど、ポルで初めてのことだったので興味津々で観察してしまった不謹慎な私。お義父さん、ごめんなさい。気が付いた点を、記してみたいと思う。弔問客の服装は結構ラフ。皆普段着だ。若い人は、ジーパンやジージャンなんていう人もいた。洋服の色もそれぞれ。まあ、さすがに暗い色の洋服は着て来るけど、中にはペパーミントグリーンを来た女性も、、、あの村は、未亡人も多いので、日頃から黒尽くめの衣装を着ている老女も多いけど、日本みたいに、きちんとした喪服なんて着ている人はいなかった。弔問客は、花束または墓地で使うキャンドルを持って来る人が多かった。お金を包んで来る人は誰も居なかったけど、隣村では花束の代わりにお金を包んで来る人もいるらしい。地域によって習慣が違うようだ。でも、埋葬された翌日には大量の花束が墓地横のゴミ箱に捨てられているようだから、その分お金をあげた方が家族の助けになるのではないかと思うのは、私がリアリストすぎるからだろうか。。。お悔やみの言葉をそれぞれ言うけど、「これが人生なのよ。」みたいな事を言う人が多かった。義父の年齢的にも、もっともな言葉だと思う。村には、墓地が一カ所しかないので、亡くなったら皆あそこに埋葬されて、ご近所さんになる訳だ。お義母さんは、自分の両親が眠っている場所を空けて（つまり掘り起こして）、夫を埋葬したかったようだ。しかし、あの場所は代々ファミリーが埋葬されていて、どうやら混み合っているらしく、掘り起こしたらお義母さんのお母さんの棺桶（１３年前に他界）が地上近くにそっくり残っていたようで、断念せざる終えなかった。お義母さんのお母さんの棺桶の下には、お父さんの棺桶があり、その下には。。。ひえ～。。。って感じで混み合っているようだ。で、お義父さんの両親がずいぶん前に亡くなっているので、その墓地を空けることになった。さすがに何も残っていなかったようで、一件落着したのだけど、棺桶を埋葬するのも大変だ。今回、その墓地を掘り返す深さを「ダブルで。。。」と家族が頼んでいた。つまり、もしお義母さんが後に続いたら、お義父さんの上に棺桶を乗せるわけだ。その為に、ダブルの深さで掘ったのだ。ひい～。。。ダブルって、ウイスキーじゃないんだから。。。そんなやり取りを聞いて、私は火葬にして欲しいと思った。ミサの最中の居心地の悪さと言ったらなかった。カトリックじゃないから当たり前だけど、ミサの内容が何も分からないからだ。周りをきょろきょろ見ながら、皆から一歩遅れて立ったり座ったり。挙動不審な私。うーん、もし私が自分の死亡時にこのようなミサの中に居たら、訳が分からず路頭に迷うことになるな～。天国に行けない。あ、でも生前の行いからすると、地獄行きかもしれない。となると、一気に地獄に突き落とされるから、迷う事は無いか。。。ちょっとホッとしたりして。まあ、私はカトリックじゃないからこんなミサを受ける事も無いんだけど、ちょっと想像して可笑しかった。

  2008年12月05日

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• スーパー義母

  書くのをどうしようか迷ったんだけど、これも私のポルトガルでの生活の一部なので、書く事にする。この前のポルの３連休の最後、１２月１日の早朝、義父が他界した。急のことだったので皆驚いてしまった。私達が電話を受けたときは、既に亡くなった後。急いで駆け付けた所、義父は奇麗な背広を着て、花に囲まれていた。義母は狂ったかのように、泣いたり、叫んだり。。。はあ～、居たたまれなくて、何度か部屋の外に出てしまった。アンソニー達子供達も同じ事。皆、涙しながら、外に出たり、お父さんの側に居たり。。。義母は弔問客に聞かれる度に、夫の最後の様子を話していた。きっと８０回以上は話しただろう。すごいです、お義母さん。もともと話すのが大好きな人なので、聞かれると話さずにはいられないのだろう。お義母さんの性格は、過去の日記を見てもらえれば分かると思う。最後にまだ息のあった様子を、夫の真似をしながら語っていた。通夜の最後には、声ががらがらで喋れない状態。昔の事を夫に話しかけたり、悲しみで叫んだり。叫んでいるときは本当に気が狂ったのかと思ったけど、彼女が夫に「こんなことはずっと続けないからね。」と言っているのを私は聞き逃さなかった。翌日、棺桶が閉じられ葬儀のミサのため、教会へ移動。棺桶が閉じられる時には「今度はいつ会えるのか」と泣いていた。教会では私は隣りに座ったのだけど、ミサの最中にお義母さんの気持ちが吹っ切れたのを感じた。今まで重苦しかった雰囲気だったけど、なんだか、気持ちが軽くなった感じ。ミサの最中に、お義父さんが天に昇って行ったのをお義母さんは感じたのだろうか？ミサの後は、墓地に埋葬の為、皆で移動するのだが、義母は墓地には行かなかった。一番辛い場面にあえて立ち会わなかったのだ。ガールフレンド達（近所のおばちゃん達）に付き添われて、家に戻って行った。皆で埋葬を見届け、家に戻ると、義母は涙を見せなかった。夫に約束した通り、もう狂った状態は終わりにしたのだ。すごい精神の持ち主だと思う。スーパー義母なのだ。独りは辛いけど、娘夫婦が隣りに住んでいるし、息子家族も側に住んでいて、毎日顔を合わせているので、心配はしていない。ガールフレンド達も、毎日遊びに来るので心強い。居なくても勝手に上がり込んでお茶を飲んでいるような感じ。田舎の生活って、こう言う時に心強くていいなーって思う。隣りには従妹で、同じく未亡人が住んでいる。アンソニーが「二人で暖かい場所にバカンスにでも行きなさいよ。赤いビキニを調達しないと！！」と励ましていた。義母１００キロ、従妹８０キロ（推定）の老女達にそんなことを言うなんてっ！赤いビキニを着た姿を想像して、大笑いしちゃった。義父との次回の再会まで、楽しく過ごすのもいいよね。暖かくなったら、我が家にも遊びに来てくれるはずだ。

  2008年12月04日

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• 『フラガール』に泣く

  お友達からDVD『フラガール』が回って来た。どんな作品かは知らなかった。日本を離れてから、日本の芸能界情報、映画情報に疎くなってしまった私は、この映画をコメディー映画だと思っていた。（一人お笑いの女性が演じているのよね？）２００６年の作品かあ。。。英語の字幕もついているので、いつかアンソニーと一緒に見ようと思ってあたためておいた。とある天気の悪い週末、アンソニーが体調が悪く気分も落ち込みがちだった。私の気分も重くなってしまったので、「そうだ！コメディー映画でも観て、楽しい気分になろう！」と二人でDVDを観る事にした。英語の字幕を付けて、音声は日本語。昭和４０年代の田舎の日本に、アンソニーは興味津々。私は、役者の話す訛りが全く理解出来ず、気が付いたら英語の字幕を目で追っていた。あはは。。。のめり込んで観てしまった『フラガール』。素直に感動してしまった。何カ所かで号泣。全然コメディー映画じゃないじゃん（←勝手に勘違いしていただけ）。ささくれ立っていた心が丸くなった感じ。ああ、私にも映画に感動して涙するハートが残っていたんだと嬉しかった。鬼婆の目にも涙（←私）。気持ちが軽く、爽やかになった感じだ。隣りを見ると、アンソニーが泣いていた。ひやあ～。そうだった！この人は、私なんかより何十倍も感激屋なのだ。やっぱり同じシーンで感情の波が訪れていたらしい。ガイジンでも同じなのねえ。ぷぷぷっ。。。鬼の目にも涙（←アンソニー）。日本映画も素敵な作品があるのね。『フラガール』のストーリーはこちら。

  2008年11月30日

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  ワインテースターマシーン

  我が家近くに、この辺りで昔から有名なワイン工房Jos? Maria da fonsecaがあって、誰かが訪ねて来るといつもそこに案内する。もう何回あそこに足を運んだ事か。。。歴史がある場所なので、ワインを瓶詰めする為の古い道具などがあって、ちょっとしたワインの博物館みたいな感じで面白い。地元の観光案内をする時は、このワイン工房とアズレージョ工房の見学は外せない。今まではガイド付き内部見学＋ワインテーストは、無料だったのにいつからかお金を取るようになったらしい。知らなかった～。平日は、2.5ユーロで、週末は3.5ユーロだって。無料から、この値段まで跳ね上がるのは、ちょっとムムムムーって感じだ。今回も後輩家族を連れて、見学して来た。いつものように、内部を見学した後、ワインショップでワインの試飲が待っていた。甘いモスカテルワインと赤ワイン。赤ワインは、いつものPeriquita（私は好きじゃない）ではなく、Pasmadosだったのでラッキー！アンソニーが、初めてここを訪れたのは今年の夏だったんだけど、休日料金の3.5ユーロ払って、試飲で出て来たのは試作品のまずいワインだったとか。。。彼に比べたらラッキーだわ。後輩夫婦がワインショップを見ながら、お土産の相談をしている時、こんなハイテクマシーン↓を発見した。今まで無かった物ですぞ！「ワインテースターマシーン」とでも言うのだろうか。。。そこで作られている様々なワインに、チューブが差し込んであり、金属の口が外部に出ている。一定量のワインが、それぞれの口から出る仕組みなのだな。上にはそれぞれのワインの説明書きが書いてある。お好みのワインを選び試飲出来る機械らしいのだけど、電光掲示板に値段が表示されてあるので、要注意。どれどれ、値段を見てみよう。４ユーロ、５ユーロ、３ユーロなど書いてある。でも一体どれ位の量が出て来るの？レストランで頼むワイン一杯と違って、試飲だから多くて１００mlかなあ。うーん、試飲だからもっと少ないかも。今度聞いてみなくちゃ。ぐるっと機械の周りを回ると、１０ユーロの表示もあったよ。ひえ～。一体、一本いくらのワインなんだろう。ちょっと試飲する為に１０ユーロか。。。私には、そんな清水の舞台から飛び降りる事は出来ないな。でもね、このワインのボトルはかなり中身が減っていたの。やっぱり試す物好きな人がいるのねえ。うーん、この機械がどうやって動くのか知りたい。やはり、いつか自分でマシーンを動かしてみない事には。。。でも試飲で１０ユーロ使う事は無いだろう。

