なやましの森

　まだ時間があったので、最後は『龍宮窟』に行きました。

　と言っても行先は全部夫任せ。
　私達はうたた寝して目が覚めたら運ばれていた状態です。




　眠くて渋っていた息子も、この階段を降り始めたら急に
冒険気分になってテンションが上がったみたい。




　「うお～！」
　何か見えて来たぞ？




　向こうが見える穴と、上にはぽっかり大きな天窓。




　というか、360度ぐるっと断崖に囲まれています。
　これは珍しいし不思議。




　地層が見えます。
　海底火山から噴出した黄褐色の火山礫が堆積したものが
地殻変動で地上に現れたそうです。

　壮大な時間をかけた地球の芸術品ですね。
　詳しい成り立ちは​​こちら​。
　



　遊歩道があるので崖の上に登ってみました。




　何か所かのぞき込むところはありますが、ここから見た時だけ
ハート型（？）に見えます。




　ちょっと右にずれてみました。
　木が邪魔だけど、こっちの方がハートっぽいかな？

　元は二つに隔てられていた洞窟が波の浸食で壁がなくなって
一つになったのだとか。
　ん～、神秘的












　また別のスポットから外を見ると、お隣のサンドスキー場が
ちらっと見えます。




　別の角度から覗き込むとこんな感じ。








　これが先ほどのサンドスキー場。
　テレビで何度か見たことがありますが、自然にできたものとは
知りませんでした。




　次に来る時はぜひチャレンジしたいと思います。




　竜宮窟があるのは田牛海岸。
　ここも大変美しく、見ているだけで気持ちいい。








　小さな洞窟発見。

　こうやって波にさらわれていくうちにいつか竜宮窟も
消えてなくなる日が来るのかもしれませんね。












　そしてこのタイミングでおやつにしたいと言い出す息子。

　手にしているのはペリーロード近くの『​平井製菓​』で買った
​カフェオレあんぱん​です。




　巨大きのこのようなぽってりとしたかわいいフォルム。




　中にはコーヒー味の餡と生クリームが入っています。

　このお店はガイドブックに牛乳あんぱんが載っていたので
通りがかりに買ってみました。

　でも味は息子のみぞ知る。
　一口も分けてくれなかったわ (;´∀｀)








　帰り道、稲取の『​徳造丸​』でほわっほわの焼きサバを試食。

　帰省のお土産に金目の煮つけとまぐろの生ハムを選びました。
　生ハムっていったいどんな味なのかしら。












　黄昏れてゆく景色をぼんやり眺めていると、ぽつぽつ雨が
降ってきました。

　そして伊東の辺りでしょうか。突然夫が
「あ～っ！！」
と声を上げました。




　よく気づいたもんだ。さすが軍事オタ。
　こんなところでこんなものにお目にかかるとは。

　私もパパラッチよろしく暗闇の中ズームを使って瞬時によく
これだけ撮ったと思うわ。

　この旅のクライマックスはこれでした。