087017 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

プロフィール

みのむしPupa

みのむしPupa

日記/記事の投稿

バックナンバー

September , 2024
August , 2024
July , 2024
June , 2024
May , 2024
April , 2024
March , 2024
February , 2024
January , 2024
December , 2023

お気に入りブログ

購入するのをいっと… kaitenetさん

平凡な大学教員 back… Izzyluvさん
だーれんの中国帰国… だーれんさん
玉虫左太夫の徒然草 玉虫左太夫さん
Katie's Diary Katie0924さん
欧州生活16年目 - … mezzanaさん
北欧浮き草暮らし モナくまこさん
北京ビジネス最前線… ぺきんのぐっちさん
ぶらぶらブラジル日記 Gaobrazilさん

コメント新着

 どぴゅ@ みんなホントにオナ鑑だけなの? 相互オナって約束だったけど、いざとなる…
 ドライブ好き@ 風呂入るのメンドクサイ! <small> <a href="http://feti.findeath…
 リナ@ 今日は苺ぱんちゅ <small> <a href="http://kuri.backblac…
 しおん@ ヤホヤホぉ★ こっちゎ今2人なんだけどぉ アッチの話…
 通な俺@ 愛 液ごちそうたまでしたw <small> <a href="http://hiru.kamerock…

フリーページ

July 14, 2004
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
午前中は仕事の準備。採点をし、ノートを作り・・・今学期もあと2週間。4日しか授業ができないと思うと少々焦る。

*[似文化異文化奇文化] 歴史教育は国家プロジェクトであり・・・

OY氏から電話をいただき、仕事の話と来学期の特別授業の相談、そして昨夜の話題の続きで話し込んでしまう。

昨夜でた話題の中で私にとっては衝撃的だったのは、『歴史教育というのは、その国の国民を“作る”ための国家プロジェクトだから、国家が多角的に、もしくは自国について否定的な歴史教育カリキュラムを推進するわけがない』という事実。そして『国家主導の教育の中で、多角的な視点に基づく歴史教育をしている国がはたしてあるのか?』という問い。

これは、“日本人というDNA”は先天的に作られるものと後天的につくられるものと、それぞれどういう要素が形成しているのか、というトピックの中で出てきたもの。歴史がご専門のOY氏、T氏から、ただの歴史好きの私に至るまで、日本の義務教育課程の歴史教育はやはりあれではまずいだろうという点で一致している(なんせ仕事柄、教科指導要領を見てしまっているワタシタチ)。

『つくる会』の教科書の賛否は別の話しとして、歴史の本質のひとつとして、歴史上の“事象”は存在しても、立場が違えばその事象の受けとめられ方は違うわけで、後世からその“事象”を振り返った時、唯一の“真実”などは存在しないということになる。歴史は数学の公式のようにコレにあてはめて考えて答えはコレ、というものではない。見方・立場の違いによって自ずと何通りもの解釈が生じるのだから、ひとつの歴史的事象についても多角的に教えなければその“事象”の本当のところには近づけないわけである(“事象”の本当のところは永遠にわからないし)。

だから、出来る限り多角的視点に基づいて歴史教育はなされるべきだ、と思うし、だからこそ教科書検定やら歴史のカリキュラムに憤慨もするのだが、その一方で、上の通り、これが自国民を作るための国家プロジェクトである以上、実際、国家が自国に不利な歴史解釈の教育を推進するはずがない。そりゃ、そうだよなぁ。

他国の例は、私も調べたことがないから正確なところはまったくわからないが、知る限りでは韓国は韓国の観点で教育しているし、中国、台湾もそうだと聞いている。アメリカは言わずもがな。アメリカの現地校で生徒たちが学んでいるアメリカ史のクラスの内容を聞いていると空恐ろしくなる。

そうなると、いわゆる“多角的な歴史教育”ができるかどうかについて、国家主導は到底望むべくもない、というか望んだって国家の教育担当としての文部科学省にそんなことができるわけもなく、つまり現場の教師の力量にかかっている、ということになるのだろう。カリキュラムに関してはとても柔軟にさせていただいているアマチュア教師の私たちとは違い、日本国内で社会科を担当されているプロの先生方は、本当に大変だよなぁ、とつくづく思う。