  2008年11月27日

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  地元探検ーQuinta da Bacalhoaその2

  昨日の日記の続き。地元のPal?cio e Quinta da Bacalhoa探検。古いアズレージョが飾られている建物を抜けると、中庭↓がある。２階のバルコニー↑で、現在のオーナーである億万長者のBerardoさんが、時々くつろいでいるらしい。中庭を建物の上から覗いてみると、迷路の様↓。２ヶ月ごとに手入れをするらしいけど、一度手入れが始まると終わるまで、手作業なので一ヶ月はかかるんだって。すごい。迷路の庭園が終わると、ワイン畑↓が見えて来る。今は収穫の時期も終わってしまい、枯れて見えるけど。ここで収穫されたブドウを使って、特別なワインを作るのだ。その名も、Quinta da Bacalhoa。大きなスーパーに行けば売っている。お値段は１４ユーロぐらいだが、すごーく美味しかったのを覚えている。そうか～、この畑で取れたぶどうを使っているのねえ♪何だか親近感が湧いちゃった。そして、そのワインのラベルのデザインにもなっている建物を発見↓。これだったのか～。。。この水は、近くのアラビダ山脈からの水らしい。昔は船などを浮かべて船遊びをしたようだけど、今はぶどう畑の水やりに使われているんだって。その建物の中の壁のアズレージョ↓も、やっぱり１６世紀のものでそれはそれは素敵だった。いくつか部屋がわかれているのだが、残念な事に多くの部屋の壁が剥がされ、アズレージョが盗まれてしまったそうだ。長い事、廃墟状態だったからしょうがないのかもしれない。でも、本当に残念。壁のアズレージョが剥がされちゃって、ちょっと寂しい気分になる。ここは国の記念建築物として登録されているので、許可無く工事が出来ないので、すぐに完全修復と言う訳にはいかないんだって。訪れると、まだまだ修復途中なのがよく分かる。それでも何年か前の廃墟の様な状態を知っている人からすると、奇麗になっている方なんだそうだ。夏はこのテラス↓にいたら涼しくて気持ちいいだろうな。水面の正面には、リスボンとシントラの山が見えるんだって。今回の見学はここで終わりだけど、将来修復が進んだら、もっと見られる所が増えるかもしれない。この後、ここと同じオーナーであるBerardoさんのワイン工場に案内され、極上のワインを試飲する事が出来た。写真は撮り忘れちゃったけど、そのワインのラベルはオーナーのBerardoさんのサイン入り。何故だか、心電図がラベルの模様になっている。ああ、すごく美味しいなーと思ったら、お値段２４ユーロ。やっぱりね。。。「どうして、心電図がデザインされているのか？」と聞いたら「ワインは体にいいのよ。ワインが体を動かすの！」と返事が来た。なるほろ～。極上のワインも試飲出来て、楽しく、新しい地元探検だった。

  2008年11月25日

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  地元探検ーQuinta da Bacalhoaその１

  後輩ファミリーが我が家に滞在している間は、リスボン等の観光地には行かず、この田舎にどっぷり浸かりたいということで、私が車でちょこっと回れる場所を毎日案内して来た。しかし、さすがに田舎だ。ネタに尽きて来る。ということで、今まで足を踏み入れた事の無かったPal?cio e Quinta da Bacalhoaを訪ねる事にした。これは１６世紀のポルトガルの皇族の屋敷だ。その敷地内には特別のぶどう畑があり、そのぶどうで作られた高級ワインはすごく美味しかった。私が知っているのはワインだけ。ここは本当に近所なんだけど、住み始めて６年間訪問した事が無い。場所は何となくは知っていたけど、案内の看板もなく、門も閉ざされているので、電話で予約をしたものの、すごく不安だった。インターホンを鳴らすと、門を開けてくれて、車がすれすれに通れるアーチを抜けて内部に入る事が出来た。広場↓があって、昔は砂利で覆われていて、馬がつながれていたそうだ。広場には絵タイルで作られたこんな水槽↓もあった。それでは、入り口↓から中に入ってみよう。中は、ムードある照明↓。そんな壁には、絵タイル（アズレージョ）が美術品のように飾られている↓。１６世紀のアズレージョ↓は、今見るものとは違う。今のはタイル表面が真っ平らなのだけど、昔はタイルを焼くと色が混ざってしまうので、模様に凹凸がついていて、色が混ざらないようになっていたらしい。なるほろ～。なんか展示の仕方が美術館みたい。。。と思っていたら、それもそのはず。ここのオーナーはポルトガルのマルチビジネスマンで、個人の美術品コレクションを美術館に持っているBerardoさんだった。彼の美術品コレクションは、３１６ミリオンユーロだって。この方、銀行、ホテル、タバコ、ワイン等多くのビジネスを手がけている億万長者なのだ。説明の聞き間違いでなければ、２０００年にBerardoさんがここを買い上げて、ぼろぼろだった建物を修復しているらしい。時々、彼がここに訪れて、バルコニーで休暇を楽しんでいるようだ。へへ～。こんないい雰囲気で↓、お酒が飲みたくなるな～。ガイドの後には、ワインの試飲もあったので満足♪でも、庭園内などガイドはまだまだ続くので、また明日。

  2008年11月24日

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• 女を見たら妊娠していると思え！

  ドイツ在住の後輩ファミリーが、先週末から我が家に滞在していたので、とっても忙しくてブログを更新する暇なんてなかった。やっと、彼らをリスボンのホテルに送り出して、ホッとしている所。残り２日間は、リスボンの５つ星ホテルで滞在するんだそうだ。寒い我が家とでは、天と地程の差だろうなあ。いつものんびりのほほ～んと、二人だけで生活しているので、１歳１０ヶ月の子供との生活は刺激が多かった。女の子なので言葉が早いらしく、こちらの言う事も何でも理解出来て、すごくお利口さんだった。自分が親だったら「この子は天才じゃないか！」と思っちゃうかも。「我が家は子供も居ないし、子供の食事はどういう物がいいのか分からないので、子供の食事だけはお母さんが作ってね」とは言ってあった。奥さんは、子供の食事は作ってくれたけど。。。実は彼女は、妊娠初期でつわりが完全に治まっていない状態だったのだ。疲れもあるし、体調も不安定で、こちらもすごく気を使ってしまい、夕食の準備も頼めないような感じ。妊娠初期なんて、何が起こってもおかしくないでしょ？私が車を運転して、この辺りを観光案内したのだけど、彼ら３人プラスもう一人！ってことで、妙に責任重大って肩に重くのしかかって来て毎日どっぷり疲れちゃった。もし、来る前に妊娠初期だと分かっていたら、我が家での滞在は断ったと思う。ポルトガルの家は寒いし、いつも家が暖かくキープされているドイツから来る妊婦にはかなり過酷な環境だ。何かあったら責任取れないし、怖いもの。でもね、妊娠している事は黙っていたんだよねー。もうすぐ日本へ引き上げるので、その前にポルトガルを訪ねたかったのだと思う。まあ、それも分かるけど。。。でもね、家での夕食は奥さんが参加したのは滞在の半分だけ。最後の晩餐も腕をふるったけど、お疲れでお休みのようだったので、参加不可能。なんだか虚しかったなあ。。。アンソニーは夕飯時しかゆっくり顔を合わせる事が出来なかったので、あまり会話をする機会もなく、去って行った。彼らが来たお陰で、６年滞在して今まで知らなかった近所の観光スポットを知る事が出来たし、一緒に生活して子育てって大変だなーと思う事が出来たし、いろいろ楽しかったのは事実だけど。。。学生時代に産婦人科の教授の特別抗議を受けたことがある。今でも覚えている名言は「女性を見たら妊娠していると思え！」だった。女性に何らかの医療行為を始める前に、ちゃんと確認していないといけない事項なのだということなのだけど。。。当時は、「すごい言葉だけど、投薬する時などにも妊婦には気をつかわなくちゃいけないし、なるほど。」って思ったものだ。今回は痛感。次回、女性が我が家に滞在する時には、事前の必須確認事項とすることにしよう。

