我ら親子は美しい山に魅了されていました。
KALALAU LOOKOUTに着くと　今まで見たワイメアを
反対側から見ているので　その神秘さ　荘厳さには　ため息～～。

車に戻り　左側の道を見ると
非常になだらかな山道で
顔お見合わせて　「行ってみるか！」　「おう！！！」

足元を見ると息子はビーチサンダル？？？
まっOKでしょう、と道を下る。
サインには4WDは通行可能の文字、、、、

まっ　大丈夫だろうと　てくてく歩く。
この先に　あの滝が有るんだな　ワクワク～～～～

３人組がやってきた。
滝まで何分？　って聞いたら、
40分だね。と　彼ら。

ちょっと遠いなあ　どうする？
息子は　「行くでしょう！」　キッパリ。
じゃ　行くか。

だんだん道は狭く　険しくなるが、流石ハワイの山、
ヘビはいない。安心。

4WDで来て　植物を採集している老夫婦に遭遇。
レイなどの材料を調達してる模様。

こんどは上り坂になる。
かなりキツいが　自然が本当にすばらしい！
変わった花　発見！！！！！！





さらに奥に行く、　間違いなく　ジャングルです。
ここは　南国のジャングルだ！！！

雨が降って来た。もう40分は歩いてるが　道は険しくなるし
何故か　カレーの匂いがして来た。何故だ？？？
息子も　「確かにカレーだわ。」
頭の中が　？？？？？？？？？？
誰かが作ってるのか？　こんな山の中で？？

ほとんど道がなくなった。ハワイ特有の赤い泥　泥　泥。
息子はビーサンで大苦戦。

「帰るか？」
「いや、滝を見るよ。」
「山で遭難するのは　下山する勇気がないからだぞ。」
「遭難～～～～！！！！」

シーンと音も無く　聞こえるのは風の音だけ。
いや　滝の音？

黙って歩き出す2人　それでもビーサンでは限界　歩くのは無理。

デジカメのストラップを鍵を使って切る、
それをワラジの紐のようにする。
ちょっと短い　困った　本当に困った。
だれも来ないし　どうしよう、、、

女房がくれた　世界お守りお紐を使おう！　お守り役に立つ！
よし　なんとか　ビーサンワラジ完成。

何とか歩けるようだ。
ん、、、、滝の音？
やった　もう近くだぞ　俄然　元気が出る。

あれ～～？
道が分かれてる　どうする？？？
サインもあるが　滝とはひとことも書いてないぞ。

まっすぐ進む。
もう歩いた後さえななくなって来た。
頭の中に　遭難の文字、、、、、

帰るか？　行くか？　思考能力が大低下。
滝の音が遠ざかる。それでも　必死で歩く。
ヤバい、
終わりか、
ハワイで死ぬなら本望か、
俺は良いけど　息子には未来が、、、、、

んんっ　水の音！　確かに水の音！
茂みをかき分けて進む。
ハワイと言うよりベトナムか。

ああああああああ＝＝＝＝＝＝＝＝＝
滝じゃない　上流の川に来てしもうた！！！！！




まあ　いいか。とにかく到着。
ゴーーーーオオオル！！！

帰りが悲惨なのは　言うまでもない。

格言
「ビーサンはビーチを歩くもの　
山はマウンテン　マウンテンサンダルなんて物は無い！」