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カテゴリ:読書
題名に惹かれて読み出しましたが、結構重い(?)内容の本でした。
筆者の米原万里さんは、共産党員のお父さんの仕事の関係で、プラハのソビエト学校に通い、 そこで世界50カ国以上からきたクラスメートと学校生活をおくる… その後日本に戻り、高校生の頃、東欧諸国の民主化、民族紛争等の政情不安に心を痛め、 大人になってから何十年ぶりかで当時仲良しを訪ね歩く… …というお話です。 この本がスゴイのは、政治の本でもないのに、政治に興味がわくところ 加えて、作り話でもないのに、まるでドラマのようなところ… などどいうと不謹慎かな…? ま、事実は小説より奇なり、っていいますしね~ (不謹慎ついでに、共産党って、自民党等とは違い、worldwideなのね~) 9才から14才というプラハ滞在期間にロシア語に習熟した米原さんは、 ご存じのとおり日本で通訳として活躍されていますが、それだけではない、 文章力と深い洞察力で、読み応えのあるドキュメンタリーに仕上がってます。 軽い切り口で、深ーく東欧問題について考えさせられる本です。 嘘つきアーニャの真っ赤な真実 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.12.05 00:45:35
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