  2008年11月21日

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• まだ働く、我が家の洗濯機

  先週からまた洗濯機の具合が悪くなった。我が家の洗濯機は、２０年もの。いや、もっと古いかもしれないとアンソニー。修理しながら長持ちさせているらしい。「当時にしてはすごく高かったけど、Boschだから長持ちするんだよ」と自慢げのアンソニー。でもさ、私がここに来てから６年の間に２、３回は修理に出したよね？あの重い洗濯機を二人で車で運ぶんだよ？信じられる？最初のときは、私はあれでぎっくり腰になったんだった。今回もアンソニーはぎっくり腰を患った後だったし、「電話で見積もりを出してもらって、高かったら諦めて新しい洗濯機を買おう！もう重いものは運びたくない！」と私は主張した。アンソニーが洗濯機の蓋を取り外し、ごそごそやり始めた。原因が分かったらしい。アンソニーは、こういうの大得意。構造と仕組みを良く知っているし、試験運転をしながら故障している箇所を確認。私に、壊れた部品を見せながら、仕組みを説明するけど、はて？？もうどうでもいいから、早く洗濯機を使えるようにして頂戴！電気修理屋に見積もりを聞いた所、Bosch純正部品が９０ユーロ、プラス工賃５０ユーロで、合計１４０ユーロになるそうだ。１４０ユーロ～？冗談じゃない。買い替えよう！きっぱり、あっさり決断した私。すると、アンソニーは「電気部品店に行って、同じ様なものを購入し、自分で直してみる」と言った。純正部品じゃないので、すっぽり収まる形じゃなかったので、形を調整するのに時間がかかったけど、どうやら直ったらしい。←私はさらに壊れるのが怖くて、遠くから見守っていた。笑電気関係のものをいじくるのが好きなので、腰痛を抱えながらもルンルンやっていた様子。結果。かかった部品代、9.5ユーロ。すごい！アンソニー！家で修理出来たなんて。すごい節約だよ。万歳。よし！浮いたお金で、前から欲しかった電化製品を買う事に決めた。全然、節約になってないじゃん。それにしても、、、２０年も頑張っている洗濯機。成人式、おめでとう。この日記を書いている今も、いい仕事をしてくれている。

  2008年11月14日

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  ボールのプレゼント

  朝起きて庭に出ると、ニーナが自慢げに私の前を横切った。彼女の口には、真新しい黄色のテニスボールがっ！アンソニーが、私の知らないうちに新しいテニスボールをあげたのかと思ったけど、よく見ると有名メーカーのテニスボールで、私達がニーナに与える安いテニスボールとは違う。しばらく考えて、隣りの旦那さんからのプレゼントだと言う事に気が付いた。隣りの旦那さんはテニスを趣味としており、新しいけど弾みが悪いボールなどをニーナにくれたことがあった。今回は私達の知らないうちに、庭に投げ入れてくれたようだ。ありがとう。ニーナは今までの古いボールには見向きもせず、新しいボールを口にくわえて、自慢げ。ほら、馬術で馬がぴんと背を伸ばし、優雅にぱっかぱっかと観客の前を歩くでしょう。あんな感じ。おかしかったなあ。今までの古いボールは、もうどうでもいいと思ったらしく、むちゃくちゃ噛んだようで、すでに穴が開いていた。今まで大事に使っていたのに、新しいのが来た途端これだ。子供に新しいおもちゃを与えると、古いのに興味が無くなるのと同じなのかな。新しいボールに穴を開けたら、今度は次はないからね！大事に使うように。これは↑以前、新しいボールを与えたときの写真。

  2008年11月11日

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• 病院から予約確認のメール

  先週の中頃、携帯に携帯にメールが入った。それは病院からで、今週に検査の予約が入っているので思い出させる為のメッセージだった。「へええ～」って妙に感心してしまった。ポルトガルでもこんなことするんだー。他の病院はどうなんだろう？ポルでも、歯医者から予約確認の電話がかかったことがある。歯医者の場合、６ヶ月先に検診の予約を入れたりするから、半年後の予定は未定だし、患者も忘れている可能性大なので、予約確認の電話は必須だ。今回のように、病院から予約確認の、しかも電話じゃなくて携帯にメッセージというところがちょっとびっくりしちゃった。電話でいちいち患者に確認するより、携帯メールの方が、電話に出る出ないにかかわらず一方的に送れるので便利だもんね。「ポルトガルもやるなあ～」と変な事に感心しつつ、自分の予約の時間があやふやだった事を思い出した。よかった、メールをもらって。送れないように行かなくちゃ。

  2008年11月10日

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  ポルトガルの石畳

  ポルトガルを旅行した人なら分かると思うけど、街は石畳が多い。横断歩道も、石畳で作られている事も多い↓。リスボンの街の石畳は、とても素敵な模様が多いので、歩いていても楽しい。近所の家の庭では、海をモチーフにした模様が石畳で作られている。帆船やタツノオトシゴ、波の模様があるの。すごく凝っていて可愛い。写真を撮りたいのだけど、さすがに人の家の敷地内なので。。。隣町を散策中に、見付けたのはこれ↓。車いすの人専用の駐車スペースのマーク。これも石畳で作ったんだ。初めて見た～。職人さん、すごい！駐車スペースに車がちゃんと収まっていない所は、さすがポルトガル。。。

  2008年11月07日

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  小便少女って知ってる？

  ブリュッセルに行った時の事。目的は友達家族に会いに行く事だった。ベルギーワッフルとムール貝を食べる事が、第二の目的。観光はどうでも良かったので、ガイドブックなんて持っていなかった。街の案内は、勿論友達に丸投げ！お願い～。友達が「小町ちゃん、小便少女というのがあるけど、見てみる？」と聞いて来た。「小便少女～？聞いた事ない。小便小僧なら聞いた事あるけど。。。」と私。折角なので拝見することにした。レストラン街の小さな路地を進んで行くと、、、あった↓。何これ～！！なんだか、小便小僧を見た時のように微笑ましくなれない。恥ずかしくて、その場を早く去りたいような感じ。。。３つも南京錠がかけられているのは何か理由があるのかな？この艶かしい姿をみた観光客に悪戯されないようにとか？この像の前に募金箱があって、その収益はエイズ撲滅やガン撲滅の役に立っているらしい。でも、私は募金もせず、逃げるようにその場を立ち去っちゃった。友達のガイドブックには「全裸で放尿する姿は、物議を醸し出している」と書いてあった。そうよねえ、リアル過ぎて笑えなかったもん。

  2008年11月06日

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• 我が家のブルート

  先週末からぎっくり腰のアンソニー。激痛に耐えられなくなり、遂に病院に行くことになったけど、待合室から溢れ出る患者の数に激怒りして、私に悪態をついた。その後、別の病院に行き、応急処置をしてもらい帰宅。まだまだ痛かったけど、それでも少しは楽になった様子。すると冷静になったのか、私に悪態をついたことを詫びて来た。「ブルートになって悪かった」とアンソニー。Burutoとは、ポル語で、野蛮な悪い奴のこと。そうよ！あんたは悪い奴だわよ。誰が夜、車で病院探しに苦労したと思ってんのよっ！！ブルートと聞くと、ポパイを思い出す。あのブルートも、野蛮な悪い奴だったなあ。でもあのブルートの名前の由来は、ラテンの名前のブルータスらしいけど。。。むかーし、若かりし頃、ひょろひょろで長身だった私が、髪の毛をひっつめた時に、「オリーブみたい」って言われた事がある。一度だけね。笑「ねえねえ、昔に私は『オリーブ』って言われた事があるんだけど。。。アンソニーはブルートでしょ。オリーブのヒーローであるポパイは何処なの？」とアンソニーに嫌みっぽく聞いた所、、、「ポパイはほうれん草の食べ過ぎで、具合が悪くなり降板になった」とアンソニー。アホかっ！ブルートとオリーブしか居ないアニメかあ。。。ちょっと考えちゃうわね。そんなくだらない会話をし、我が家のブルートは今日誕生日を迎えた。ああ、今日も病院通いだ。。。

  2008年11月04日

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• お疲れ気味の私

  ここ２、３日酷い目にあっている。土曜日の午後にアンソニーがぎっくり腰になった。以前もやった事があるらしいが、今回はかなり強烈な音が両方の腰からしたらしい。土曜日の夜に「急患で病院に行こう！」と主張したけど、頑固に断るアンソニー。翌日は激痛でベッドから出られない。家にあった痛み止めや湿布を使ったけど、何の効果も見られなかった。それでも病院には行きたがらない。アンソニーの顔を見ないニーナーも一日中不安がっているし、家の中は暗いし、もうっ！昨日の朝ご飯はベッドでパンを食べたけど、昼ご飯はパス。夜、食卓に着いたけど、激痛で椅子に座れない。食卓に肘をついて体を支えないと痛みで苦しいようだ。私が口うるさく「家にいても良くならない、病院に行こう！」と言い、最後には激痛で我慢出来なくなって、病院に行く事を承諾した。着替えも下半身は難しいので、私が靴下やらズボンやらを履かせた。家を出たのは、夜の９時過ぎ。私が車で高速を飛ばして、国立病院の救急に到着したのが夜の１０時。待合室にはすごい人だかり！日曜の夜の１０時だっていうのに、なんという人数だ！付き添いの人も多いのだろうけど、大きな待合室に入れなくて、寒いのに外に何人も待っている。付き添いも含めて、７０～８０人位は居たと思う。それを見たアンソニーは、「そんなに待てるか！家に帰る！！」と激怒り。激痛のせいもあるんだけど、私に怒りをぶつけた。まあ、こういう時はまともに聞かないようにするしかない。家に帰っても治療はないし、改善するとは思えないので、また車を飛ばして、その病院とは家を挟んでまったく反対側の病院に行った。そこは私立の大きな病院で、アンソニーの公務員保険を使えるらしい。あまり待ち時間もなく、痛み止めの注射、点滴による抗炎症剤の投与をしてくれた。１０時半過ぎから、１２時過ぎまでかかった。少しは良くなったけど、まだすごく痛いらしい。時間外なので腰のレントゲンは撮れないので翌日来るように言われた。薬も処方されたけど、時間が夜中の１時だし、開いている薬局は知らない土地の遠い所にしかなく、車であっちにいったりこっちにいったり。。。薬は結局諦め、家に帰った。夜１時半過ぎで、ニーナちゃんが不安そうに出迎えてくれた。可哀想に。。。で、本日、朝薬局に走り、昨日の病院にレントゲンを撮りに行った。んが、整形での診察を受けられるのは、来週の火曜日だって！（昨日の救急では専門医はおらず、一般救急）今が一番痛くて、今専門医に診察して欲しいのに。。。仕方が無いので、家に帰ってから専門医が居てすぐ見てくれる所を電話で探し、明日の診療予約となった。はあ～、疲れた。。。病気になるといつも思う。日本って保険があったら、どの病院でもどんな保険でもだいたい受け付けてくれる医療天国。患者が病院や医者を選べるもんね。こっちはそう言う訳にはいかないから大変。あっちにいったりこっちにいったり。。。へとへと。また明日も病院通い。患者は一番大変だろうけど、付き添いの私も疲れるわ。ああ、病気になれないポルトガル。。。前もこの言葉を日記に書いたなあ。。。

