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病み上がり気分を励まして、午後から学部へ出かける。快晴で夏らしい雰囲気が、ちょっと明るい気持ちにしてくれて助かった。
先週から今週始めにかけて、2人の教授に別々の件でメールがしてあったのだが、どちらも返事がないので、“Just in case”なんてメッセージと一緒に送ったドキュメントのプリントアウトを届け、『お返事いただけると嬉しいです』と、ちょっとプッシュしておこうという心積もり。夏休み中のことではあるし、そうでなくても普段から研究に、教授にと、超忙しい人たちをつかまえて話をしようというのだから、返事がこないくらいの事で困ってもいられない。 実際、博士課程の学生でもない私に付き合ってくれる彼女たちも大変だと思う。教授たちにしてみれば、直接博士課程に進学はしないと決めた私とプロジェクトなどをやっても、手間がかかるばかりでメリットは少ない、というかほとんどない。しかも、私は自前のトピックに関するプロジェクトばかりで、教授たちの研究を手伝って何かやっているわけでもない。修士論文はコースの中に組み込まれている選択肢だから、学部としてもちゃんとやってやらなくちゃと思ってくれているかもしれないが、その他の自主プロジェクトに関しては、これまでもこれからも、海のものとも山のものとも、芽が出るのかどうかもわからないようなものばかりなのだが、W教授にしても、R教授にしても『おもしろいわね。あまり時間は割けないけど、やりましょう』と二つ返事で引き受けてくれている。その寛大さにいつも有り難さあまって、申し訳ないなぁ、と思うのである。 人が少なく静かなカレッジのビルに到着し、何はともあれL教授のオフィスへ向かう。大事を頼まなければならないので『会ってお話しするお時間をいただけませんか?』とメールしてあったが彼女の返事もまだ受け取っていなかった。ドアの下からでもメッセージを滑り込ませて残しておくつもりだったのに、予期せぬことに、オフィスに彼女がいた!! わぉ。ドギマギする私に、『ごめんなさいね、返事できてなくて。ちょうど良かったわ、まぁ入りなさい』とL教授。いつも以上にまわらない英語でもって、彼女にとっては手間が増えることにしかならない頼みごとをする。 ひとつは来月別の大学へ移るW教授のかわりに私のアカデミックアドバイザーになってほしいという件。もう学部のコースワークは終わったのだが、特科のカリキュラムを終えるまでもう一学期ある。アカデミックアドバイザーなしで過ごすわけにはいかない。もうひとつは、修士論文のコミッティのチェアを引き受けてほしいという件。これもW教授がチェアだったのだが、学校を移るにあたってコミッティにメンバーとしては残れても、チェアはできないと言われていたのだ。そりゃもっともだ。 いくらかやりとりがあったが、L教授、両方とも快く引き受けてくださった。さらにはもう今後やるべきことの指示とアイディアの話が出てきた。聞きしに勝る彼女のパワーに今さらながら驚きつつ、彼女に頼めて良かった、と思いつつ小一時間ほども打ち合わせて部屋を辞した。本当に良かった。ほっとした。 食料品の買い物をして、6時半頃部屋に戻ってメールを見たら、もうL教授から今後やることを整理、指示するメールが入っていた。す、すごい・・・(汗)。こりゃ、彼女のペースについて行くのは本当に大変だよ。よかったぁ、博士学生じゃなくて。L教授の愛弟子Izzyluvさんに畏敬の念をいだきつつ、作業にとりかかった。えらい夏になりそうな予感だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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