*[似文化異文化奇文化] 国民性より個人の性格でしょ

昼過ぎにフランス人のVを空港まで送る。ニューヨークへ一週間旅行するのだが、昨日悲鳴のような電話がかかってきて、今日彼女を空港まで送るときに、一緒に自分の貴重品も受け取り、旅行中預かってくれという。どうしたのかと言えば、彼女、アメリカ人学生とルームシェアしているのだが、このルームメイトがなかなか困ったものらしい。

掃除をしないとか、台所の洗い物をしないとかは定番の苦情として、Vを最大に不安にさせているのは、そのルームメイト嬢、一年間に鍵を4度もなくした上、部屋の窓を閉めないという人らしい。彼女らは一階に住んでいるので、その大きな窓を閉めていなければ誰でも入ってこれてしまう。Vは何度も窓を閉めてくれと頼んだそうだが、彼女はついぞそれができず、彼女の猫は開け放たれた窓から逃げてしまい、ある日鍵を忘れた彼女はその開け放した窓から部屋へ入り、誰でも易々部屋へ侵入できることを証明してみせたそうな。

来月からは新しい部屋で新しいルームメイトと暮らすVだが、その前に直面したこの一週間部屋を不在にするタイミングが気が気ではないのだ。無理もない。私同様留学生の彼女は、部屋に貴重品がある。PCやチェックやカードだけでなく、パスポートにビザ、I-20だって持っていて、これらは盗難にあったり紛失したりするといきなり大変なことになってしまう。ニューヨークに持っていってもいいようなものだが、それもまた不用心といえば不用心。で、Vは一切合財の貴重品を小型のトランクに詰め込んで私に預けていった。助手席でさんざん苦情をぶちまけた彼女、別れ際に『まぁ、ミシガンでのゴチャゴチャはすっかり忘れて、ニューヨークを楽しんでおいでよ』と言ったら、元気で賢い23歳はしっかりスマイルして旅立っていった。

まぁ、フランス人がアメリカ人と住んだからそんな目にあったというよりも、それはやっぱり国民性よりも個々人の性格としつけの問題だよ、と思う。言わなかったけど。

*[雑記] 『King Arthur』も見てきました

今日もラボでこき使われ、ランチも食べずに働きつめて帰ってきたルームメイトAの気晴らしに、一緒に映画に出かけることにした。両方が持っているあり合わせの食べ物で結構しっかりとした夕食を食べた後、私は急いで今日のタスクを片付けて映画館へ。先週末のボックスオフィスN0.2の『Anchorman』とNo.3だった『King Arthur』のどちらを見るか最後まで迷ったが、Aがもともと見たがっていた『King Arthur』を見ることにした。

いやぁ、まぁ、演出がヒドイとか、TV俳優さんばかりで演技がやはりどこそこ映画チックじゃないとかいうことを差し引いても、これはなぁ・・・という感じだった。何が一番“オイオイ”だったかと言えば、『フリーダム』と『平等』を連発するアーサーの台詞回し。『フリーダム』のために戦うというくだりも、ウムムムムという感じで、こう言っては出演者のみなさんにも制作者さんにも誠に申し訳ないが、まるでこれではホワイトハウスとペンタゴンがハリウッドに頼んで作ってもらった啓蒙映画、という感が漂ってしまう。『Traning Day』と同じ監督の作品なんだけどなぁ。

帰ってきてからチェックしたら、映画批評はC+で惨憺たるものだが、観客のRatingは以外に高く、平均でBが出ている。『中世歴史ファンには絶対にオススメ。映像も素晴らしい』なんて評と共にAとかA+なんて評価もチラホラあるが、時代考証が怪しいところも結構あったし。時代劇に長けた国から来たものとしては、やはりちょっと辛うございました、ハイ。

King Arthur





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  July 15, 2004 03:06:35 PM
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X