  2008年11月03日

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  大人の為のキティーちゃん

  ポルトガルでも、街でちらほらキティーちゃんグッズを見かけるようになった。サンリオショップは何軒かあるけど、ほんとうに数える程。それに高くて、お子様にはたくさん買い与えられないような値段。だからなのか、結構大人の女性（おばさんだったりもするけど）がキティーちゃんTシャツを着ていたりする。デカイ胸にバーンとキティちゃんが。。。いつだったか、こちらの芸能ゴシップ雑誌には、５０歳近い女優さんがキティーちゃんがバーンとついた大きなバッグを持って、にっこりポーズを決めていたのを見た時はびっくりした。「そうか、キティーちゃんはこっちでは大人のものなんだー」って思ったっけ。まあ、日本でもキティーちゃんの小物を持っている女性はたくさん居るとは思うけど、Tシャツや大きなバッグを持ち歩く大人の女性は稀だと思うが、如何でしょう？ショッピングセンターの下着屋のショーウインドウ。キティーちゃんのアンダーウエア↓。照明も暗く、なにやらキティーちゃんらしからぬ怪しい雰囲気。テーマは「小悪魔」かなあ？これって、いわゆる勝負下着になるんだろうか？ポルトガル人男性に聞いてみたい。。。

  2008年10月31日

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  小鳥を介抱する

  先日、昼頃に玄関のチャイムがなったので「何だろう～？」と恐る恐る出てみると、隣りの奥さんが立っていた。「家の窓ガラスに小鳥が激突して倒れちゃったの。アンソニーなら介抱の仕方を知っていると思って。。。」と、小鳥を握って持って来た。そ、そんなこと言われても。。。アンソニーは居ないし。彼女は、田舎出身のアンソニーが動植物関係の知識が豊富なので、どうにかしてくれると思ったのだ。隣りの奥さんは外出したかったようなので、とりあえず私が小鳥を預かる事にしたけど、どうしたらいいのか。。。鳥かごがないので、キッチンの床に新聞紙を敷いて、脱衣籠をひっくり返して、その中に小鳥を入れた。もう立つ事は出来たけど、最初はぼーっとしていた。脳しんとうを起こしていたようだ。しばらく動かない。アンソニーに電話をしたら、すごく写真を撮りたがっていたなあ。胸の部分がオレンジ色の奇麗な鳥。この近くにたくさん居るんだけど、近くで写真を撮るのは難しいからね。水を与えたけど、飲まない。しばらくして、ばたばた羽ばたきだした！脳しんとうから復活したようだ。脱衣籠の穴に頭を突っ込み、脱出をはかっている。このままでは可哀想なので、逃がしてやる事にし、籠を持ち上げて捕まえようと手を入れた途端に、隙間から鳥が逃げ出した！しまったっ！！キッチンから応接間に逃げられたら天井が高いので捕まえる事が出来なくなる！急いでキッチンのドアを閉めた。小鳥をなんとか捕まえようとする私は、今考えれば鬼婆のようだったと思う。小鳥はしばらくキッチンの中を飛び回り、床にへたばったところを脱衣籠で捕まえた。そして無事逃がしてやる事に成功。ほっとした。いや～、いい汗かかせてもらったよ。応接間に逃げ込まないでよかった。鳥の去った後には、フンがたくさん落ちていた。帰宅後のアンソニーに話したら「小鳥ちゃんは、よっぽど怖い思いをしたんだね。可哀想に。」だって！本当に私が鬼婆みたいな言い方。私だって可愛そうよ。助けようとしたのに、汗をかくはめになり、いろいろな所にフンをされてさ。夕食の片付けが終わった後に、食器収納扉に、びちゃーっとフンが付いているのを発見。くそ～、まだあったのか！怒りに変わった瞬間。。。

  2008年10月30日

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  格安チケット自慢

  ９月にデュッセルドルフからブリュッセルまで行った時の旅行代金の話。行きは、リスボンからデュッセルドルフまでブリティッシュエアウェイを使った。他には片道で手頃な値段の航空券がなく、ヒースロー経由で時間がかかってしまったんだけど、６人の仲間がいたのでワイワイ楽しかった。税込み１３０ユーロ。その後、デュッセルドルフからケルンまでドイツ国鉄で移動。３０分で約１０ユーロ。ケルンからタリスというベルギー新幹線↓で、ブリュッセルまで行った。所要時間２時間２１分。本当は２等席で４２ユーロかかるらしいけど、早めに予約したので安い席が残っており、なんと１５ユーロ！ラッキー！！この新幹線は、ケルンからパリまでも行く。所要時間３時間５１分。２等席で９１ユーロ位だけど、安い席が残っている場合には２５ユーロでパリまで行けちゃう。すごい！あの時はパリに行く事は考えていなかったけど、行けば良かったなあ。。。ブリュッセルの友達の家を訪ねた後、ブリュッセル航空でリスボンに戻った。航空券は税込み59.99ユーロだった（航空運賃は１１ユーロ、その他はTaxなど）。ブリュッセルの友達は、新幹線の値段と航空券代に「知らなかった～」と驚いていた。彼らは、いつももっと高い正規の値段を払っていたよう。。。どうして外国に住んでいる私がブリュッセルに住んでいる人に、ブリュッセルの格安旅情報を提供しているんだろう？という訳で、今回はかなりお得に旅をしたような感じ。その中でも、ドイツ国鉄３０分の旅が１０ユーロって、かなり割高に思えて来た。

  2008年10月29日

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• 背が伸びなくなるには、、、

  先日、夕食の片付けをしている時に、アンソニーがざるを拭き拭きしていたので、急に思い出して「日本では『ざるをかぶると背が伸びなくなる』というがあるんだよー」と教えてあげた。すると、「うちの田舎では、『温かいブロアを頭に乗せると、背が伸びなくなる』と信じられている」とアンソニーが言った。ブロアとは、トウモロコシの粉で作ったパンのこと。ええ～っ！温かいパンを頭に乗せると背が伸びなくなるの？知らなかったー。昔、アンソニーの姉の背の高さを心配したアンソニーの母は、娘の頭に温かいパンを乗せたんだって。昔だったし、女の子なので、背が高すぎると苦労すると案じたのだろう。不意打ちで、頭に自家製の温かいパンを乗せられて、お姉さんは激怒したらしい。しかも小麦粉で頭が真っ白になっちゃったんだって。年頃の娘なら、頭が真っ白になったらそりゃ怒るだろうなー。温かいパンを頭の上に乗せた効果もなく、お姉さんはあの年代にしては背が高い女性になった。それにしても、どうして温かいパンなんだろう？今度田舎にいったらお義母さんに聞いてみよう。

  2008年10月27日

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  アイラブユーワイン

  我々夫婦は滅多に一緒に買い物に行く事がない。スーパーに行った時は、足手まといのアンソニーをワイン売り場に残し、私は急いで他の買い物をする。アンソニーが何本か選んだワインの中にこんなワインがあった↓。その名も「Amo-te」ワイン。我が家近くのCatralvosというワイナリーのワインだ。ポルトガル語で「アイラブユー」って意味。すごい名前だなー。ほほ～、これは私に買ってくれたのね～。普段私にこういう言葉をささやかないから、その代わりなのね。だから私が一人で飲むっ！いや、愛は分け与えないといけない。だから半分ずつだー。醜い言い争いをしながら飲み干した一本。美味しゅうございました～。

  2008年10月25日

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• どんぐりどんぶり

  我が家のコルクの木は、どんぐりで鈴なり。（コルクの木にもどんぐりがなるって知ってた？）このどんぐりはかなり大きい。長さが３センチ以上もあるジャンボサイズ。落ちて来てタイルの地面に当たると、すごい音がする。先日の強風の時なんかは、夜にベランダの金属の梯子にばらばら落ちて来て、夜中に金属音を聞いて飛び起きちゃった。朝、庭に出ると辺り一面どんぐりだらけなので、レレレのおじさんのように箒でかき集める。今年は例年になく、大量のどんぐりがなっている。かき集めたどんぐりは、羊のエサになるので、塀の向こうへ捨てる。すると、放牧中の羊達がどんぐりを食べにくるのだ。どんぐりを食べるなんて、イベリコ豚みたいでしょ。どんぐりを一番喜んでいるのは、ニーナちゃん。現在は、どんぐりが一番のおもちゃ。私達がどんぐりを蹴っ飛ばしたり、投げたりするのをチャッチする。どんぐりがたくさんあるので、何十分も遊びに付き合わないといけない。ニーナはエサの時間も集中出来ない。遊ぶ為のどんぐりがたくさんあるからだ。食べるのをやめると、私がどんぐりを投げそれを彼女が拾って、エサの皿に入れる。またエサをちょこっと食べて、どんぐりを拾ってエサの皿へ。同じ事を何回も繰り返すので、エサの上はどんぐりで一杯になる。まさしく、「どんぐりどんぶり」のよう。時々、どんぐりをかじって味を確かめ、美味しいのがあったら食べている。君は、どんぐりを食べる高級イベリコ豚か！肉も霜降りになっているに違いない。はあ～。どんぐりが全部落ちるまで、ニーナのどんぐり遊びは続くんだろうな。ニーナよ、どんぐりどんぶりは美味しいかい？集中して食べようよ～。「集中！！」って昔、学校の先生がよく言っていたっけ。ニーナにも「集中！！」って指導してもらいたいわ。

  2008年10月23日

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  アンソニーの趣味は分からない

  顔、態度に似合わず、花柄が好きな私。洋服はさすがに自分に似合わないのを知っているので、花柄の洋服はほとんど無い。ベッドカバーやクッションカバーなど、家の中には花柄のものを使いたいと常々思って来たのだが、ことごとくアンソニーに反対されて来た。だから、家の中にも花柄のものは無い。キッチンの窓の目の高さに、目隠しの小さいレースのカーテンを付けるのが夢だったけど、これも大反対にあって未だ実現せず。く～っ！！アンソニーはフェミニンなものは嫌いのようだ。だが、先日IKEAに行った時に、アンソニーが何を血迷ったのか、「この布地を買って、テラスのテーブルクロスにしよう！春になったらテラスで使うんだ。」と選んだのが、これ↓。えええええ～っ！これをアンソニーが選んだの？これでいいの？実は、私も可愛いなと目を付けていたけど、アンソニーは嫌いだろうな～と思っていたんだ。ちょっとびっくり。これはフェミニンじゃないけど、何て言うのかな～。。。ポップアート？こういうのはオッケーなんだろうか？ニーナのお城の為に、彼がIKEAで選んだ布地もこんなんだったし↓。。。アンソニーは、春になって新しいテーブルクロスを使うのを楽しみにまっているようだ。オットの趣味は、まだまだよく分からない。

  2008年10月21日

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  ねずみになったニーナ

  先日、夕食の支度をしていた時の事。タコのリゾットを作ろうと、タコを茹でて切る所までは終わっていた。でもリゾットだから、アンソニーが帰宅してから作らないといけないなーと思い、そのまま放置。ニーナに夕飯を与えて、キッチンの鍵を閉めなかったのがいけなかった。。。そのままキッチンを去ったのだ。なんかがさがさ音がするなーと思い、再びキッチンに行くと、、、タコが３０％程消えていた！ニーナが、申し訳無さそうな顔で舌なめずりをしていたの！！こいつーーー！！「人様のものを盗むなんて、ダメじゃない！さっき、夕飯を食べたでしょ！！」と、お尻を叩いたけど、反省している様子はない。もっとくれ～と、側にまつわりついている。そんなに旨かったか、ニーナよ。我々のタコが少なくなっちゃったけど、あの時気が付いて良かった。もう少しで、ニーナに全部食べられるところだった。タコ無しの、タコのゆで汁を使ったリゾット。。。寂しい夕食になるところだった。私が鍵をかけなかったのがいけないんだけど、腹立たしい限り。というのは、スーパーの魚売り場はいつも客が多く、待つのが面倒くさくて、３週間程タコを買うのをギブアップしていた。そしてやっと手に入れたタコだったから、余計にニーナに腹が立つ。きい～っ！！魔女の私はニーナに魔法をかけた。くるくるくる～どん！注）アンソニーが合成写真をつくった。本当のねずみの写真は、コチラの日記。ニーナはねずみになった。ど～だ、困ったか？でも、顔をみると反省していない様子。。。

  2008年10月20日

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• 商品管理がなってない！

  先日、値段表示と実際に支払う値段が違うと、スーパーネタを書いたばかりだけど、今日ももう一つスーパーの文句。昨日、ドイツ系安スーパーで、消費電力の低い電球が売り出される予定だったので、出勤前のアンソニーをスーパーに送り込んだ。ほとんど開店と同時に入ったのだけど、電球は一つもなかったんだって。何種類かの電球が売り出されるはずだったけど、どれもこれも売ってなかった。売り切れた訳じゃなく、最初から無かったのだ。アンソニーが店員に聞いた所、「電球はすべて潰れていました」って答えたんだって。すごい言い訳だ。配送の都合で、何個か壊れるものはあっても、全部潰れるはずないでしょう。配送のプロなんだし。。。きっと、売り出しに間に合わなかったんだ。こういうことは、今までにも何回かあった。売り出し日に張り切って行くと、売り切れた気配もなく、数日後にその商品が山のように積まれている。きっと、電球もそんな感じなんじゃないかな～。でもさ、広告出して、人を呼び寄せている以上、商品が納入されていないってまずいんじゃない？同じく昨日、私が我が家近くの別のスーパーに行った。そこでは先月から３ヶ月間「耐熱ガラス料理容器」を５０％の値段で売るという広告をしていた。スーパーでいくらか買い物をすると、その金額にあわせてシールをもらい、そのシールをパンフレットに貼付けて、希望のガラス容器が５０％オフの値段で買えるという仕組みだ。すでに一ヶ月以上経っていて、買おうかどうしようか散々迷ったあげく、ついに決心して、昨日スーパーに行った訳。商品は店内には無いのは知っていたので、受付に行って聞いてみた。すると、、、ずーっと入荷していないらしい。広告では、１ヶ月前から始まっているのだけど、いままでずーっと無かったんだって。「明日には入荷しますから、絶対に！！」と係の人は言った。嘘つけっ！広告出して、この始末。。。ポルのスーパー商品管理ってこんなものだ。

  2008年10月17日

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• エイズ検査を勧める。

  私達夫婦は決して若くはないので、ここ数年、健康診断をする事にしている。血液検査、心電図、胸のレントゲン撮影などを行う。去年の血液検査の際に「エイズの検査もしましょうね」とドクターに言われた。心構えが出来ていなかったので、ちょっとびっくりしてしまった。身に覚えはないけど、性体験のある人なら誰にでも感染の危険はある。断る理由も無かったので、検査を受ける事にしたのだけど。。。何故びっくりしたかというと、まるで、総コレステロール値を調べたいかのように、血液検査でチェックする項目に、エイズ検査もふくまれたからだ。そう、あっさりと。。。私が日本に居た頃だったら、余程具合が悪くて、その症状からエイズが疑われる場合じゃないと、ドクターはエイズ検査をしないんじゃないかな？アンソニーも、２年前に体調が悪くなり、いろいろ検査をし、その中にエイズ検査も含まれていたけど、それは理解出来る。疑わしいものは、調べないとね。日本の医療事情は、あの時から変わったのかな？どうなんだろう？でも日本人の性格上、まだ積極的にドクターが普通の健康診断でエイズ検査を勧めることはないような気がする。「普通の健康診断の血液検査でエイズ検査も勧められた」と言ったら、「私がアジア人だから夜の商売でもやっていると思われているんじゃないか」と言う日本の医療従事者もいた。まだ、この程度なのだ。エイズ検査を勧めたのは、あのドクターだったからだと思い始めた。モザンビーク出身のちょっと色の黒い女医さん。性格がおおらかで、ビッグママって感じの人。「どうしたらそんなにスリムになれるの、教えて～」といつも私に聞く。彼女だから、私にもアンソニーにもエイズ検査を勧めたのかな。ところが、今年に入って別の病院で、血液検査をすることになり、またしても「エイズ検査もやりますか？」とあっさりと聞かれた。また驚いちゃった。去年のドクターだけじゃないんだ。ポルトガルでは、ドクターは患者に検査をするように勧めているのかな？まあ、たまたま二人のドクターがそうだっただけで、全部か全部という訳じゃないだろうけど。。。他の国はどうなんだろう？そして、今の日本の状況はどうなんだろう？ちょっと垣間みてみたい気がした。

  2008年10月16日

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• 値段が違う！

  最近よくあることなのだが、スーパーの陳列棚に書いてある値段と、実際のレシートの値段が違うことが多い。特定のスーパーだけじゃない。この周りには、大型スーパー、中型スーパーとあるけど、最近どこに行ってもそんな感じ。棚に表示されている値段より、実際の値段が安かったらうれしいんだけど、いつもその逆。私、数字の暗記力はすごく良い方なので、たくさん買い物をしてもすぐ気付いてしまうのだ。「あ、今日は安いんだー。」と思って買っても、実際は高くなっているのだから。これってひどくない？まあ、大抵は２０セントや３０セント（日本円にしたら３０円か４０円）程度だし、店員に文句を言ってお金を返してもらうまで時間がかかって嫌なので、そのまま帰って来てしまうのだが。。。でも、値段は手入力ではなく、バーコードで読み取る訳だから、あの商品を買った人は皆、私と同じはめになっているはずだ。ポル人は数字に弱そうなので、値段が違う事に気付いていない人も多いんじゃないかな？しかし、先日、玉ねぎ一袋の値段を1.5ユーロも多く取られた時には、さすがに文句を言った。２１０円多く取られたら、文句も言いたくなる。レシートを見たら、玉ねぎなんて文字はなく、買ってもいない「じゃがいも３キロ袋」と記載されてあった。玉ねぎが、じゃがいもと機械に登録されているのだ。これだよ、これ！！機械はバーコードを正しく読み取るけど、そのバーコードがどの商品でどの値段なのか正しく機械の方に登録するポルトガル人の仕事がいい加減だから、こんなことになっちゃうのだ。機械は正しい。それを管理するポル人の問題だな。

  2008年10月14日

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  ビーフの言葉

  夏頃からだったかな～。。。リスボンに行く沿線で、下の写真の様な広告を見るようになったのは。英語学校の広告らしい。生の肉のかたまりがどーんと載っている。広告の下の方には「ビーフ達の言葉を学ぶのはとっても簡単だ」と書いてある。ビーフ達って、何？？しばらく考えてから、「あーっ！」と思い出した。ポルのブログ仲間のjasmimさんが、以前「英国人のことをあだ名でビーフと呼ぶ」とブログに書いていた事を思い出した。英国人達はバカンスになると、料金が安く、天気のいいポルトガルのリゾート地にやって来て、ゴルフを楽しんだり、海水浴や日光浴を楽しむ。もともと肌が白いので、肌を焼くと真っ赤に「生肉ビーフ」みたいになっちゃうから、そう呼ばれているらしい。なるほろ～。そういう事って、言われてみないと分からないものだ。お勉強になりました～。そう言えば、日本一時帰国の時に、ヒースロー経由だったんだけど、英国人おじさん達のゴルフツアーお帰り組と飛行機が一緒になった事がある。子供の遠足のように、皆で大騒ぎして楽しそうだった。その誰もが真っ赤に日焼けして、赤鬼みたいで怖かった記憶がある。あれがビーフなのね。。。ここ数日、太陽光線も弱まり、ビーフに変身する季節も終わりを迎えつつあるポルトガル。でも、英国人は肌が白く太陽光線に慣れていないので、ポルの冬の太陽でも真っ赤になっちゃうんだろうなー。だからやっぱり、ビーフと呼ばれるのだろう。。。

  2008年10月13日

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  ブリュッセルで食べたもの

  今日は、ブリュッセルで食べたものの写真。厳選して、二つだけ。ベルギービールとムール貝が有名だよね？ベルギーはドイツに並ぶビール王国なんだって。それならベルギービールとムール貝を注文しなくっちゃ。これは一人前だけど、二人分頼むとバケツに入って出て来るようだ。どの人も大量のムール貝を食べていた。友達が「小町ちゃん、ムール貝の食べ方知ってる？」と聞くから、「はて？貝が開いているので、このままフォークを使って身をはがすんじゃないの？」と言った所。。。「こうするのよ」と実演して見せてくれた↓。すでに空になっているムール貝の殻を、トングのように使って、他の貝の身を剥がすのだ。２枚ついている殻は、ピンセットみたいな役割をするんだ～。知らなかった～！この歳までムール貝の食べ方を知らなかった私は無知？一つお勉強になってしまった。ポル風の味付けに舌が慣れてしまった私には、少々味付けが物足りないと思った。ポルだったら、もっとあれこれ入れてパンチの強い味になるんだろうな～、なんて想像してしまった。アルコール度数の強いベルギービールにやられたのか、ふらふらしながらレストランを出て、街を歩くことに。やっぱり、これは食べないとね。ベルギーワッフル↓。いちごやチョコ、クリームがぶりぶり乗っているのが美味しそうだったけど、初めてなので、一番シンプルなものを食べて味を確かめたいところ。粉砂糖がかかったシンプルなワッフルを食べた。1.5ユーロ。美味しゅうございました～。でもね、一番おいしかったのは、写真はないけど、やっぱり「ベルギーチョコ」。友達がアンソニーの為にお土産に買ってくれたものなんだけど、日本人のパティシエのお店から買って来てくれたもの。チョコファンじゃない私が絶賛しちゃうチョコ。アンソニーと「うま～い」って唸ってしまった。友達の話だと、その日本人パティシエはチョココンクールで２位だったそうだ。なぜ２位だったかというと「甘さが足りないから」。外国人審査員を納得させるには、もっと甘いチョコが必要だったのねえ。。。外人はあまーいのが好きだもんね。ああ、またとろける様なベルギーチョコが食べたい！と甘い夢を見る私。。。

  2008年10月08日

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  小便小僧のおしっこはビールだった。

  世界一美しい広場グラン・プラスを見に行った後は、広場の次に有名な、ブリュッセルの最長老市民である小便小僧に会いに行った。ご対面～！ぴかぴかした衣装が王子様みたい↓。ジュリアン君という愛称なのだとか。。。他にもたくさん衣装があるんでしょ？世界中から衣装が送られている衣装持ちなのだ。今回はこの衣装だけど、次に来た時は違う衣装をつけているんだろうな～と思っていると、誰かが来て衣装を脱がせ始めた。おおっ！小便小僧のヌード姿だ！ラッキー！！ヌード姿激写↓、、、って何がラッキーなんだ。衣装が変わる瞬間か？と思っていたら、、、大人達がジュリアン君を囲み、なにやら作業をしていた。息を飲んで、何が起こるのか見つめる私。ドキドキ。。。おしっこが出る部分にコップを近づけていた。よーく、見ると黄色い透明な液体↓。こ、これはビール？？コップを近づけたり、遠ざけたりしてビールをついでいる～。ほどよく泡が立っているおしっこビール↓！その日は広場のお祭りが開催されていたので、その余興の一つだったようだ。いや～、ビール大好きの私でも、さすがにこれには手を出せなかった。なんか、バイキンが一杯いそうで。。。それにしても、すごいものをみさせてもらったなあ。。。多分一生忘れない光景だと思う。

  2008年10月07日

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• 学生と先生はタダ。

  金曜から義姉夫妻が泊まりに来ていたので、またまたおさんどんで慌ただしかった。来月も大学の後輩が来るし。。。おさんどんから解放されるときは無いのか。と言う訳で、ブリュッセル旅行記の続きを書きたかったのだけど、時間が無かった。週末は、義姉夫妻とリスボン観光～。げげーっ、この１ヶ月で旅行者の為のリスボン観光は３回目だよお。義姉夫妻は田舎に住んでいるので、リスボンに来る時は、買い物をするのみで、観光場所には足を踏み入れた事が無いらしい。何処も知らないの、ポル人なのに。驚いちゃった。彼らが行った事の無い場所をピックアップして、ケルースの宮殿、ジェロニモス修道院、国立馬車博物館に行くことにした。国立馬車博物館は、私も初めてだった。さて、その写真は後日日記にアップするとして、、、今回言いたかったのは、アンソニーの入場料がタダだったということ。行く前にネットで調べたら「学校の先生と生徒は無料」とあった。生徒を引率する先生が無料なんじゃないの？お金を払う窓口には、そんなことは書いていないので、窓口で確認し、証明書を呈示し、彼だけ無料になった。へええ、大学の先生も同じ扱いを受けるんだ～。今までいろいろな所を訪ねても、そんな特典があるとは知らず、アンソニーは全部入場料を払って来た。そうだったのか～、今まで損をして来たねー。今回訪ねた場所は、国が管理している場所なので、国の学校で働く彼に特典があったみたい。だいたい、何処でも５ユーロの入場料が必要だから、その日だけで１５ユーロお得。で、また思い出したことがある。大学の後輩が来た時の事。いろいろな場所に連れて行ったのだが、「２５歳までの学生は入場無料」だった。彼女達は２１歳。二人とも、世界で通じる国際学生証（顔写真入り）をしっかり持っていたので、だいたいどこにいっても無料だった。ガイドする私だけ、しっかりお金を払った訳だ。「２回も３回もガイドで同じ場所を訪ねなくちゃいけない私が、どうしてお金を払い、他の人は無料なの～」って、心の中で叫んだ。今回で、学生と先生には特典があるということを目の当たりにした訳だ。

  2008年10月06日

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  世界で最も美しい広場「グラン・プラス」

  ドイツに住んでいた頃は、近かったのに全く興味の無かったベルギー。一度も足を踏み入れた事はなかったが、、、いや、一度だけドイツとの国境沿いを運転中に入った事はあったっけ。。。友達が旦那さんの仕事の関係でブリュッセルに住んでいるので、この度訪ねた訳である。ブリュッセルと言えば、ヴィクトル・ユゴーが「世界で最も美しい」と賞賛したグラン・プラス(Grand Place)を見なくちゃ！細い道を歩いて行くと、美しい市庁舎が見えて来た↓。この日はフェスティバルが開催されていたようで、いろいろな国から露店が出ていて多くの人出賑わっていた↓。そう言えば、市庁舎のバルコニーから、ちょうど結婚したばかりのカップルが出て来て皆に祝ってもらっていたなあ。市庁舎の正面にあるのが、王の家 Maison du Roi↓。非常に美しい。。。広場の周りは、他にはこんな建物に囲まれている↓。あ～、一眼レフで撮ったらもっと素敵だろうになあ。。。広場を去る前に、もう一度美しい市庁舎を眺めつつ↓。。。その後、ブリュッセルの最長老市民である小便小僧に会いに行った。つづく。

  2008年10月01日

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  ケルンからThalysに乗ってブリュッセルへ

  ドイツ国際平和村での活動が終わり、皆と別れてから、友達の住んでいるブリュッセルに遊びに行く事にした。ケルンから、ベルギー新幹線Thalysが出ており、２時間２０分程でブリュッセルの中心地に着くので、それを利用する事にした。皆と別れてから、一人でデュッセルドルフの街にくり出し、日本食やその他の買い物に走った。昼は一人で、ラーメン屋のカウンター席でラーメンを啜った。周りは皆日本人。ネクタイにワイシャツ姿の人々に囲まれてラーメンを啜り、「一体ここはどこ？」って、日本に居る様な錯覚に陥った。そりゃそのはず、デュッセルドルフのインマーマン通りは日本人街だもんね～。日本食材店、すべて日本の本が売っている書店、日本のクリーニング店まである。すごい～。デュッセルドルフからケルンまでローカル電車で、３０分程。新幹線の時間まで、余裕があったので、ケルンの大聖堂に行かなくちゃ。ドイツ時代に一度訪れているんだけど、あの時はびっくりしたなあ。駅からすぐ近くということだったのだけど、あんなに近いとは思わなかったので、駅を出て目の前に高くそびえる大聖堂を見て、びっくりしちゃった。心構えが出来ていなかったのに、目の前に飛び込んで来たからね。バルセロナのサグラダファミリアを見たときも同じ状況だったっけ。そんな過去を思い出しながら駅を出ると、やっぱり目の前にドドーンとそびえ立つ大聖堂にまた驚いちゃった。あ～あ、コンパクトデジカメじゃ、この迫力が伝わらない。広角で撮れないとなあ。。。こう言うときは、一眼レフがいいなあと思った。大聖堂の中に入って見学したけど、奇麗な物を見て感動を分かち合う人がいないのでつまらなかった。カフェで時間を潰したのだけど、喋る人がいないってつまんないなあ。人間観察も飽きるし。。。ドイツ時代に、到着後、早速車を買って、地図を片手に散々一人でいろいろな所まで運転して出掛けた結果、「自分には一人旅は向いてないな」との結論に至った事を思い出した。私は素敵な景色を見て「奇麗だね～」とか、美味しいものを食べて「美味しいね～」って、思い出を共感出来る人が居ないと、旅はつまらないと思ったのだ。一人旅が好きな人もたくさん居るけど、私は苦手みたいだ。新幹線の時間になったので、ホームで待っていると、ワインレッドの車体の電車が入って来た↓。車内は快適。今までのドイツ語オンリーのアナウンスと違い、まずはフランス語、ドイツ語そして英語のアナウンスが流れ、国境を越える列車なんだなーって思った。ブリュッセルまで、約２時間２０分。あちらでは、ホームの上で、友達が幼い子供二人を連れて待っていてくれるとのことだったので、一人新幹線に乗っている間も寂しいことはなかった。知らない土地なのに、私を待ってくれている人がいるって、わくわくするものだ。

  2008年09月30日

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• ドイツ国際平和村の子供達

  ドイツ国際平和村のあるデュッセルドルフ近郊は、すでに寒かった。前日３０度近くあったリスボンから、一気に秋深まるドイツへの気温変化はすごかったなあ。平和村のスタッフから「建物の外に出る時は、上着を着るようにお願いします」と言われた。なぜかというと、子供が風邪を引かないように上着を着させるのだが、大人が上着を着て手本にならないといけないからだとか。なるほろ～。寒かったので、皆黙って上着を着て移動したのだけど。。。学生達は、ドイツ語でクイズやダンスの出し物を企画していた。クイズは、分かりやすくて非常に楽しかった。子供達が、積極的にクイズに答えており参加型だったので、去年の紙芝居よりよかったと私は思っている。ダンスも、学生達が考えたもの。日本の歌を使い、ドイツ語で替え歌を作り、皆でカラオケに行って録音して来たんだって。すごい楽しい音楽で、踊りも可愛い。のりのり。ずいぶん後で、子供達が歌を口ずさんでいたんだって！それぐらい、インパクトがあったようだ。毎年、出し物を考える学生達には頭が下がる。学生達が踊った後、子供達も前にやって来て、皆でダンスタイム！男の子も踊るんだよね～。可愛いったらありゃしない。誘って、渋々前に出て来てダンスをするけど、一番楽しんでいるように見える子もいた。「一緒に踊ろう！」って誘うと、松葉杖を見せて「僕は踊れないんだ」と言われ、「しまった～。。。元気そうに見えるけど、健常者じゃないんだった。。。」と反省する事もしばしば。あ～、あ。。。でも、松葉杖でも踊る子もいるんだよね～。一緒に生活している訳ではないので、子供それぞれの状況の把握が難しい。。。毎日、子供達の世話をしているスタッフはすごいなあ。自分の担当する子供達の状況を把握しているんだから。。。日本から救援物資として、歯ブラシ、コップ、歯磨き粉、ガーゼ、使い捨てゴム手袋の箱などの大量の衛生用品が持ち込まれた。ガーゼは、オペ後に施設内で消毒する時に使われるらしい。日本から来た仲間達のスーツケースの半分が、救援物資で埋まっていたらしい。お疲れさまでーす。今回接触した子供達は、男の子が多かった。歯ブラシを使って、歯磨き指導をする時に、子供に一本ずつ歯ブラシを選ばせた。私はアンゴラ出身（ポル語を話す）の子供担当だったので、他の国の子供がどんな色を選んだのか知らないけど、アンゴラの男の子達は、「青、黄緑、オレンジ、赤」の柄の歯ブラシから、ほとんどの男の子達が鮮やかな「赤」を選んだ。へええ～。日本の男の子だったら、青か黄緑の寒色系を選ぶだろうな～と思いながら見ていた。帰国後アンソニーに話すと、「アンゴラで一番人気のサッカーチームは、ポルトガルのベンフィカというチームで、そこのチームカラーは赤だから、アンゴラの少年達は、赤の歯ブラシを選んだのではないか」とのこと。ははあ～、そういう事だったのか。。。皆の歯磨き指導が終わるまで、時間の開いた子供達は２階の部屋に戻って、学生達と折り紙をしたり、ダンスをしたり。１階にいると、ドタバタ楽しそうな音が聞こえて来た。アンゴラの男の子に、「皆と２階に行く？」と聞いたら「脚が悪いので行かない。ここに居る。」と言うので、しばらくお喋りをすることにした。アンゴラの男の子一人に、大人６人。私と少年以外には、お互い言葉がわからないので、数字を紙に書いて年齢当てクイズが始まった。日本人は、外国では実年齢より若く見え、年齢を当てるのが難しい。黒人にとっては、更に難しそうだった。実際の年齢を言うと「え～！嘘でしょう！」って大きな目を丸くして驚いていたっけ。慣れて来ると、日本人女性の靴下からのぞく足首を「ピン」って指ではじいて、感触を確かめて、年齢を吟味しだした。おもしろ～い、この子！大人６人相手に、楽しませるセンスのある子。皆大笑い。ふと、少年の状況に気が付いて、悲しくなった。皆、家族の元を離れ、怪我や病気を治す為に一人で頑張っているんだ。寂しいときもあるだろうに。。。楽しい時に見せる笑顔は、どの子も素敵だった。「ドイツでの治療が終わって、早く家族の元に帰れますように。」と願わずにはいられなかった。

  2008年09月29日

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• ドイツ国際平和村でのボランティアについて

  ドイツ国際平和村での活動に、今年初めて参加する仲間がいたので、今年も施設を見学させてもらったのだけど、内装がちょっと変わっている事に気が付いた。「子供の人権問題もあり、写真撮影は控えて下さい」とのことだったので、写真はないのだけど、去年は真っ白だった廊下の壁が、楽しそうな絵で一杯だった。とある企業の協力で実現したものらしい。「子供達の為に何かしたい」のだが、いきなり子供に接触するのは難しいので、平和村との話し合いの結果、壁に絵を描く事になったようだ。そうか、こういう協力の仕方もあるんだな。あそこで働くスタッフも、子供に接触するスタッフだけじゃなく、私達みたいなゲストをお世話するスタッフもいる。子供とは別棟で宿泊している私達のシーツの用意をしたり、朝ご飯のセッティングをしたり。。。その人は、その仕事が好きなんだと言った。子供が苦手な人でも、これならお手伝いすることが出来る。引退した大工さんは、少年達に木工を教えている。皆で工作して、ベンチを作ったりするんだって。女の子にはお裁縫や料理を教えるボランティアもいる。そうか、ボランティアってすごく難しく考えていたけど、自分で出来る事をすればいいんだ。それでは、私達は何が出来るんだろう？って毎年、真剣に考える。来年までの宿題なのだ。平和村で、交代で子供の面倒を見るスタッフは５０人。この人達が、３００人ぐらいの子供の面倒を見ているんだから頭が下がる。それ以外に登録スタッフと言うのがいて、子供の病院の付き添いに行ったりする。日々子供の面倒を見るスタッフが、一人の子供の病院の付き添いに行ってしまうと、他の子供の面倒が見れないからだ。また、特別な言語を操れる人も登録ボランティアになっている。例えば、アフガニスタン、タジキスタン、ウズベキスタンで話される言葉。知らない国に連れて来られて、言葉も分からず、病院で精密検査などを受ける時に、不安で一杯の子供にその国の言語で説明するボランティアがいる。またドイツ国内では、３００もの病院が登録されていて、無償で子供達の治療にあたっている。すごいなあ。。。日本にはそんな施設や組織はないよね？平和村を訪れるということは、島国出身の私達がそう言う事を学ぶ機会にもなるのだ。

  2008年09月26日

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  ドイツに「ヒロシマ通り」

  今年も大学の仲間達と、ドイツ国際平和村に行って来た。ポルトガルに来ていた５人と一緒にデュッセルドルフへ。デュッセルドルフのホテルで、１６人の仲間が集まった。皆、デュッセルドルフ入りする前に、思い思いの旅行を楽しんで来たようだ。男子学生達は長い夏休みを使って、アジアを放浪しながらドイツ入り。女の子の人気は、やっぱりフランス。２グループがパリとモン・サン・ミッシェルに泊まって来たんだって。あとは一人でイギリスからドイツ入りした子とか様々。無事集合出来た事を喜び合い、皆でそれぞれの旅を報告し合いながら結団式。翌日、公共交通機関を使って、いざ出発。去年はバスをチャーターしたけど、今年は経費削減で、自分たちで公共交通機関を使って平和村入りした。デュッセルドルフから電車とバス２本を使って行かなくちゃいけない田舎なのだ。大きなスーツケースは、デュッセルドルフのホテルに置いてもらうことになった。バスで皆で大きなスーツケースを持って移動するのは、他の乗客に迷惑だからね。私がガイドのおばさんとなって、緊張しながら皆で移動。無事、バス停に着いた！平和村へ続く道は、なんと「ヒロシマ通り」なのだ。ほらね↓。まさか、ドイツで日本語の道案内を見るとは思わなかった。原爆の悲惨さを忘れないため、また日本からの多くの寄付に感謝の意を表して「ヒロシマ通り」と付けられているそうだ。なるほろ～。私にとって更に面白いのは、ポルトガル語が組み込まれている事である。普通ドイツだったら、通りの名前は「○○ strasse（通り）」となるはずなのだが、ポルトガル語の「通り」という意味である「Rua」が付けられている。Rua Hiroshima。これは、平和村で生活するアンゴラ出身の子供が多いので、ポルトガル語でこの通りの名前を付けたかったからだ。アンゴラで使われているポルトガル語で、代表して通りの名前を付ける事によって、世界で被害を受けている子供達の事を忘れないという意味を含んでいるそうだ。この「Rua」という言葉を通り名に付けるにあたって、許可が下りるまでかなりの時間がかかったとか。ドイツでも、「Rua」の名前のついた通りは、ここにしかないのではないだろうか。通りの名前一つ付けるにも、様々な思いが込められているのだなあと感じた。

  2008年09月24日

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• 妻公認で夫はデート

  大学の後輩で、２１歳の女子学生二人が５日間に渡って我が家に居候していた。彼女達の到着から数日して、お世話になった教授とお伴二人（男性チーム）がリスボンに到着して、一気に忙しくなり、目が回る日々。既に女子学生たちにはジェロニモス修道院やベレンの塔など案内してあったので、私が男性チームをリスボンを案内する時に、予定がぽっかり開いてしまった。私の客だし、アンソニーには迷惑をかけないようにしたかったので、私が彼女達をリスボンに連れて行き、「男性チームとは別行動で、まだ見ていない部分の市内観光をするか、もしくはショッピングセンターに行ってお買い物を楽しむのもいいんじゃない？」と提案した。するとアンソニーが「僕が女の子達を引き受けてもいいよ」と言い始めた。彼が車を運転して、どこか素敵な場所に連れて行ってくれるというのだ。女の子達は、嬉しそう。アンソニーは、週末ゆっくりするはずだったんだけどなあ。。。まあ、彼がそう言うならと女の子達のお世話をお願いした。女の子二人との外出が決まった前夜は、普段休日では剃らないひげをそって、るんるんしている様子。アンソニーの奴！！私が男性チームの観光を担当している間、彼らは景色の良い岬や洞窟などに行って楽しんだよう。普段私達も行かない場所。それって、まるきっきりデートみたいですぞ。私が居ると私が全部通訳してしまうけど、今回は彼女達が一生懸命片言の英語で会話して、仲間意識が強まったようだ。アンソニーは、彼女達の恋愛相談まで受けたんだって。私ですら聞いてない。中年ポル人アンソニーが、可愛いスレンダーなアジアの女の子二人を連れて歩く姿を、行く先々で何人ものポル男性が、羨ましそうに振り返りながら見ていたんだって！ポル女性って、丸くてころんとした人が多いからね～。アンソニーは鼻高々。あの～、あなたのガールフレンドじゃないんですけど。。。妻公認のデートから、彼らの心の距離はぐぐっと縮まって、家事も協力しあい、皆楽しく過ごす事が出来た。最後の晩餐では、女の子達は寂しくなってしまったようで、口数も少なめ。私は、彼女達とデュッセルドルフに行くので、アンソニーが空港まで送って来てくれた。空港でお別れの時、彼女達が書いたメッセージカードをアンソニーに渡した。これを見て、私は「まずいな～」って思った。アンソニーは感激屋なのだ。女の子達がしくしく泣き始めたっ！やばいっ！アンソニーも泣き始めたぞ～。女の子達は、その場で一人で立って手を目に当てながらしくしく泣いている。これが外人だったら、抱きしめ合い、ホッペにキスをするんだろうけど、何たって彼女達は日本人。しかも海外生活の経験もないから、その場でしくしく一人で泣いているの。アンソニーは日本人女性の取り扱いをどうしていいか分からないようだったので、私が「ハグしてあげたら～？」と言うと、３人で抱き合って泣いていた。それを見つめながら、ぽっつり待っている妻。なんか、不思議でしょ？しばらく放置しておいたのだけど、泣き止む気配がなかったので「さあさあ、皆さん時間ですよ～。飛行機に遅れちゃいます。」と促し、お別れをした。ツアーガイドだな、こりゃ。。。

  2008年09月23日

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• 日記、復活！

  ９月１０日から大学の後輩が二人、我が家に居候していた。毎日早起きして、観光案内、おさんどんと大忙し。数日後、お世話になった教授とそのお伴が二人リスボンを訪問していたので、再び観光に付き合い、皆で我が家で晩餐。すでにへとへと。その後、全員でデュッセルドルフへ行き他の仲間と合流、ドイツ国際平和村へ行き活動。ホテルの手配、レストランの手配、公共交通機関の手配などを私がやったので、皆を引き連れてガイドさんの役割を果たした私。さらに疲れが。。。その後、皆と別れて一人でブリュッセルの友達を訪問し、何故だかそこでもポル料理を作った。まだ終わらないのか、私の仕事。この２週間、本当に忙しかったなあ。日記を書く暇もなかったし。。。面白い出来事が一杯あったけど、忙しさで忘れちゃったなあ。「ゆっくり思い出して、また日記を書いて行こう！」とふらふらする頭で思っているところなのだ。

  2008年09月22日

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• 若者達のエネルギー

  先週、突然知らない日本人女性から、家に電話がかかって来た。フルネームを言うけど、聞いた事もない。「はて？」。。。その若い女性は「小町さんのお母様の知り合いで、、、」と母の事を引き合いに出した時に、気が付いた！母の友達のお孫さんが、語学留学でポルトガルに来ると聞いていた。緊急連絡先で我が家の電話番号をおしえていいよ、と言ってあったのだった。まさか、電話をかけて来てくれるとは！不思議な縁で、母とそのお友達は、娘達の幼稚園の母の会で、今でもつながっているのだ。その子のお母さんと私は同じ幼稚園らしいけど、数年先輩のようで、私は会った事がないので知らない。しかし、一体何年前のことよ。娘達はみんな４０過ぎてるっていうのに、母の会はまだ不滅のようだ。。でも、数年先輩の女性のお子さんが、大学生になって異国で語学を勉強しに来ているのだから、素晴しいことだと、子供の居ない私は感心する訳なのだ。よその方は、この年齢でりっぱな親として子育てを完成しつつあるのだから。私はなんて呑気なんだろう。。。電話をもらった翌日、早速リスボンに会いに行って来た。一緒に留学するお友達も一緒で、新生活に対する期待、うきうき感が伝わって来た。いいなあ～、楽しい未来が待っているって感じ。おばさんもエネルギーをもらっちゃった。その夜、アンソニーが可愛がっている大学院生の男の子が、彼女を連れて我が家に遊びに来た。同じ学部だけど、科は違う彼と、共通の趣味の写真をとおして意気投合したみたい。頭が良く、働き者でたくさんのいい仕事をしているよう。奨学金財団の一番優秀な賞をもらったとか。自分の意見をしっかり持っていて、アンソニーと対等に話せる所も気に入っているみたい。でも学位を取っても大学には残らずに、企業に就職をきめたとか。彼なりのしっかりした意見を聞いた。惜しい人材を無くすと、アンソニーは言っていたなあ。でも、企業のお金儲けの研究が嫌になったらまた戻って来るだろう。今までいろいろなアイデアが湧いて、自分の好きなように研究をして来た彼には合わないかもしれないし。その場合には、国内に留まらず海外でポスドク生活を送るそう。そうよねー、海外ポスドクも引く手あまたでしょう。輝ける未来だわ。そうやって、先週は普段接触しない若者達から元気をもらったおばさん。またまた若者と接触する機会が訪れた。今日は、私の出身大学から、二人の女子学生がやって来る。ドイツ国際平和村に行くまで、我が家で過ごすのだ。さて、今回はどんな風になることか。若いエネルギー充電か、はたまた消耗か。乞うご期待。

  2008年09月10日

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